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幻想大陸  作者: しるうぃっしゅ
三部 東大陸編
54/106

四十八章 南へ

短いです。ぎりぎりセフセフ。











 チリチリと焼くような熱さが地上を歩く旅人の肌を照りつける。

 空を見上げれば中天に差し掛かる太陽が、陰り一つなく陽射しを放ち続けていた。

 

 東大陸の中央地帯からやや南よりに広がっている草原をパッカパッカと蹄が音をたてて馬が一頭歩いている。

 毛並みも肉付きも良く、気性も穏やかな良馬。

 そう紹介されてプラダの街を出る時に、アルストロメリアから貰った馬だ。

 

 三頭貰える話もあったのだが、生憎とディーティニアは馬に乗れない。

 意外なことにアトリも乗馬は不可であった。

 なんでも世話が面倒という理由で、乗り合いの馬車に乗るか、歩いて旅をするかのどちらかで各大陸を回っていたそうだ。

 歩いて動き回る方が面倒ではないかとも思ったが、気ままな一人旅のアトリならば、人それぞれなのかもしれない。


 アトリもディーティニアも馬に乗れないため、仕方なしにキョウの馬に二人ともが乗り、三人乗りとなっている。

 二人ともが小柄な身体のためぎりぎり乗ることが出来ているというのもあった。

 ディーティニアがキョウの前、アトリが後ろ。

 両手に花と思うかもしれないが、傍から見れば父親と娘二人という関係にしか見えない。

 

 気温も高く、暖かい空気。それが眠気を誘ってくる。眠気に負けた―――というか、何時も通りというべきか。

 ディーティニアもうつらうつらとしながら背中をキョウにもたれかけながら昼寝をしている。

 同じくアトリも背後から両腕を回し、落ちない様にがっちりとホールドしながら身体を密着させて爆睡している。胸をぺったりとつけているのだが、生憎と女性の膨らみは全く感じられなかった。身長がディーティニアよりやや高いとはいえ、胸の大きさは良い勝負のようだ。


 勿論それを口に出すほどキョウも命知らずではない。 

 昔《操血》に口を滑らせたときは、半殺しにされたのは若かりし頃の良い思い出だ。

 いや、良く考えたら十数年前にアールマティに初めて会ってから、多少仲良くなったある日に胸のことを指摘したら数日に渡って生死が曖昧になる殺し合いを行った経験もある。

 殺し合いといえば、七つの人災では《操血》を除き、もっとも古い知り合いである蒼髪の彼女―――幻想大陸(ここ)では十七歳で通していたようだが本当は確か二十九歳ということをぽろっと漏らしてしまい、命を狙われる羽目になったのが先日の出来事だ。


 意外とアナザーではくだらない事で殺し合いをしていたなー、とキョウの目が遥か遠いどこかを虚ろに眺めた。 

 それを考えたら最近はいらないことを口に出すことも少なくなり、平和な毎日を過ごすことができている。

 アールマティの関連を除く、が。

 冷静沈着なように見えて、キョウは意外と失敗が多かったりする。


 そんなことをキョウが考えているとは露知らず、ある意味器用に馬上で寝ている二人に尊敬と呆れを抱きつつ、出来るだけ移動の揺れを小さくするためにゆっくりと馬を走らせる。

 

 プラダの街から馬を走らせて三日。

 その間にナインテールの事情を説明して二人に許可は取ってある。

 ディーティニアもアトリも、王位種の同行というとんでもない内容に若干呆れていたようだが、特に反対することも無く了承を得ることが出来た。

 それに一応は胸を撫で下ろしたキョウだったが、肝心の本人が未だ姿を現さないことに訝しむも、彼女のプラダ到着を待たずに出発しているのだから合流に時間がかかるのは当然である、と自分で考え納得することにした。 

 仮にも王位種。そのうちキョウ達の後を追跡してくることは可能のはずだ。


 草原を突き抜ける街道はしっかりと整備されており、今のところは昼寝をしている二人が眼を覚ます様子は見られない。

 自分も寝たらどうなるのだろうか、と危うい考えを持ちながら晴天の空を眩しそうにキョウは見上げた。

 相変わらずキョウ達を襲う危険生物は存在せず、平穏な旅が続いているのだが、おかげで新鮮な食料が手に入らないというのも困りものである。


 どうにかして危険生物を誘き寄せることはできないか考えているのだが、良い方法が思いつかない。

 キョウだけならば気配を自在に操ることは可能だが、ディーティニアとアトリはそこまで器用な真似は不可能だ。

 圧倒的ともいえる大魔法力を自然と発している二人がいる限り、向こうから近寄ってくる危険生物は―――それこそ王位種級の怪物くらいしかいないと予想ができることだった。


「―――起きろ、二人とも」

「……むぅ。どうしたのじゃ?」

「……眠い」


 突如緩んでいたキョウの顔が引き締まり、視線も鋭くなる。

 ピリっと空気が固まったことに気づいたディーティニアとアトリは、キョウが声をかけるよりも早く眼を覚ましていたのだが、欠伸をしていてやる気が微塵も感じることは出来なかった。

 

「前方。かなり遠くからだが血の匂いだ。恐らく誰かが危険生物に襲われている」

「お主の気配察知の範囲はとんでもないのぅ」

「……凄い。私は全くわからない」

「間に合うかわからんが、一応は急ぐぞ。しっかりと掴まっていろ」


 二人が了承を告げるよりも早く、馬を駆けさせる。

 これまでとは比較にならない震動に、慌てて落ちないように二人ともキョウの身体にしがみ付く。

 風を裂き、疾走する一頭の馬の蹄が地面を蹴りつけるたびに足跡を残していく。

 さらさらと風に靡くディーティニアの銀髪。太陽の光を反射して、綺麗に輝いている。

 触りたくなる欲求を抑えて、今は馬を走らせ続けるキョウの前方にて、血臭が濃くなってきた。


「―――見えたぞ」


 なだらかな下り坂となっている下方にて、十台はある荷馬車の御者は脅えて興奮する馬を御するので精一杯のようだ。。

 その馬車を守るように、十名近い探求者が円陣を組んで、各々の武器を手にとって眼前の敵を牽制している。

 

 そんな彼らを囲み、探求者を遥かに上回る数の獣が隙を窺って周囲をうろついていた。

 狼に似ているが、ただの狼にしては大きすぎる。通常の狼の倍近くはある巨体。

 黒い毛並みに、肉に飢えた瞳をぎらつかせ牙をむき出しにして涎をたらしている。

 

 獣にやられたのか、地面に倒れている男が一人。

 うつ伏せになっている男から血がじわじわと流れ出して赤い池を作り出していた。

 その男を気にかけてか、探求者達の動きにもキレがない。中には獣達を剣で牽制しつつも、横目で男に注意を割いている者もいるくらいだ。

 

軍隊狼(アーミーウルフ)じゃな。第九級の中位魔獣種といえど、これだけの数は初めて見たかもしれん」

「確かに数が多いな。明らかに分が悪そうだ」

「うむ。このままでは全員獣どもの胃袋のなかにおさまりそうじゃな」

「流石にそれは寝覚めが悪い。少し行って来る」

「ワシらは見物でもよいな、アトリ?」

「……ん。お手並み拝見」

 

 下方に見える獣の姿と気配に落ち着かない馬を一撫でして、キョウは一人で下馬すると散歩するかのような足取りで下り坂を降りてゆく。

 そんなキョウの姿に最初に気づいたのは、周囲を囲む軍隊狼の群れだった。

 狂暴な眼光で、新たな獲物の乱入に喜びと―――邪魔されたことに対する怒りを宿して剣士の姿を凝視する。

 狼の挙動で、キョウの存在に気がついた探求者達は驚き、動きが止まった。


「ば、馬鹿野郎!! あぶねぇぞ!! とっとと離れろ!!」


 一人が大声でキョウへ対して注意を飛ばす。

 言葉は乱暴だが、そこには見知らぬ相手へ対する心配が込められていた。

 自分達が窮地に陥っていたとしても、相手へ気を使える男に若干驚きつつもキョウは歩みを止めない。

 武器も抜かずに近づいてくる人間に狙いを定めた数匹の狼が巨体をひるがえす。

 ハッハッと獣の荒い呼吸と生臭い息を撒き散らしながら、獣達が地面を蹴りつけキョウへと飛び掛るも、恐れる様子も見せずに右手が霞む。

 音も無く、初動も見せず、来るべき惨劇を予想していた探求者達の期待を裏切り、剣士は右手を小狐丸の柄に添えたまま体勢を低く狼達の襲撃を潜り抜けた。

 

 狼達はキョウの背後へと降り立ち―――そのまま全てが血飛沫をあげながら地面に崩れ落ちる。

 何が起きたかわからないのは獣と探求者だ。

 恐らくは斬った―――ということしかわからない。

 何故恐らくなのかは、誰一人として彼が刀を抜いたところが見えなかったからだ。


 彼こそが排除すべき最大の敵だと理解した狼達は、探求者を狙うことをやめて、一体残らずキョウへと狂ったように突撃を開始する。

 それを静かに見ていたキョウだったが――ー 。


()と、遊ぶのか獣ども」


 刀も抜かず、迫り来る軍隊狼に一言。

 殺気も殺意も乗せず。身体から滲み出す圧倒的な戦意が、物理的な衝撃を真正面から狼達にぶつける。

 空気が圧縮されるような違和感。狼達の生存本能を刺激して、明確な死のイメージが問答無用で叩き込まれた。

 この場にいた軍隊狼の行動は迅速で、一体残らず背を向け、尻尾を丸めて逃走を開始する。

 悲鳴とも聞き取れる遠吠えをあげながら、十秒後には彼らの姿は彼方へと消えていっていた。

 自分達と目の前の人間の力の差を瞬時に理解したが故に、軍隊狼は命を拾うことが出来たのだ。


「……おお、凄い。自在に気配を操るなんて器用な真似がよく出来る」

「ふふん。あれが、キョウ=スメラギよ。どうじゃ、凄かろう?」

「……いや? 確かに凄いけど。ディーティニ―――ディーテが威張るのはおかしいと思う」

「ま、まぁ……そうじゃな」


 アトリの突っ込みにディーティニアも渋々といった様子で頷いた。

 馬を動かせない二人を乗せたままにしておくわけにもいかないので、キョウは手綱を引いて坂下で眼を白黒とさせている探求者達のもとへと歩み寄っていく。


「こんにちは。要らぬ助けとは思いましたが、助太刀させていただきました」

「……」


 キョウの挨拶にも答えない。

 怒っているのかとも考えたが、そうではないのは一目でわかってしまう。

 現在の状況が理解できないのだろう。


 確かに絶体絶命の危機に運良く助けが現れて、数十の獣を一人で一掃してしまった。

 そんな状況を見せられて、平静でいられるはずもない。


「ところで、そちらの方の手当てをされたほうが宜しいのでは?」

「―――あ、ああ。そうだった。早く治療にあたれ」


 キョウが血の海に沈んでいる探求者を心配すると、ようやく我を取り戻した彼らが動き始める。

 しかし、誰もが異常な剣士の一挙手一投足に注目していて刀の柄から手を離しただけで、過敏にビクリっと反応する様が少しだけ面白い。

 それなりに腕が立つからこそわかる、キョウの垣間見せた底の知れない気配。

 軍隊狼などより余程恐ろしい怪物が目の前にいることに、危険生物が去っていながら緊張感を隠せないでいた。


「あ、あの。この度は危ないところを救っていただいてお礼の言葉もございません」


 そんな空気が緊張しているところで、全く気にもせずに声をかけてきた一人の猫耳族の男性。

 人間の容姿にすれば四十を多少超えたくらいの中年の男だ。ふっくらとした腹と顔が目立つ、人の良さそうな彼はペコペコと頭を下げながらキョウへと躊躇い無く近づいてくる。

 気配。雰囲気。立ち振る舞い。それら全てがこの男性は、ただの一般人だということを証明していた。

 だからこそ、キョウの放った気配にも気がつかずに命の恩人として純粋に礼を述べることができているのだろう。


「いえ。たまたま通りかかっただけですので。お気になさらずに」

「そういうわけにはまいりません。何かしらのお礼をさせていただかねば私としても……」

「もう一度言いますが、お気になさらずに。それでは俺達は南に用事がありますので、これにて失礼します」

「……あ、肉貰おう。キョウちゃん、肉」


 

 あまり時間を取られたくないキョウが話を切って馬の手綱を引きながら、南へ向かおうとしたところでアトリが空気を全く読まない発言をする。

   

「おお、うちは肉もそれなりに取り扱っていますし。幾分かお分けしましょう。それに南へ向かうとのことですが、私達も途中まではご一緒させてもらえませんか? 貴方様と一緒に行けるのなら心強いです。護衛料として多少ではありますがお金も支払い致します」

「……肉。おお、肉。肉だって、キョウちゃん。肉、肉」


 眠たげな眼を煌かせてアトリが馬上から横で手綱を握っていたキョウの髪の毛を掴む。

 小さな手であるが、髪の毛を根元から引き抜こうとするほどに強く引っ張るアトリの行動に頬を引き攣らせた。


「……時々思うんだが、エルフってのは菜食主義者じゃないのか?」

「……? まさか。肉食だけど。むしろ肉さえあればいい」

「どちらかというとワシも肉食かのぅ。野菜も美味いとは思うが、味気がないのが多いし。それにピーマンは苦いからいやじゃよ」

「ピーマン嫌いとか、子供か」

「な、何を言うか!! 苦いものは苦いのじゃよ!!」

「……悔しいけどディーテに同意。ピーマンは苦い」


 子供が二人。

 容姿とは真逆で数百年を生きるエルフ二人に呆れて頭を抱えたくなるキョウだったが―――髪の毛の危機に大人しくアトリの要望に従って商隊と行動をともにするのだった。 

  


   

  

   





    





 キョウ達は商隊と行動をともにして南へと馬を向けて数時間。

 太陽が落ち、草原に夜が訪れた。

 隊商は街道の道脇に野営の準備を始める。

 慣れているのか然程時間もかからずに準備を終えると、探求者達は焚き木の前に二人を残して残りは仮眠を取るためにテントの中で休み始めた。


 野営地の隅ではキョウとディーティニア、アトリの三人が焚き木を囲んで食事を取っている。

 搾り立ての山羊の乳と新鮮な肉を隊商から振るまってもらい、ここ三日は硬い干し肉と味気のないパン、水だけだった食事とは打って変わった旅の途中にしては豪勢な食事を取ることができ、満足そうに二人の魔女は頬張っていた。

 新鮮ではあるが独特の味わいの山羊のミルクを口に含みながら、柔らかな肉を噛み千切る。 

 生憎とキョウ達を訪ねてくる物好きはいないため、食事を終えるとディーティニアはその場で荷物を枕にして寝転がった。


「ワシは先に休ませて貰うぞ。また明日じゃよ、二人とも」

「ああ。出来れば明日は早起きしてくれると助かる」

「……頑張るかのぅ」


 ふっと遠い目をしたディーティニアは明らかにやる気の見られない台詞を残して、三角帽子を深くかぶって顔を隠す。

 然程時間もかからずに、獄炎の魔女はスースーと言う静かな寝息を立てながら夢の世界へと旅立っていった。

 残ったのはキョウとアトリの二人。

 ディーティニアに負けず劣らず寝ることが好きなアトリだが、珍しくまだ寝ようとはしていない。

 いや、眠そうにしてはいるのだが―――何故か彼女はじっとキョウの顔を見つめている。 


「……あまり人の顔を凝視しないでくれ。流石に恥ずかしい」

「じー」

「擬音を口にだすな、擬音を」


 ハムスターのようにちびりちびり肉を齧っている姿が、なかなかに可愛らしい。

 ゆっくりと咀嚼して飲み込むアトリだったが、時間をたっぷりとかけて漸く食事を終わらせる。

 ふぅっと息を吐くと、彼女の視線が鋭くなり、真剣味を帯びた。


「……貴方の目的は、大まかにはわかったつもり。それで、出来ると思う?」

「今のままではまだ難しいな。現在の俺ではあいつには及ばないのは判りきっている」 

「……ふーん。力の差はちゃんと理解してるんだ……偉い偉い」

「悔しい話だがな。まぁ、それでも―――届かない(・・・・)ほどではない(・・・・・・)

「……強がりってわけじゃない?」


 キョトン。

 そんな表情で驚いているアトリだったが、次第に彼女の中で感心が勝っていく。

 あの女神に向かって、届かないほどではないと言い切る男は初めてだ。

 一体どこからそんな自信が湧いて出てくるのかアトリは不思議に思ったが、何故か無理だと口には出さなかった。


 不死王ノインテーターをたった一撃で撃滅せしめた、特異能力(アビリティ)。あれを見てしまったがために。 

 彼女の目でさえ正体を掴むことはおろか、一体何だったのかも理解できなかった。

 

 必滅呪詛と呼んだ異常で異様な、異質の特異能力(アビリティ)

 あれならば確かに絶対不可侵の領域に住む女神にさえも―――届くのではないかと期待を抱かせる。


 彼の能力の一部も理解できていないが、もし全貌を明らかに出来たら一体どれだけの歓喜に満ち溢れるだろうか。

 近い将来の来るべき時のことを想像して、アトリは心が期待に胎動していることを実感して薄い笑みを浮かべるのだった。  












 




本日で50万字突破しました。皆様の感想のおかげです有難うございます。


後のイベントは、海獣王。過去編。中央大陸編。西大陸編。南大陸編。幻想大陸編。最終章。おおまかにわけてこれくらいですね。

うーん。多分ですが、ヒロインとの絡みをだいぶ削っていくと思います。

このペースだと250万字で終了は厳しいと思いますので。

なんとか完結させたいっすねぇ……

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