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ようせいさん

とある政治家のもとに突然、タバコの箱くらいの大きさの女性があらわれた。



「私は妖精。あなたの願い事をひとつ、叶えましょう。」



政治家はこう答えた。



「私を総理大臣にしてくれ。」



政治家はとんとん拍子で出世し、総理大臣になった。


妖精は言った。



「次はあなたにとって一番大事な人の所へ行きます。」



そう言って、妖精は政治家の妻の所へ向かった。







「私は妖精。あなたの願い事をひとつ、叶えましょう。」



政治家の妻はこう答えた。



「夫を殺してほしい。」



政治家は右翼の男に殺されてしまった。


妖精は言った。



「次はあなたにとって一番大事な人の所へ行きます。」



そう言って、妖精は政治家の妻の浮気相手の所へ向かった。







「私は妖精。あなたの願い事をひとつ、叶えましょう。」



妻の浮気相手はこう答えた。



「浮気をやめて平和な家庭を取り戻したい。」



政治家の妻は過激なゴシップ屋に追いかけ回されたあげく、交通事故で死んでしまった。


妖精は言った。



「次はあなたにとって一番大事な人の所へ行きます。」



そう言って、妖精は政治家の妻の浮気相手の息子である少年の所へ向かった。







「私は妖精。あなたの願い事をひとつ、叶えましょう。」



少年はこう答えた。



「Aちゃんとセックスがしたい」



少年はAちゃんの目の前に現れ、強引にセックスをしはじめた。


妖精は言った。



「次はあなたにとって一番大事な人の所へ行きます。」



そう言って、妖精はAちゃんの所へ向かった。







「私は妖精。あなたの願い事をひとつ、叶えましょう。」



Aちゃんはこう答えた。



「今私を犯しているこの男に最大級の苦痛を与えてほしい。」



腰を振っている少年の一物が突然爆発し、少年は苦痛にのたうち回りながら死んでしまった。


妖精は言った。



「次はあなたにとって一番大事な人の所へ行きます。」



そう言って、妖精は数学科のN先生の所へ向かった。







「私は妖精。あなたの願い事をひとつ、叶えましょう。」



数学科のN先生はこう答えた。



「俺は頭もよく、誰よりも強くそしてなにより世界で一番美しい。だからなにもいらない。」



妖精は言った。



「わかりました。次はあなたにとって一番大事な人の所へ行きます。」



そう言って、妖精は数学科のN先生の所へ向かった。







「私は妖精。あなたの願い事をひとつ、叶えましょう。」



数学科のN先生はこう答えた。



「俺は頭もよく、誰よりも強くそしてなにより世界で一番美しい。だからなにもいらない。」



妖精は言った。



「わかりました。次はあなたにとって一番大事な人の所へ行きます。」



そう言って、妖精は数学科のN先生の所へ向かった。







「私は妖精。あなたの願い事をひとつ、叶えましょう。」

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― 新着の感想 ―
[一言] なるほど・・・・・・そういうことでしたか なかなか奥深い内容ですね もう、ようせいさんが いい方なのか 悪い方なのか。 こういう最終的にゾッとする話は、私、大好きです!
[一言] 妖精と呼びつつも、実は死神のような存在なのですね。 「次はあなたにとって一番大事な人の所へ行きます」というのはなかなか良いアイデアですね。そして最後は、自分を愛して止まない人物のせいで無限ル…
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