1/5[冬:十二月節気] 小寒
もう寒くなって随分経つのに、今さら寒の入りと言われても…。
1年が終り、新しい1年が始まった。
12月31日と1月1日。この日付の区切りは形式的なものでしかない。
即ち、“秒”の桁が飽和して“分”に繰り上がり、同様に“分”が“時”に、“時”が“日”に、“日”が“月”に、そして、12進数の“月”の桁が“年”の桁に繰り上がっただけのことだ。
たった1秒進んだだけですべての桁が繰り上がる。それはスペシャルなことなのだろうが、感情の伴わない機械的なカウントに過ぎない。
新しい年に変わっても、これまでの出来事がリセットされるわけではない。
かれこれ3ヵ月も経とうとしているのに、未だに喪失感から抜け出すことができず、心は居場所を見つけられてはいない。
死に関わることは大きな喪失感につながる。
大切な人、お世話になった人、大きな影響を与えてくれた人…。可愛がっていたペットなども含まれるだろう。
昨年も多くの訃報を目にしたが、自身に関わる訃報はなかった。
喪失感を抱くのはそれだけではないと思い知らされている。
後悔してもしきれない挙句にもたらされる喪失感。
何とかなったのではないか、自分の努力が足りなかったのではないか、言葉を選び損ねたのではないか、行動に配慮が足りなかったのではないか、あと少しの勇気を持てれば…。
できているはずなのにできていない、できたはずなのにできなかった…。
諦めのつかない喪失感。
たった一つの喪失がもたらした心の隙間は埋まらない。
それどころか、虚無はどんどん広がっていく。
もう寒くなって随分経つのに、今さら寒の入りと言われても…。
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♪さよなら(オフコース)
オフコースは小田和正、鈴木康博を中心に1970年代から1980年代に席巻した。
1979年にリリースされた『さよなら』が認知度を大きく高めたと思う。
ピアノのイントロからAメロはアコースティックギターとの掛け合い。
Bメロから低音が加わり、サビでは圧倒的なコーラスが淋しい詞を力強く唱える。
エンディングは再びピアノが静かに収める。
別れの心情を、静と動で表現したアレンジはとても印象深い。
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小寒
├ 太陽黄経:285°
├ グレゴリオ暦:1月5-6日
└ 七十二候
├ 初候:芹乃栄
├ 次候:水泉動
└ 末候:雉始雊




