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ハジメニ

 世の中は異常だ

 常に強いものが上に立ち弱いものは踏みつけられる

 それが世の中の理だ

 しかし運よく、いや、運悪くそうではないものもいる

 たとえば、その「ある小年」は弱すぎた

 世界の誰よりも弱く、見るものすべてが哀れむほど儚かった

 そして、その少年は誰よりも強かった

 すべての弱点を見抜き、弱みを掴み、壊す

 そんなやつだった

 だからこそ彼は生き残れたのかもしれない

 悲惨な過去から

 虚無感と絶望のあふれる現代から

 そして途方もない壊れた未来から

 そして今日も彼は壊す

 すべてを壊して

 何でも壊して

 「壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して

  壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して

  壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して」

 すべてが壊れた

 両親が壊れた

 友達が壊れた

 先生が壊れた

 みんな壊れた










 そして僕は、考えるのを、やめた   

こんな感じで、イジョウでクルッたコワレタ世界の、始まり始まり~

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