第24話 復讐者リベンは門番を蹴散らす
数少ない読者の皆さまへ
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オーホッホッホッホ!ま、許してちょーよ!
「ボウとリベンが接触しただと…?」
アレックスはその知らせを聞いて驚いた。
「はっ。ゴブリン畑に隠していたボウ様の屋敷がリベン殿に発見されました」
その言葉にアレックスはため息を付いた。
「何故ゴブリン畑から奴の屋敷が出てくるのだ…参ったぞ。リベンにはまたこっちで働いてほしいと思っているのに、あいつらと来たら…!」
アレックスはその報告に苛立ったのか、机をどんと叩いた。
「いいじゃねぇか。面白れぇじゃねぇか。復讐に燃える男と、そしてその復讐対象の親玉が喜劇の再開するんだぜ?」
レベリオはまるで他人事ように笑いながら、アレックスにそう言った。
アレックスはため息を付くと、首を振りながらこう言った。
「レベリオ。君は事の重大さをわかっていないのか!いいか、リベンは元々うちのパーティにいたことがなかったことになっている人間だ。その彼が、かつて『レジェンド』を突破したかつての仲間を倒し、ボウを倒したことにより、彼が、リベンが勇者パーティにいたことが世間にばれてしまう!」
「それがどうかしたのか?」
「追い出したことがバレるのだよ!勇者パーティは使えない奴をすぐに切り捨てるような“悪徳パーティ”と世間に思われるようになるのだ!」
「へぇ、それが世間に知られるとどうなるんだ?」
レベリオはわざとらしくそう言うと、アレックスはその態度に苛立ちながらこう言った。
「今この『ブレイブリーイグニート』は人手不足という状態に陥っている。それが知られれば、今以上に人が来なくなってしまう」
「それで?」
「このままでは昔のような弱小パーティ…いや、この『ブレイブリーイグニート』が崩壊の危機となるのだ!リベンに戻ってもらう以上、奴らが争うのはまずい!それにボウはレベリオ、お前と対等なのだぞ!」
その言葉にレベリオは大声で笑ってみせた。
「へっ、ボウと俺が同格ねぇ!面白れぇこと言うじゃねぇか、アレックス」
「だって実際にそうだろう!お前と奴の実力、実績共に同格だ!」
レベリオはその言葉ににやりと笑って見せると、蛇矛を持った。
「待て、どこへ行くつもりだ?」
「決まっている。パーティ会場だよ」
「まさか、お前ボウのところへ行くつもりか!?やめろ!」
レベリオの不遜な行動にアレックスは大声でそう怒鳴った。
「止めねぇよ。それにボウのところに用があるのはお前も一緒だろ?」
「ど、どういうことだ?」
その言葉にレベリオはため息をつきながらこう返した。
「忘れたか?ボウのところに預けている物のことを?」
「そ、それは…まさか…!」
レベリオはその言葉ににやりと笑い、こう言った。
「勇者の剣を取りに行くんだよ。リベンよりも先にな」
~◆ボウの屋敷◇~
ボウの屋敷の前では門番が二人おり、彼らは侵入者が入らないようにいつものように見張っていた。
「な、急に屋敷が出現したぞ!」
「ゴブリン畑に隠されているから、楽そうだな~って思って応募したのに!!」
そう言ったのは、門番の一人ガラケーだ。
その姿は見た目そのままガラケー携帯の姿をした男だ。
彼は王立魔道学園を卒業後、三年間無職の期間を経て、ボウの屋敷の門番になった。
特技は学歴でマウントを取ることだ。
「何言ってんだよ、無資格野郎が!」
彼にそう言ったのは、同じく門番のスマフォンだ。
スマフォンは論破することが大好きと公言しているが、実際は論破ではなくこじつけ、屁理屈を述べる男だ。
最近の悩みは給料が少ないことだ。
二人とも仕事は真面目にやらない主義者だ。
門番二人は互いにぎゃあぎゃあ言い合っていると、一人の男が姿を現した。
「お、お前は」
その姿はもはやほとんどの人間が使っていないであろう、初代携帯“ムーバ”…の着ぐるみを着たリベンだった。
「「なんだこのおっさん!?」」
二人が驚愕すると、リベンは彼らを一瞥し、こう言った。
「貴様ら門番か?俺を入れろ」
その一言にスマフォンはこう返した。
「入れるわけねぇだろう、部外者が。はい論破!」
その一言にリベンは目をパチパチさせながら、こう返した。
「あれ?おれ勇者パーティの一人で今日ここに来る予定だって、聞いてなかったの?」
その言葉にスマフォンは少し戸惑った。
何せ、この仕事に着いてから何一つそう言った報告を受けたことがないからだ。
だが、彼は下に見られると感じたのか、威張るようにこう言った。
「はぁ?てめぇみてぇな怪しさ満タンのおっさんが来るわけねぇんだよ!さっさと帰れ!論破!」
スマフォンの一言にリベンはまるで馬鹿にするようにこう言った。
「おかしーいな?ボウの奴に今日来るよう言っていったんだけどな~ちょっと、待ってろ。今確認するから」
その一言でスマフォンは思わず止めに入った。
もし、この男が言っていることがボウの耳に入れば、パワハラを好むボウに徹底的に虐げられると感じたからだ。
「ちょ、ちょっと待てよ!」
「うん?」
「てめぇが確認するまでもなく、うちの上司はいねぇよ。確認するだけでも無駄だ」
その一言にリベンはこう返した。
「へっ?今さっき本人と会話したんだけど?」
そう、これは紛れもない事実だ。
ボウはリベンに対して、話があるならば来るがいいと言っていたからだ。
「そ、そんなわけねぇだろ…」
「あのさぁ、君じゃあ話にならないから、ボウを連れて来いよ。それからお前さっきボウがいないって嘘ついただろ?なんでそんなつまらない嘘つくんだよ」
「ぐっ…!」
スマフォンが言葉を詰まらせた時だった。
「はぁー、これだから低学歴は…。ここの主人がお前みたいな学歴すらない奴と会う訳ねぇだろうが。あれ?もしかして、言葉通じない?低学歴だから高学歴のおれの言葉が通じないのか!」
そこへガラケーが会話に割り込んできた。
だが、リベンは平然とこう返した。
「よし、おれ学歴ないから高学歴のお前の言葉が通じない。それなら言語が理解できないというわけで入っていいな」
「な…!」
彼がそう言うと、そのまま門番二人を無視して、屋敷内に入ろうとした。
「ま…待て…!!」
「こ、ここは通さねぇ!!」
ここに来て、ようやく二人は職務を全うとしようとしてきた。
その瞬間だった。
「ウホッー!!」
突如として、害獣《ゴリラみたいな怪物》が二人に襲い掛かってきたのだ。
「な、なんだ?この見ているだけで不快なデザインは!!」
「さぁ?」
ロークスはリベンに続くようにそう言うと、屋敷に入って行った。
「ま、待て!勝手に入って…」
「ウホオオオオオオオオッ!!」
ゴリラみたいな怪物は突然興奮しだし、チャックから大量のドライバーみたいなものが出てきた。
「「なんだこれは!!」」
「やっぱ意味わかんねぇな、この化け物!」
驚愕する二人に突っ込むロークスを無視し、化け物はスマフォンを拘束した。
「な…離せよ!はい、論破!」
「それお前の口癖かよ!?」
だが、ゴリラみたいな怪物はそれを無視して、グーパンで彼の腹を貫いた。
ドゴォオオン!!
「グフッ!!」
スマフォンは胴体を貫かれると、絶命した。
「な…低学歴の相棒がやられた!!」
ガラケーがそう言うと、ゴリラみたいな怪物は手刀で貫いた。
「ガッ…アッ…き、貴…」
「ウホッ(うるせー死ね)」
ガラケーは断末魔も言うまでもなく、ゴリラみたいな怪物によって息の根を止められた。
「相変わらず容赦ないわね、あの変なの」
「あいつら…一体何者なんだ…?」
リベンが驚愕していると、ゴリラみたいな怪物はますます興奮し始めた。
「ウホッー!アッーイヤー!アッーイヤー!アッーイヤー!ウホオオオオオオオオッ!!」
「先を急ぐぞ!奴らは次の獲物を探し出すからな!」
リベンはそう言うと、屋敷の扉を破壊した。
かつての同期と決着をつけるために。
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い ま き み の 後 ろ に い る よ




