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生かす

 二人は敵にゆっくりと近づく。

(結構しんどいな......)

 俺とキルリーは敵の後ろにつく、 そして田波に合図を送る。

「合図きたねー」


 再び田波の合図で相手を斬りつける。

[グサ!]

「......なんだと」


「おい大丈夫か?」

「敵はどこだ?」

 もう片方もやる。

[グサ]

「ぐわあああ」



 モーラスは状況がつかめていない。

「どうなっているんだ......なんでお前たちがいるんだ!」

 それと同時にヒロシと田波はモーラスを捕まえる。

「よいっしょ!」



 一度は避けられたがヒロシが捕まえた。

「危ないだろうが」

「ごめんねー!」

 モーラスを捕まえただけでまだ殺していない。

「お前たち一体どうやってここがアジトだとわかったんだ?」

 田波は嬉しそうに言う。

「秘密ー! モーラス......君ならもっと手こずると思ったのに一瞬だったね!」



 モーラスは動くのをやめて目的を聞く。

「俺をどうするつもりだ」

「ボスからは殺せって言われたんだけどねー」

 そういうと彼の顔は青ざめていた。

「でもね、 殺さないよ......」

「なぜだ?」

「君はあの作戦に必要になるならねー......私たちとある作戦で人材集めているんだよね! まあ今回は殺すように言われたけどね」

「作戦に俺も手伝う......だから生かしてくれ!」



 その話をしているうちに流羽も下に降りてきていた。

「ちょいとどけ」

 そう言いヒロシをどかす。 モーラスは流羽の顔を見て驚いた。

「なんでお前が......」

 そして何も言わずに蹴る。 それを見ている田波は注意をする。

「死なない程度にね」



「お前俺らのことを殺そうと作戦練っていたらしいな?」

 そう言うととても驚いた様子だった。

「なんでそれを......」

「俺は腹が立ったよ......」

 そう言いながら蹴り続ける。 モーラスも反抗する。

「俺だって部下がやられて腹が立ったんだよ! だから今回お前たちを殺す計画を練っていたんだ......だがそれが叶わずして終わりそうだ......」



 蹴り続ける、 彼はどんどん意識が朦朧としてきたところで田波が止める。

「はい! 終わり! 次攻撃すると君をやるからね」



 いつもならそう言われても蹴り続けていただろうけど今回はすぐにやめた。

「流羽あいつ田波のことを認めたのか......」



 その場にある死体はキルリーに任せてモーラスをとりあえず持ち帰る。

「じゃあキルリー後はよろしくね!」

「任せといて! 死体眺めたりするの好きだから!」



 そして他は帰るためにヒロシに捕まる。

「早く行け! こいつの顔を見るだけで腹がたつんだよ!」

「ちょい待てよ! 人数が多いから時間かかるんだよ!」

 ヒロシは時間をかけてテレポートの準備をする。

「早くすると完成してない可能性があるから気をつけないといけないんだよ」



 一度未完成のまんまテレポートし仲間の一人が体の半分しかテレポートされてなかったことがあったのだ。

「へーそんなことがあったんだね!」

「お前もその場にいたから知ってるだろ!」

(この二人どうやら長い付き合いらしい)



 そして完成を待つことを五分テレポートを使う。

「よしいけるぞ」

 俺たちはアジトにテレポートする。


---


「よしついた、 みんな無事だな?」

 ヒロシが確認する。

「無事だねー! よかったねー!」

 すると前からボスと責任者が歩いてきた。

「あれ? 殺してないの?」



 俺たちは正座をする。 そしてなぜモーラスを生かしているかの説明をする。

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