表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
教育  作者: 名無し
1/2

これまで

子育てに暴力は不要


正しい暴力なんて、無い

どんな理由をつけようと暴力は暴力でしかない

愛ではない


体罰は容認しない

よく言われる、教育ではなく調教である

動物を痛めつけるのも、認めたくない


人の痛みを知らない者に、痛みを知るように

力には力を

人間の歴史で何千年と続いてきた考え方

人をコントロールするために、恐怖で支配する


代々受け継がれる虐待の連鎖

ここで断ち切る

終わりにする



私はとても良い子だった

それでも、親にも先生にもぶたれたことは全然ある(アムロもびっくり)

そう、理不尽に暴力を振るわれたことはある

今考えても、私は何も悪くない

大人の機嫌が悪かっただけ


昭和生まれの私の子ども時代は、学校でも家庭でも暴力は必要悪とされていた

暴力だけじゃない、モラハラ、パワハラ、セクハラ、差別、放送禁止用語…

何でもあり

今みたいな陰湿ないじめではなく、いじめられっ子はリアルガチで石をぶつけられていた


ここにはとても書けない、酷いことが日常生活で横行していた

我が家の姉妹喧嘩も、噛みつく、髪を引っ張る、物を投げつける…他にもいろいろ、サバンナのような生活だった


今ではコントでしか見ないが、学校の先生も竹刀を携帯していたり

私の担任はアーチェリーの矢をいつも手にして生徒たちをどついていた

もちろん私も、目をかけられていたので小突かれていた



私は母親だ

息子も娘もいる

温厚な人柄の夫が、息子には暴力を振るった

男の子だから躾で叩いていいの?

男子はおバカだから力でわからせる?

答はNOだ


このことで夫とはしょっちゅう揉めた

私は何があっても暴力反対派

夫も娘には決して暴力を振るわなかったが、息子には力で威圧した


いろいろと精神的にも体力的にも夫婦共々弱っていた時、親がそんな状態で息子も不安定だったのか、何度注意しても妹に意地悪をやめないことがあった

夫が怒り小学生の息子を殴ろうとした


私は息子と夫の間に入り、絶対に殴るなと立ちはだかった

夫はブチ切れていて、退けと凄んだ

お互い一歩も引かず大喧嘩

私は夫の平手打ちで吹っ飛んだ

その後ボコボコに殴り返してやったが

(暴力ダメ、絶対)

さらにネチネチと一生語り、義母にも告げ口をして、贅沢旅行にも夫を置いて行った

今度やったら二度と許さねぇと誓っている


そんなやり取りがあってかどうか、息子はいい男に育っている

父親と母親から男性性と女性性のバランスを学ぶ、という見方もある

それが昭和の家庭の教育だったと思う

父親の威厳、母親の優しさ


父さんが残した熱い想い~

母さんがくれたあの眼差し~

『天空の城ラピュタ』より


が、しかし

時代は変わる



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ