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夕日に溶ける  作者: 柚羅
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二人の想い

夕暮れを見ながら二人の男が縁側に並んで座っていた

?「はぁ、またそんなの吸って…。ダメだって言ってるよね?」

そう言って白い髪の綺麗な顔をした男は煙管を取り上げる

?「そう言うなって。それは俺にとっちゃ命の次に大事なんだよ。」

と言いながら赤髪の男は優しく煙管を奪いまた吸い始める

白「全く…。体壊しても知らないよ。」

そう言いつつも煙管を吸う男を愛おしそうに見つめて微笑んでいた

赤「んなもん今更だろ。そんなことよりお前はそろそろ部屋に戻れ。夕時とはいえ日差しがきついからな。」

そんなことを言いながら白く絹のように柔らかな髪をにやりと笑い撫でる

白「僕はなるべく君の隣に……一緒にいたいんだよ。それに簾があるから大丈夫さ。」と微笑みながら言う

赤「っ、そうかよ。だがこれは羽織っとけ。」

と嬉しいのを悟られるのが嫌なのか、はたまた心配からか自分の羽織を優しく着せる

白「ふふ、ありがとう。こんな日がずっと続けばいいのに…。」ぽつりと呟く

赤「続くさ、俺たちはいつまでも一緒だからな」

ぽつりと出た言葉を証明するように互いに手を絡ませ微笑み合う

そんな二人を夏の夕日が静かに照らしていた。

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