表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
二十四の季節 ~うつろひ~  作者: こまくさ
21/29

9/23[秋:八月中気] 秋分

 空がぐんと高くなり、稲穂が色づき始めた

 水田が少しずつ緑色から黄緑色へと、時間軸に沿ったグラデーションを描く


 そして突然現れるハッとするような鮮やかな赤


 彼岸花の赤は、心をざわざわ揺さぶる赤

 妖しく揺らぎ、人を惑わせる赤


 彼岸花の赤は、血糊の赤

 毒々しく、忌々しい赤


 彼岸花の赤は、冥府に続く道標

 火群のように点々と、ときにまっすぐに列をなして


 彼岸花の赤に誘われて、ぼくは何処へ向かうのだろう

 

 できることなら、ぼくがぼくであり続けられる

 そんな処へたどりつきたい


=================================

 ♪落陽 (よしだたくろう)

 若い頃は何度でもやり直しができると思っていた。

 持つ物もなく、情熱だけでも生きていけた。


 いつからだろう。

 自分の敷いたレールの上を進み始めたのは。

 アテのない旅に出た日の、燃えるような想いは、

 もう思い出すこともできなくなった。

 人生の途中で出会った人たちのことを思い出すことはある。

 何もない自分に教訓を刻んでくれた人たちはどうしているだろう。


 今の自分には、海に沈む太陽が、とても悲しい赤い色に見える。

=================================


 秋分 (二至二分の一つ)

  ├ 太陽黄経:180°

  ├ グレゴリオ暦:9月23-24日

  └ 七十二候

     ├ 初候:雷乃収声かみなりすなわちこえをおさむ

     ├ 次候:蟄虫坏戸むしかくれてとをふさぐ

     └ 末候:水始涸みずはじめてかる

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ