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1話

俺は真っ暗な空間にいた。

目の前には金箔を貼り付けたような金色の肌の女性。


野呂(のろ) 六能(むのう)さん、あなたは死にました。あなたはこれから、いわゆる剣と魔法の世界に転移していただきます。ご希望はありますか?」


目の前の存在は神様的な方なのだろう。


「のんびりと生きたいです。スローライフを送りたいですね」

「では、【体感時間操作】、【寿命無制限】のスキルを差し上げましょう。行ってらっしゃいませ」


質問する間もなく俺は光りに包まれる。


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