新世代の呪われた子供達
この物語は前作最終回から16年後の続編です。
前作:ソビエトが無くなったので資本主義の国で政治指導員メイドになりました
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生まれたときから一緒に育った幼なじみが五年ぶりにアメリカから帰ってくる。今日から同じ高校に通い一緒に暮らせる。
僕のことなんかどうでもいいゴミかもしれない、ずっと好きでしたと言ったところで相手にしてもらえないだろうけど、それでも僕は嬉しかった。
入学式の日、ママと朝食を食べる為に食堂に降りてくるとメイド長の三千代と一緒に高校の制服姿の一美が待っていた。
「お早うございます、アレクセイ坊ちゃま」
一美の笑顔が眩しい、久しぶりに会ったのに「おはよう」としか返せなかった。
ママが笑顔で頼んでくれた。
「一美ちゃん、アレクセイのことお願いね」
「お任せください奥様」
メイド長の三千代も丁寧に頭を下げてくれた「坊ちゃま、不出来な娘ですがよろしくお願い致します」
ママの付属品とはいえ、さすがに僕の存在を忘れてなくて良かった。
一美と話したかったけど一美は奥へ引っ込んでしまった。
僕はこのお屋敷のお坊ちゃまで一美は使用人の娘だ、生まれた時からずっと同じ家で暮らしているのに僕たちの距離は近いようで遠い。
一美には入学式で新入生代表の挨拶がある。
入試で一番の成績を取った子が選ばれるから一美は僕より一足先に学校に行ってしまった。
僕はいつも通りに一美の三人の妹たちと学校へ歩いて向かった。
使用人の娘達と言っても一人っ子で母子家庭の僕にとって兄妹同然の大切な家族だ。
校舎が隣接している小中高一貫校だから高校生になっても通学路は変わらない。
ウチは歩いて行ける近くにあるけど電車やバスで遠くから通学している生徒が多い。
三人の妹たちは見慣れた中学の制服を着ている。
「三人とも久しぶりにお姉さんに会ってどうだった?」
背の低い三久が僕を見上げて答えた「カズねえ、でっかくなったよね8頭身で羨ましいな」
四恩も同意している「ウチはお母さんもみんな小さいのに一美姉様だけ背が高いですね」
二葉が和紙の短冊を取り出すと筆ペンで書いた「赤阪一美 身長172cm」なんか書体が巨大ロボの設定値みたいに見える。
「まあ、アメリカで五年も暮らしていたからじゃないかな、美人になったよね」僕は少し照れた。
中学三年になった三久がからかうように僕を突っついてきた。
「明日は坊ちゃまとカズねえの誕生日だもんねプレゼントはカズねえの処女だよね」「私の誕生日プレゼントもデカチンでよかったのに」
僕はいつものからかいに大人の対応をした「三久さん僕たちもう子供じゃ無いからやめようね」
二葉は黙って和紙の短冊を取り出すと筆ペンで書いた。
「色ボケ中二病」
短冊をツインテールに結びつけられた三久が叫んだ「フタねえ、やめて取ってよ」
四恩はいつもの調子で冷酷にツッコミを入れた「三久姉様は中三と言っても早生まれですから実質中二ですね」
三久も言い返した「リアル中二は四恩でしょ」
自分で髪の毛から短冊をむしり取った三久は僕の背中に貼り付けた。
「ちょっとヤメて、高校は外部入学も多いんだから初対面の人にコレ見られたら痛い子確定だよ!」
四恩がツッコミを入れた「専属メイド付きで入学する坊ちゃまはエロ漫画の主人公です」
「一美は僕の専属メイドじゃないでしょ、もう卒業してるよ」
四恩は普通に言い切った「私達は終身雇用を上回る永代雇用のメイドです卒業なんてありません」
二葉が新しい短冊に何か書いてる「アレクセイ坊ちゃま専属性奴隷」
「ちょっ、何書いてるの!」
三久が茶化した「コレをカズねえの背中に貼ろう」
「君たちお姉さんを社会的に抹殺する気ですか!?」
四恩は冷静にツッコンだ「社会的に死ぬのはアレクセイ坊ちゃまです」
「やめて、タダでさえ友達いないのに死んじゃう!」
「私達四姉妹が専属メイドなんだから友達なんて必要ないよ」三久は僕を社会的に抹殺する気だ。
「そうです美少女独占です」四恩の笑顔が眩しい…さすがママの芸能プロの稼ぎ頭トップアイドルだけある。
二葉が二人の額に短冊を貼り付けた。
「自称美少女」
短冊の手書き文字が強烈にイメージを歪めてくる。
トップアイドルの美少女にしか見えない四恩の顔が急に中二病をこじらせた痛い不細工に見えてきた。
三久だってツインテールが似合う美少女なのに顔が歪んで見える。
二人とも額に貼られた短冊を破り捨てると怒った。
「二葉!!」
おかっぱ頭に丸眼鏡の二葉は妹たちをフンと鼻で笑った。
僕は必死でフォローした「二葉だって美少女だよ」
普段から喋らない二葉だけど完全に返事をしてくれない。
なんか、入学初日から険悪になってしまった…
校門の前に来ると別れて三人は中等部の校舎へ行った。
僕は入学式に出るために高等部の講堂へ向かった。
三人とも今日は調子が変だな、やっぱりお姉さんが五年ぶりに帰ってきたのが嬉しくて浮かれているのかな?
まあ、一番浮かれてるのは僕なんだけどね。
入学式が始まると一美が優雅に壇上へ上がっていく。
制服のスカートがギリギリまで短くて覗いたら見えそう。
アメリカ帰りの帰国子女ってそうなるんだ。
背が高いから長くて綺麗な足がよけにスカートの短さを際立たせている。
綺麗な黒髪のロングヘアーが輝いて眩しい。
新入生一同が一美の足に注目している。
僕だって見た目だけは世界一の美女であるママ譲りでそれなりに悪くない。
身長だって182cmはあるし、なによりもママ譲りの金髪と青い目だし、見た目だけなら隣に並んでも見劣りしない自信はある、見た目だけは…
壇上で読み上げが終わり振り向いて降りようとした時、講堂の扉が開いて暖かい風が吹き込んでくるとギリギリまで短いスカートがめくれた。
注目していた新入生一同が驚いた。
「パンツはいてない…」
脱毛されたツルツルの股間がみんなの目に入った。
割れ目からピンク色のお豆が飛び出していた…
僕は何がどうしてこうなっているのか理解出来なかった。
一美は何事も無いみたいに平然と歩いて元の場所に戻った。
教室に移動すると担任の先生が自己紹介した、まだ30歳ぐらいの女の先生だった。
「皆さんの担任を務める高坂尚子です、教科は数学を担当しています」
一美の名字はアカサカだからアイウエオ順で出席番号一番になっている、僕は外人だから名字と名前が逆のまま出席番号が振られてしまったらしく二番目だった。
他に「あ」から始まる人が居なくて隣の席になれたのは嬉しいんだけど、隣に座っている一美がノーパンなのか気になって仕方が無かった、さっきのは幻覚だよベージュ色の下着がノーパンに見えたと思うことにした。
最初に高坂先生が特別に一美を紹介した。
「赤坂一美さんは先月までアメリカのギフテッド・プログラムに参加してフロリダ大学医学部を飛び級して卒業してきました」
「アメリカで15歳で医師免許を取得された世界最年少記録保持者です」
「入学試験の成績も全教科満点で本来なら高校に通う必要は無いのですが本人の希望で皆さんと一緒に普通に学ぶことになりました」
「それでは赤阪さんから順番に自己紹介をお願いします」
一美はクラスのみんなに向かって宣言した。
「赤坂一美です、先ほどはお見苦しい物をお見せ致しました、私はアレクセイ坊ちゃまの性奴隷なのでノーパンはお許しください」
一美はそれだけ言うと座った。
クラス中が意味がわからなくて困惑している、先生が卒倒しそうになってる…
出席番号順だと次は僕なんですけど…
だれも僕のことなんか見ていない、みんなはママの息子として僕を認識している。
僕の自己紹介で僕の話は意味が無い、言うべき事は一つしか無かった。
「アレクセイ・イシュコフです、あの有名なイリーナの息子です」
高校入学初日から僕の人生は終わってしまった。
親の七光りで天才少女を性奴隷にしている変質者…
みんなの前でアソコを披露させた性暴力を振るう異常者…
今すぐ退学にしたいけど親の権力に守られて手出し出来ない特権階級…
僕の評価は初日から社会的に死んでいた。
あれ、まさか一美は僕のことが大嫌いで社会的に抹殺しようとしてるの?
僕は一美に話を聞くのが怖くて、なんて話しかけていいのかわからず一緒に無言で家に帰った。
ずっとミニスカートの下がノーパンなのが気になっていたけど、隙の無い所作で見えない。
ママに一美のことを聞くととんでもない返事が返ってきた。
「ごめんね一美ちゃんは16歳までにアレクセイの性奴隷にならないと死んじゃう病気なの」「治そうと思ってアメリカに送ったんだけど5年かかってもダメだったの」
一美は嬉しそうに僕を見ていた「ずっと、この日を待ち望んでいました、アレクセイ坊ちゃまに私の処女を捧げます」
僕は一美から目をそらして助けを求めた「ママ、息子が犯罪者になってもいいの!」
「アレクセイも16歳なんだしママの秘密を教えてあげる、ママも一美ちゃんと同じ変態なの」
僕は一美の母親であるメイド長に助けを求めた。
「三千代はなんで黙って見てるの可愛い娘が大変なことになってるよ!」
三千代はすました顔で黙っているからメイド服姿で並んでいる一美の妹たちに助けを求めた。
「二葉、三久、四恩お姉さんを止めてよ!」
一美の母親と3人の妹たちは一美の味方をした。
僕は4人がかりで押さえつけられて裸にされると僕の部屋へ担ぎ込まれてベッドの上に放り出された。
ママはにこやかな笑顔で全裸に剥かれた僕を見ている。
「ママ、犯罪者になっちゃうよ!」
一美は妹たちを振り返ると怖い顔で詰問した。
「二葉、三久、四恩私が居ない間は誰がアレクセイ坊ちゃまの性欲処理をしていたの?」
3人とも首を横に振っている。
一美は三千代を睨むと怖い声で問い詰めた「お母さんがやってたの?」
三千代は冷静に答えた「アレクセイ坊ちゃまは綺麗なお体、童貞です」「一美の全てを捧げなさい」
僕はこれ以上言葉も声も出なかった。
虚無になって全裸でベッドの上に横たわっていると一美は僕のアレに吸い付いて強く吸った。
掃除機みたいな強烈な吸引に負けて僕のアレは大きく堅くなってしまった。
僕が勃起すると一美はブレザーだけ脱いでノーパンミニスカートの制服のまま自分から乗ってきた。
綺麗だ…
一美は五年前よりも何倍も素敵な美女になっていた。
一美は綺麗な黒髪をなびかせて僕の上にいる。
下になっている僕だってママより濃いめの金髪に青い目の美少年のはずだ。
僕は自分たちの下半身から目をそらした。
「下半身に人格は無い」
そうだ、今の僕たちは上半身だけで愛し合っているんだ。
人格が存在しない下半身で行われている行為は心神喪失と同じだ。
僕は必死で自分の状況を正当化しようと心の中で屁理屈をこね回した。
あぁ、一美の中ってキツいな…
三回目になると痛くなってきた。
それでも、僕の下半身は一美の中で三回も逝ってしまった…
全てが終わった…
一美は脂汗と歓喜の涙を流しながら足をガクガクさせて狂喜した顔で立ち上がった。
なんか激痛で倒れそうなのを必死で堪えているみたいで辛そう。
処女ってこんなに血が出るんだ…
吐き出しきった僕の股間は血まみれでぐにゃりとしていた。
ママはベッドの上で果てている僕を優しい目で見下ろすと声をかけた「四恩ちゃん、マリア先生を呼んでちょうだい一美ちゃんのアソコ裂けちゃってるみたい」
「アレクセイの勃起したオチンチン大きいねママだって入る自信ないな」
三千代がいつも調子でツッコミをいれた「奥様なら余裕で入ると思います」
ママもいつもの調子で返した「やっぱり母娘よね、三千代の初体験もこんな感じだったんでしょ」
「私は二回目で満足して終わりにしました、裂けるまで三回も姦っていません」
「三千代も初体験は学校の制服でやったんでしょ、しかも旦那様を縛り上げて逆レイプで」
「さすがに坊ちゃまを縛り上げるわけには参りません」
僕はママ達の狂った会話に泣き出した「ママ、一体ナニがどうなってるの!?」
ママは普通のことみたいに言った「これからは一美ちゃんを性奴隷として可愛がってあげてね」
一美は股間から血と僕の精液を垂らしながら床に三つ指ついて土下座した。
「性奴隷の烙印をありがとうございます、私は永遠にアレクセイ様の性奴隷でございます」
僕は強烈な目眩に襲われると、そのまま気絶するようにベッドに倒れて寝てしまった。
アレクセイが倒れると苦痛の限界を超えた一美も糸が切れたみたいに倒れた。
呼ばれたマリアは一美を診療室へ運ぶとメイド達はアレクセイの股間を拭いてパジャマを着せてベッドに寝かせた。
息子の惨状を眺めていたイリーナは悩んでいた。
三千代の覚醒者の力、神の恩寵を与える者はとんでもない力だった。
自分自身のためには全く働かない次の世代のための力。
三千代の4人の娘は母親と同じ知能と知識を持って産まれてきた。
3歳になる頃には大卒並みの知能を持ち10歳で大人の専門家も顔負けの能力を発揮する。
そして、母親の感情も強く受け継いでいる、4人の姉妹は超人的な頭脳と引き換えに母親の罪を償わなければならない呪いを背負って産まれてきた。
三千代の罪と呪いはまだ祓われていなかった。
なぜなら、三千代自身が末代まで呪いが続く事を望んでいるからだ。