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4. リエの秘密

私たちは口の中を貪るように


舌を絡め合った


この美しい友達に


実は憧れを超えた恋心も少し持っていたのかもしれない。


2分くらいだろうか


お互いを堪能した後に


隣にいたタカヤはうすら笑みを浮かべていた


タカヤ「素晴らしいね、この女は男ならず女も夢中にさせるとは。

リエ、この子でいいんじゃない?生け贄」


自分の唇を一度舐めて、わたしの目をじっと見てきたリエ


リエ「ねえ、アヤコ。あなたが大好きよ。

そしていつも私を羨んでたでしょう。

わたしみたいに美しい女にならない?」


…ん?展開がわからない


アヤコ「わたしだってリエみたいに美人になりたいよ。

でもこんな顔で生まれたから、平凡な人生のままなの。

整形はまだできないし…って話が見えないんだけど!」


リエ「タカヤみたいにわたしの血を吸われるだけの人間になるか、わたしみたいに美しいヴァンパイアになるか、どちらか2択よ。

あなたはわたしの秘密を知ってしまった…もうただの人間として生活はできないわよ」


んん…!なんと言う展開

凄いことはあっさり起こると賢者が言ったものだ。


ヴァンパイアの映画とかドラマ、本当に好きだったんだよね

だってイケメンと美女しかでなくて、能力もすごくて

勝ちゲーなんだもん怒


ああ、特別な人間になりたいと朝晩願ったおかげかもしれない…


ただの吸われる対象なんてつまらない、さらに人生負けゲーじゃん


アヤコ「わたし、ヴァンパイアになりたい!リエみたいに」


こうして、ヴァンパイアになったらどうなるかという説明もなしにあっさりと日常は打ち砕かれたのであった

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