12/7[冬:十一月節気] 大雪
午後になってちらちらと降り始めた雪
夕方には屋根を白く塗りつぶしながらしんしんと降り続き、
色とりどりの街をモノトーンに変えていく
白は、屋根から街路樹に広がり、
そのうちアスファルトの灰色さえ飲み込んでいく
白い歩道をそろそろと歩く人
一歩一歩、滑らないように、転ばないように
道路に積もった雪は、タイヤで溶かされてじゃあじゃあ煩かったが、
轍が目立たなくなる頃にはフェルトがきしむように鳴き始める
往来が途絶えた街には、
点滅信号の黄色だけが鮮やかに映え、
窓の外は風の音さえ白に吸い込まれて静寂に沈む
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♪雪化粧(松山千春)
6畳一間の部屋には冬夏兼用のこたつと衣類を入れるダンボール箱。
近年では学生下宿ですら見かけなくなったシチュエーション。
しかし、70年代にはありふれた文化住宅の光景。
電話もなく、テレビもない生活は、まさに二人だけの空間。
不安があるのが当たり前。
悩み、寄り添い、話し合い、癒し合う。
その中で日々を精一杯生きて、希望を見出し明日につなぐ。
シンプルな生活は、人の絆を強くしていた。
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大雪
├ 太陽黄経:255°
├ グレゴリオ暦:12月7-8日
└ 七十二候:
├ 閉塞成冬
├ 熊蟄穴
└ 鱖魚群




