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16 移動する星



 いきなりで悪いが、今日散歩してたらなぜか星が移動していた。


 こう、地面から150センチくらい上のあたりを星の形をした何かが飛んでいた。


 なにこれ。


 いくら異世界っていっても、空からお星さまが落ちてくるほどファンタジーしてるわけじゃないよね?


 うん?


 星はどこかを目指してるみたいだ。


 暇だし、ついていってみよう。


 よくわからん理解不能星のあとを小一時間くらいかけてついていくと、どこかの谷底にたどりついた。


 はてはて。


 星はその谷の底に吸い込まれていくけど、どうしたもんかな。


 さすがに碌な装備もなく、谷底へゴーするほど明日を顧みない生活はしたくない。


 なので、改めて家に帰って、準備することにした。





 そして数日後。


 それっぽい装備をしてから再び谷へ。


 慎重に降りれそうな岩場を見つけながら、そこへと降りていくぞ。


 すると、みょうちくりんな建物発見。


 シルバーでメタリックで、いかにもSFって感じの場所だ。


 ごめんくださーい。


 誰かいませんかー。


 いない?


 いませんねー。


 じゃ、はいりまーす。


 扉のノブひねってみたらあいたんで、扉をくぐって中に。


 するとたくさん部屋があって、そこにはカプセル。


 いかにも生命つくってますよみたいな液体の入った円筒形カプセルの中に、今までこの世界で見た事のある生き物が入っていた。


 うーん。


 なんぞこれ。


 なんて思っていると、星っぽいものがやってきて、カプセルを操作。


 見た目星で指なんてないのに、なんでか操作してる。


 なんか星のてっぺんからコードみたいなのが出てきて、カプセルの前にある台に接続。


 すると、台についてる液晶がぴぴっとなりながら、なんか光ったり、文字が躍ったりしている。


 その間の星、俺の事ガン無視だね。


 数分間ぼうっと眺めてると、カプセルは光り輝いて、中の液体が消滅。


 上の方の蓋がかぱっとあいた。


 そこからぼうっとした顔の生き物が出てきて、部屋の隅にある台座の上に移動。


 そこに乗ったら、しゅんっと姿が消えちまった。


 あれ、ワープ装置かなにかかな?


 どこにいったんだろう。


 さっきから俺の想像をこえる出来事が次から次に起きてるけど、何一つ答えがもたらされないから、ゼンゼン分かんないね。


 うーんうーんと首をひねりつつ。


 見守り続ける事30分。


 作業を終えた星っぽい生き物は、あいたカプセルの掃除をした後、ワープ装置っぽいものにのって、その場から消えてしまった。


 え。


 これ、放置プレイ?



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