第14話 復讐者リベンはさらなる復讐を行う
ビチに復讐を果たしたリベンは自分を雇えないと言った職員に八つ当たりをしていた。
「不採用とはどういうことだああああああああああああ!!」
「ぎゃああああああああああ!!」
早速、リベンは壁に職員を張り付け、キツツキのように突きまくっていた。
「いきなり何事だよ!!」
「い、いや!だって、学歴職歴もないし、あんた三十超えているし、未経験なのはちょっと…」
言い訳しようとするリベンは瓶を取り出した。
「てめぇみたいな組織に興味を抱いただけでも良かったと思ええええええええええええ!!だいたいな就活なんて金がもらえればどこでもいいんだよ!!」
――そんなんだからいつまで経っても無職なんだよ…
ロークスはそう思いつつも、ただリベンが彼の頭に蜂蜜をぶちまけるさまを見ているだけだった。
「グバァあああああああ!!」
「人手が欲しいんだろ!?なら、おれを雇え!!雇いやがれええええええええええええええ!!」
もはや、脅迫だ。
「いや、だから無理なんですって!!」
「このおれがイキリズバ太郎と言われるぐらい無個性の塊だからか!?理由にならねぇぞ!!」
「いや、個性的すぎるだろうがあんた!!」
「人の容姿にケチつけんなやああああああああ!!」
リベンはそのまま職員にバッグドロップをかました。
「どちらかと言うと、イキリズバ太郎って言うより、復讐怨太郎の方が正しい気がするわ…」
「いや、推測するところそこかよ!!早く同僚を助けてやれよ!!もうめちゃくちゃだぞ、あのおっさん!!」
「あたし、あいつ嫌いだし…」
「私情!?つーか、あのおっさんの目的は勇者パーティへの復讐だよね!?何で雇用の問題になってるんだよ!?流石に一方的すぎんだろ、あれ!!」
ロークスの突っ込みも虚しく職員はただひたすらリベンに攻撃を受けていた。
「ルミエちゃん。そう言わないで、止めに入ってあげて」
フラムが止めに入るように促しても、ルミエはつーんとした態度だ。
その時であった。
「あら、奇遇ですわね。貴方方もこちらに来ていたのですね」
響き渡る凛とした女性の声が部屋に響き渡った。
「そ…その声は…」
その声が聞こえたのか、リベンは攻撃を止めた。
そして、その人物はつかつかと歩くと、部屋に入り姿を現した。
「まさかここにも来たとはな…」
「ええ、本当に奇遇ね」
その人物はくすりと笑ってそう答えた。
「やれやれ、こうも連続で会うことになるとはな…」
「ふふっ、私もまさかですわ」
そして、彼はその人物の名前を呼んだ。
「ハミディック!!」
「よぉ!」
そこにはハミディックと言う人物が姿を現した。
ちなみに男性である。
「誰だよ!!」
「ハミディックさん?」
「知ってんのかよ!?」
「うん、セレナーデ王国では少し名の知れた商人だよ。魚の売人みたいだね」
フラムが解説している間にハミディックはコツコツと歩くと、リベンの方へ来た。
「失業中かね?」
ハミディックがにこやかにそう言うと、リベンはさも当然のようにこう答えた。
「いいえ、無職です。今は誇りです」
「さらっとやべー回答しやがったよ、このおっさん」
その言葉にハミディックはにっこりと微笑むと、こう言った。
「ふむ、ならばうちで働いてみないかね?」
その言葉にリベンはぱぁと顔を明るくなった。
「本当ですか!?それで仕事内容は何ですか?」
「うむ、入ってみればわかる」
「え~、それって肉体労働ですかね~」
「フォフォフォフォ、その通りじゃ」
「医者か帝王じゃねぇのかよおおおおおおおおおおおおおおお!!」
リベンはその一言を聞くと、すぐさまハミディックを八つ裂きにした。
「ぐぼおおおおおおおおおおおお!!」
「おれは医者か帝王以外では就職しねぇんだよお!カスが!!」
そう言うと、リベンはハミディックの腕を掴み、それを地面に叩きつけた。
「芭啞火保二刀流奥義“全財産譲渡”!!」
そう言って、リベンはハミディックの指を切断した。
「出た!!超陰湿な技!!」
スパッ!とな。
「ぎゃああああああああああ!!わ、わしの指がああああああああああああ!!」
「この人が何したって言うんだ!!」
そして、そのまま指で全財産を譲渡するように書かれた書類に無理やり指印を押した。
「ゲッヘヘヘ。これでおれは億万長者だぜ!!さぁ、これを役所に届けてくれ!!」
そこである人物がそれを受け取った。
「かしこまりました」
そして、その人物は青い炎で書類を燃やした。
「何してんだてめぇええええええええええ!!」
リベンは何故かハミディックを思い切り殴った。
「グボォ!!」
そして、止めと言わんばかりにキャリーケースから猛獣を放った。
「犬に食わせろ。パトロクロスの仇だ」
キャリーケースから出てきたのは三匹のゴリラみたいな怪物だった。
「誰だよ!!って、うおおおおおおおおおおおお!!出たな、あの変な化け物!!」
怪物たちはハミディックを食おうとした。
「待ってくれ!!」
しかし、それをある人物が止めに入った。
リベンの復讐対象である勇者パーティの一人“スール”だ。
彼がリベンにやってきた嫌がらせは面倒なので割愛とする。
「スール!?」
「頼む、そいつは私の弟だ。どうか見逃してくれ!!」
そう言うと、リベンは頷いた。
「許す!!ついでに敵将打ち取ったり!!」
「ぎゃああああああああああ!!血も涙もねぇええええええええええ!!」
スールはリベンの一太刀で絶命し、その遺体はハミディックごとゴリラみたいな怪物に食われた。
これにてリベンが復讐すべく勇者パーティたる十二人の内、四人が倒されたことになった。
「ふーぅ、一日で二人も復讐できるとはな…」
「えっ?この人も復讐対象なのかよ!?あっさりし過ぎだろ!?」
その一連の様子を見ていたのか、エルミアが拍手をした。
「お見事ですね。まさか私の先輩方をこうも簡単に倒すなんて」
「あっいたの?」
リベンは大して興味なさげにそう言った。
「ふふっ、相変わらずハチャメチャな方ですわね。坊やもお久しぶりね。それからフラム王女までいるなんていい日だわ。今日は皆さまに吉報があります」
彼女は倒れているビチの上に座ると話を始めた。
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い ま き み の 後 ろ に い る よ




