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41話
俺はパラグライダーみたいな道具を使い、空を飛んでいる。
魔技の補助具、魔技グライダーだ。
魔技で浮力を起こし、それを使って飛ぶのだ。
もちろん失敗したら危ないので、魔技熟練度50以上の者でなければ、使ってはいけない。この熟練度の者は、王都に10人しか居ないほど希少、らしい。
魔技熟練度は、魔技協会が定める魔技のレベルのようなものだ。つまり測ってもらわなければならない、面倒だったな。
俺の魔技熟練度は99で最大値らしい。
そりゃそうだろうよ。
空を飛んでいると、たまに空の魔獣に出会う。
大抵はこちらを恐れて逃げていく。
頭の良い魔獣は、相手の強さが理解できるのだ。
だが、頭の悪い魔獣、こちらの強さの分からない魔獣は、たまに襲ってくる。
お前らのことだぞワイバーン。
鋭い翼を持つ竜族の魔獣、ワイバーン。
しかし頭が小さく、つまりは脳みそが少ない残念な魔獣だ。
その群れが襲ってきた。
俺はすれ違いざまにワイバーンの首を切り飛ばす。
数体の首を刎ねたところで、ようやく俺という脅威を理解し彼らは逃げた。
やれやれ、ワイバーンの素材を回収して売らないといけない、面倒な。
しかし、日本人的なもったいない精神が、俺を動かす。
これも人生か。




