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二十四の季節 ~うつろひ~  作者: こまくさ
28/29

1/5[冬:十二月節気] 小寒

 もう寒くなって随分経つのに、今さら寒の入りと言われても…。



 1年が終り、新しい1年が始まった。

 12月31日と1月1日。この日付の区切りは形式的なものでしかない。

 即ち、“秒”の桁が飽和して“分”に繰り上がり、同様に“分”が“時”に、“時”が“日”に、“日”が“月”に、そして、12進数の“月”の桁が“年”の桁に繰り上がっただけのことだ。

 たった1秒進んだだけですべての桁が繰り上がる。それはスペシャルなことなのだろうが、感情の伴わない機械的なカウントに過ぎない。



 新しい年に変わっても、これまでの出来事がリセットされるわけではない。

 かれこれ3ヵ月も経とうとしているのに、未だに喪失感から抜け出すことができず、心は居場所を見つけられてはいない。

 

 死に関わることは大きな喪失感につながる。

 大切な人、お世話になった人、大きな影響を与えてくれた人…。可愛がっていたペットなども含まれるだろう。

 昨年も多くの訃報を目にしたが、自身に関わる訃報はなかった。


 喪失感を抱くのはそれだけではないと思い知らされている。

 後悔してもしきれない挙句にもたらされる喪失感。

 何とかなったのではないか、自分の努力が足りなかったのではないか、言葉を選び損ねたのではないか、行動に配慮が足りなかったのではないか、あと少しの勇気を持てれば…。

 できているはずなのにできていない、できたはずなのにできなかった…。

 諦めのつかない喪失感。

  

 たった一つの喪失がもたらした心の隙間は埋まらない。

 それどころか、虚無はどんどん広がっていく。

 


 もう寒くなって随分経つのに、今さら寒の入りと言われても…。

  

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 ♪さよなら(オフコース)

 オフコースは小田和正、鈴木康博を中心に1970年代から1980年代に席巻した。

 1979年にリリースされた『さよなら』が認知度を大きく高めたと思う。


 ピアノのイントロからAメロはアコースティックギターとの掛け合い。

 Bメロから低音が加わり、サビでは圧倒的なコーラスが淋しい詞を力強く唱える。

 エンディングは再びピアノが静かに収める。

 別れの心情を、静と動で表現したアレンジはとても印象深い。

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 小寒

  ├ 太陽黄経:285°

  ├ グレゴリオ暦:1月5-6日

  └ 七十二候

     ├ 初候:芹乃栄せりすなわちさかう

     ├ 次候:水泉動しみずあたたかをふくむ

     └ 末候:雉始雊きじはじめてなく


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