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54話
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野呂 六能
レベル:210135
スキル:【体感時間操作】、【寿命無制限】
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この500年は寝過ごしていない。
レベルの上がり幅は2000程度。
だからどうしたという話だが。
一人でお菓子を作っては、猿の魔獣と物々交換する。
だが、もう欲しいものは何も無いしなぁ。
いつ俺が寝過ごしても良いように、猿の魔獣にはレシピの本を渡すことにした。文字を使わず絵ばかりの本だ。
たったの1ヶ月で彼らは手作りお菓子を作るようになったし、その半年後には彼ら自身が文字を発明し、本を作るようになった。
しかし、どうやら人間のように派閥が出来てしまったようで、俺と懇意にしていない派閥は俺のことが邪魔に思っているのだそうな。猿の魔獣の遣いから教わった。
そろそろ潮時だろう。俺は雲隠れを決意した。
といってもいつも通り、隠れて時間を経過させるだけだが。
俺は1年後に雲隠れすることを伝え、それまでの間に俺の知っている知識の中で彼らに役立ちそうなものを本にして伝えた。途中、俺敵対派閥の魔獣に襲われたが返り討ちにし軟禁し、俺親派の魔獣に引き渡した。




