ハルコイ同盟2
いきなり美少女3人に引き摺られる俺。人によってはご褒美なのかもしれないが俺にはそんな性癖はない。どうも太田湊です。
親友のハルに告白かと思いきやこれ。何かのドッキリかな?
そして引き摺られて連れられて来たのは無人の教室。いかにも使われて無さそうだ。そしてやっと解放される。もうちょっと優しく扱ってくれないかな?なんで俺は今上手投げされたんだろう。
痛みに悶絶する中、ロリっ子が喋り出す。
「じゃあ自己紹介から始めようかな?はじめまして!夢咲 七星です。ななせでいいよ!」
「と、とりあえず色々質問させて欲しいんだが…ガハッ」
腹パンされた。どうやら俺に発言権はないらしい。なんだろう新手のいじめだろうか。
「そういえば状況説明してなかったね。ちょっと早とちりだったかな。ごめんね?」
七星と呼ばれる人に謝られた。じゃあ今の腹パン何だったんだろう。
「でも先に自己紹介しちゃうね。今後ずっと付き合ってくことになるだろうから。」
なんか良からぬことを聞いた気がするが気合で無視する。
その後、スレンダーのお姉さんみたいな子が話を始める。
「斎藤 陽葵といいます。今後ともよろしくお願いします。」
やっぱりこの子はスタイルも良いし性格も顔立ちも良い。俺のタイプではないがめっちゃモテそうだな。俺にはまったくもって関係無いのだが。
次に目付きの悪いツインテールが話しかけてきた。
「えーどうも。架橋 瑠奈です。ルナでいいよ。んーと…まぁよろしく。」
何この子めっちゃタイプなんだけど。
目付きこそ悪いが、顔立ちは整っていて、少し幼い面も残っている。人見知りなのか自己紹介の時に頬を赤らめてるのもまたグッドだ。
そんな良からぬことを考えていると、七星が、「よし、3人とも終わったから、次は君だね!」
と、俺に指さして言ってきた。まぁ自己紹介してもらったし断る理由もないので自己紹介した。
「じゃあ、はじめまして。太田湊です。
んー、他になんか言う事あるかなぁ…あ、そうだ。あのーさっき隣にいた子。遥って言うんだけど、あの子の親友です。どうぞよr」「ほんと!?さっきの子の親友って本当だよね!?」
七星もひまりもめっちゃ食いついてる。自己紹介しろって言ったのそっちなのに。もうマジでサゲぽよ。
「ああ、本当だけど、なんで?」
そう言うと、七星が咳払いをする。
「じゃあ本題に移ろうか。湊くん。君に手伝って欲しい事があるんだ。」
…嫌な予感しかしない。