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二十四の季節 ~うつろひ~  作者: こまくさ
15/29

7/7[夏:六月節気] 小暑

 7月に入ると京都の中心部が慌ただしく動き出す。

 祇園祭が始まった。


 祇園祭というと、山鉾巡行ばかりに目が行くが、祭りは7月1日から始まり、7月末まで続く。

 八坂神社の神事を重ね、コンチキチンの鐘の音と、子どもたちが(ちまき)売りの口上を練習する声が聞こえ始めると、いよいよ鉾立てが始まる。


 そもそも、祇園祭は疫病退散のための神事だったと聞く。

 その祇園祭のクライマックスである山鉾巡行が、2年続けて疫病のせいで中止になった。

 本末転倒とも思えるが、科学的には仕方のない措置なんだと納得せざるを得ない。



 京都の夏といえば鱧。祇園祭には欠かせないご馳走の一つだ。

 鱧は本当に特別な素材だ。

 小骨が多く、骨切りという特別な技術で捌かねばならない。

 煮るでも焼くでもない、湯引きという調理法は鱧の弾力を見事に引き出す。

 花が開いたような真っ白な身が美しい。

 脂がのった鱧を梅肉や、酢味噌で頂く。

 キリリと冷やした辛口の冷酒がよく合う。

 本当にさっぱりとした夏の嗜みだ。


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 ♪どんたく(サディスティック・ミカ・バンド)

 各地に様々な祭りがあり、郷土の祭は郷愁を誘う。

 祇園祭は、天神祭、神田祭と並んで日本の三大祭とされるが、

 「祇園」といえば、福岡・博多では7月に「祇園山笠」がある。

 福岡では5月の「博多どんたく」も大盛り上がりのお祭りだ。


 どんたく=zondag オランダ語で日曜日の意だ。

 どんたくの起源のような情景を歌った曲は楽しい。

 今も色褪せない「黒船」は本当に名盤といえる。 

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 小暑

  ├ 太陽黄経:105°

  ├ グレゴリオ暦:7月7-8日

  └ 七十二候

     ├ 初候:温風至あつかぜいたる

     ├ 次候:蓮始開はすはじめてひらく

     └ 末候:鷹乃学習たかすなわちわざをなす


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