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決闘(前日章)

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いきなりの決闘(デュエル)の申し込みをしてきた男子生徒に伯は

「すいません。あなたは誰ですか?あと、何故決闘(デュエル)を?」

男子生徒ははっ、として

「ああ、そうですね。急ぎすぎました。僕の名前は、武田 勝人です。」

 男子生徒ー武田 勝人ーは、身長、体型、髪も短くまとめられていて、とまさに普通といった感じだ。強いて言うならまさに|脇y(モb)

 「今、失礼なこと考えませんでしたか?」

 「いいえ、全く。」

 「はぁ、まあいいです。それよりも、決闘する理由は簡単です。あなたが、強いかどうか気になったからです。」

 「と、言うと?」

 「失礼ながら、あなたは普通コースでありながら、シャリアさんと七織さんと一緒にいますよね?」

 「ん?それが気に食わないと?」

 「いえ、そうではありません。それは、彼女たちの自由ですから。でも、2人は女性です。あなたが2人に合うか気になっただけです。仮にもここは魔法学園。実力がものを言いますから。」

 「なるほど。もし、断ったら?」

 「受ける受けないは自由です。ただ、受けなかった場合、余計なうわさが立つだけです。」

 「なるほど。受けなかったら、勝負から逃げた男と言われ、それを理由にシャリアと姫を近づけさせないための口実ができると。受けたら、受けたで勝つしかないと。負けたら、実力がないと言われ同じく口実を与えてしまうと。」

 「なんで、説明口調?」

 「いや、気にするな。あと、その勝負受けるよ。」

 「分かりました。申請書は僕が出しておきます。」

 「ルールはどうすんの?」

 「はい、まずお互いに魔装を付けます。魔装の耐久がゼロ、もしくはリタイアで終了です。お互いデバイスの使用ありです。あと、近接格闘もありです。まだ、きちんと魔法を僕たちは習っていないので。そちらの方がお互いいいでしょ。」

 「魔装は魔力で作った鎧みたいなものだな。使用者の体に憑依して使う。身体能力が何倍も上がるし、ケガもしない。よく試合とかで使われるんだよな。試合とかで使うものは支給されるらしい。まあ、魔術師としてのレベル上がれば、自分で憑依できんだけどな。デバイスは魔力補助器具で、魔法を効率よく使うために使うものだな。使用者によって、ちょっとずつ違うものになるから、自分に合うの探すの大変なんだよな。中には自分で作る人もいれば、有名なエンジニアに頼んでオーダーメイドを使うやつもいるんだよな。」

 「なんで、だから、説明口調?」

 「気にするな。あと、いつ行うんだ?」

 「明日の放課後で。」

 「了解。じゃあな、勝人。」

 「いきなり、名前呼びか。それじゃ、伯。」

 そこで、勝人はかえって行った。

 「いいんですか?お兄ちゃん。大変なことになぅてますけど。」

 「そうだよ、伯。無理して受けなくてもいいんだよ。それにもし、<仕事>の事ばれたら…」

 「それ、シャリアも考えました。良いんですか?」

 「いいんだよ。別に俺がしたいからしたんだ。お前らは俺の大切な家族だ。それで一緒にいるのは俺たちの自由だし、それに対し、嫌な目を送る奴のいるし、勝手にやらせとけばいい。けど、お前らと会える機会が減ってしまうのは嫌だ。それは、同じだろ?だから、俺が今回勝手にやっただけだ。お前らは何も心配しなくていいんだ。」

 そう言って、2人を抱き寄せる。

 「むふ~。わかりましたよ、お兄ちゃん。でも…」

 「はわ~、ハイハイ、伯、いいよ。でもな~」

 「家族としてですか」

 「ちゃんと、見てほしいよね。」

 「へ?ちゃんと見てるぞ。」

 「普段は、すごいのになんか鈍感出すよね。」

 「それ分かる。鈍感だよね。」

 伯は、2人に関して、誰よりも愛しており、とても唐変木だったのだ。


 伯は自室に戻り、明日のために、4つの自分専用の(・・・・・・・)デバイスの準備をしていた。そして、

 「次こそは、失わない、手放さない、負けない。強くなったから。大切なものを守るために強くなったから。」

 静かに、強く、闘志を燃やしていた。

先日、PV1000超えましたありがとうございます!!

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