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33話
人類は居た。
しかし、あまり文明が進んでいないようだ。
狩猟民族らしい奴らに囲まれて攻撃されたが、彼らの槍の方が折れてしまい、逃げていった。
逃げている彼らに付いていき集落へたどり着く。
「ひぃぃい!? 命だけはお助けを〜!!」
今更ながら、日本語なのだな。
「お前たちをどうこうするつもりはない。
俺は近くで適当に暮らさせてもらう」
そして、集落の近くに石造りの家を作り暮らすことにした。
集落の彼らは時々、知識を聞きにやって来る。
いちいち同じことを教えるのは面倒だから、版画を作り簡単な本をいくつか作った。
彼らにはまだ文字という文化が無いらしく、俺の作った本の文字がこの惑星の主流となっていった。
後に俺は彼らの子孫達に、千年先の知恵を授けてくれた賢者として崇められる。
ま、どうせ1億と2000年経ったら忘れられているだろう。




