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夕日に溶ける  作者: 柚羅
5/8

潜入開始

昨晩早めに寝床に着いたからか目覚めがよかった

今日から蜜景堂へ潜入する

自分がどれほど役に立てるのかは分からないが、あの白狐が白髪の男であると証明してみせる

そう心に近い花街へ向かう

蜜景堂へ着くと店の者が人を募集していたので話しかけるとあっさり中へ通される

御館様という男にもあったが、裏方として働かせて欲しい旨を伝えると、住み込みで働くこととなった

御館様のお眼鏡に叶ったのだ

それからは忙しく働く日々が続いた

風呂やお客相手専用の部屋の掃除や売り物の男達へ食事の配膳や身支度の手伝いなど

そんな日々でも噂話など些細なことでも周りに話を振り情報を集める

集めた情報は初日に赤髪を招き入れた店の者に伝えていた

その男こそ永倉が言っていた「お仲間」だったのだ

そして、白狐のことも聞くのは忘れなかった

客取りと裏方ではさほど接点はなく、また最上級の商品として特定のものしか接触が許されていないからだ

そうこうしているうちに数週間が過ぎていた

御館様の黒い噂が本当の事だと判明し、明日の晩に新撰組が突入する事となった

ある程度の目星はついたが今晩中に白狐の部屋を特定しなくてはならない

そんな中明日白狐がいつも相手をさせられている客が来ると話しているのが聞こえた

白狐が相手をする部屋は決まっている、そこに乗り込めばいい

赤「ようやくだ。明日白狐があの白髪か確かめる!」

小さな声で呟き何事もないかのように仕事へ戻っていく

明日の晩、やっと決着が付く

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