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二十四の季節 ~うつろひ~  作者: こまくさ
17/29

8/7[秋:七月節気] 立秋

 暑中見舞いは送りましたか。

 まだの人はご注意を。立秋を過ぎると『暑中』ではなくなります。



 葉書なんて、いつから出してないんだろう。


 年賀状ですら、いつの頃からかメールで済ませている。

 それもグループメールで、いくつかのグループに同じ文面をコピペして投稿するだけの作業。

 相手の顔を思い浮かべることもなく、事務的にスマホを操作するだけ。




 OB名簿なるものが出てきた。

 卒業してしばらく経った頃に、やけに活動的な後輩たちが作った代物だ。

 まとめられた卒業年度と氏名と住所。そこにメールアドレスの欄はない。

 当時はメールなんてなかったから。


 暑中見舞いでも送ってみよう。ふと思い立ってペンをとった。

 学生時代、少しだけ人生の岐路になった人。卒業以来音信不通が続いている。


 東京都新宿区高田馬場――― どんな街なんだろう。どんな街だったんだろう。


 今でもそこに住んでいるとは思わない。住んでいるわけがない。

 宛先人不明となって戻ってくるだろう葉書。

 当時の面影を思い出しながら、でも、暑中の挨拶だけを事務的にしたためた葉書。

 


 その葉書が戻ってきても、戻ってこなくても、

 どちらにしてももう過去には戻れはしない。

 

=================================

 ♪栄冠は君に輝く(加賀大介・古関裕而)

 雲一つない青空の下、ユニフォームの球児だちが行進する。

 プラカードを掲げる女子高生の白い帽子が涼し気に見える。

 どの高校を応援するわけでもない。みんな頑張ってほしい。


 外野に整列した1,000人近い高校生が、合図とともに一斉に前進を始める瞬間が好きだ。


 最近は朝ドラの影響か独唱されることが多いが、高校生たちの合唱がよい。

 ブラスバンドのファンファーレが流れるとゾクゾクする。

 歌詞の美しさに心が揺さぶられる。 

=================================


 立秋 (四立の一つ)

  ├ 太陽黄経:135°

  ├ グレゴリオ暦:8月7-8日

  └ 七十二候

     ├ 初候:涼風至すづかぜいたる

     ├ 次候:寒蝉鳴ひぐらしなく

     └ 末候:蒙霧升降ふかききりまとう


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