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小さな小さな 大冒険!!  作者: 神乃手龍
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小さな小さな 大冒険!! 38


地上を走るのが当たり前なのと同じ感覚で、魔法を使っているのだ。

水中移動は四つの魔法を使いこなし、水上に出た瞬間にも四つの魔法、さらに空中へは五つの魔法を同時に操作しなければならない。


慣れてきたと言っても・・・

「パパ~♪ 鬼さんこちら~♪」


どう見ても龍聖には余裕がある・・・。


負けず嫌いなレイナも最初は一緒に遊んでいたのだが、龍聖君の成長スピードが速すぎる。

現在の力量差をイメージで伝えるなら・・・龍聖君を100としたら・・・


俺・・・80

レイナ・・・30

ナツ・・・10

アキ・・・7

ハル・・・7


って感じかな?



ムキになっている俺と龍聖の遊びにレイナ達四人が呆れていたのも当然だと言える。


夕方まで遊ぶと体力モンスターの龍聖君も眠くなったようで、今はテントで寝かせている。

本来であれば、大型クルーザーの中で食事しても良かったのだが、全員の希望で野営する事となった。


クルーザーの中にもかなりの収納スペースがあるのだが、持ち運ぶとなるとかなりの重労働だ。

しかし、アキの進化した闇魔法である“収納魔法”が兎に角、便利だった。


どう言う理屈化は分からないが、出来上がった大型テントがそのまま収納できる容量はあるらしい。

どれ位の能力があるのかを調べて貰ったのだが、どうやら10m四方程度のものであれば収納できるようだ。

生物なので命があるものは収納できないようだが、十分だと思う。


晩ご飯の準備を終えると龍聖を起こした。

綺麗な夜空を背景に晩ご飯を食べ終わると全員疲れていたのか、この日は早く寝る事になった。



そして、次の日から巨大化と小人化を繰り返しながら魔法の威力と発動速度・・・そして、基礎となる魔力コントロールの特訓を開始したのだが・・・ナツの一言で、特訓の方法を一部変更する事となった。


「龍徳様? 一言、提案させて頂いても宜しいでしょうか?」

「ん? 別に構わないよ?」

わざわざ俺に断りなど入れなくても良いと思うのだが・・・


「でしたら・・・昨日の龍聖様の特訓を午前中に行う訳にはいかないでしょうか?」

ナツの言葉に他の三人も同意した。


「あぁ! それは、私も賛成~!」

「そうだな・・・確かにあの特訓は理にかなっておるな・・・。」

「神谷部長!私も賛成です♪」


「へぇ~♪ だったら午前中は海で特訓して午後からは山の特訓にするか?」

「「「「賛成~♪」」」」

「やった~♪海で遊べる~♪ ウフフフ♪ 今日はパパ・・・捕まえられるかなぁ~♪」


確かに昨日の遊びは、かなり高度な魔力コントロールと魔力操作が必要だ。

さらに、長時間魔力を使い続けるのだから魔力量も増える事になる。

魔力を一瞬で発動させないと自由自在に動けない・・・

龍聖君レベルに近づけば、かなりのレベルアップが見込める


四人が言う事は尤もだと思ったが、龍聖君だけは、特訓ではなくただの遊びだな・・・。


昨日でさえ追いつけなかった龍聖君は、さらに早く移動できるようになっていた。

「・・・追いつけん・・・。ピョンピョンとあいつはトビウオか!」


昨日までは、水面から垂直に上昇してから2m程先に飛び込んでいたのだが、今日は斜めに飛び出すと10m程先に飛び込んでいた。

目指せ龍聖君!と全員で追いかけるが話にならなかった。


午前中には何とか俺も似たような動きが出来るようになったのだが、まだ無理だ。

次の日には・・・


「キャホォ~♪ たのしぃ~♪ パパ~早く~♪」

「グヌヌヌヌ! 絶対に捕まえてやる!」

おかしい・・・昨日の終わりには追いつけそうだったのに・・・


昨日の続きだから今日こそは!と意気込んで龍聖君との鬼ごっこに臨んだものの開始直後から圧倒的な差を付けられ触るどころか近寄る事も出来ない。

昨日は10m程移動していた距離が、今日の朝には15mになっていた。


「ゼェ~ゼェ~ゼェ~・・・疲れた~・・・」

「キャハハハ~♪ 鬼さんこちら~? パパ~早く追いかけっこ~!」

腑に落ちん・・・おいつの体力は化け物か!


それでも午前中の特訓で、俺も15m近く飛べるまでになりあと少しで龍聖君に追いつけそうなレベルとなっていたのだが・・・次の日の特訓が始まるとやっぱり圧倒的な差を見せつけられたのだった。


「どうして話されるんだ? どう見ても・・・20m位飛び出しているぞ?」

「キャホォ~♪ キャハハハ~♪ 面白~い♪」

「ピョ~ン!ピョ~ンっと!あいつはイルカか!」


レイナとナツもかなり動けるまでに成長している。

今では、水中でも時速15㎞程で移動出来るし、水上歩行も出来るようになっていた。

ハルとアキは、まだ水上歩行に難航しているようだった。


かなり魔力量が増えた四人だが、午前中の特訓は途切れることなく魔力を使い続ける為、必ず魔力切れを起こしてしまう。

なので、午前中に一回と午後に一回、必ず魔力供給する事となった。


海の中で魔力供給を行ったら4人共溺れそうになってしまったので、陸に上がってから魔力供給をする事となったのだが、何故かテントの中で一人ずつ行う事となった。


しかし・・・アキは兎も角!

三人の女性陣は正直、勘弁して貰いたい。

洋服を着ていても・・・何と言うか・・・ただでさえ、悩ましい感じがするのに・・・


薄手の水着で魔力供給をすると・・・身体をくねらせたり抱き着かれたりした時に・・・その・・・胸がポロリと零れる時がある。

ハルはまだ平気なのだが、レイナとナツ。


特にGカップのナツは毎回の如く胸が露わになってしまうのだ。

しかも、その状態でしがみ付かれてしまうと変な気分になってしまう。


レイナもナツも限界を超えても魔力を欲しがるので、最後は必ず圧し掛かって来る。

胸がはだけている状況で跨って来られると流石にエロ過ぎる。

ハルも似たようなものだが、三人共後で恥ずかしいと思うのだったら加減を覚えて貰いたいものだ・・・。


何にしても毎日の魔力供給のお陰で、俺の魔力量も随分と増えたようだ。

感覚的には、島に来る前の3倍程増えた感じだろうか・・・。

龍聖君はと言うと・・・俺と同じで、特訓が終わるころまで魔力が持つようだ。

四人とは違ってケロッとしている。


午後になると三人ずつに分かれて高威力の魔法の特訓が始まる

のこりの三人は、的側の壁の強度を上げる魔法で一人。

通常結界に一人。上空に爆風が舞い上がらない様に上空に風魔法を使うのに一人で別れた。


最初は、威力の低い魔法しか使えなかったハル達だったが、魔力供給を行う度に威力が格段に上がっていった。

島に来て7日目には、全員のレベルが大きく上がっていたのだった。



■ハル

光の大精霊 スイート

水の大精霊 デリシャ

雷の小精霊 スパイシー

闇の小精霊 ビター


驚いた事に三属性共に進化を果たし最弱だった水の精霊迄大精霊へと進化していた。


光魔法の“シャイニング”が圧巻だった。

上空に数メートルの光の球体が出現すると何十何百発もの光の矢が降り注いだ。

ハルの最大威力の魔法なので、発動までに時間が掛かるのが、今後の課題だ。


ファイアボールやファイアバレット等の大きさも今では、50㎝位であれば数十発を一瞬で放てるまでになっている。


単発の魔法としては、フレアトルネードとフレアブレードが凄まじかった。

高熱を帯びた炎の竜巻を直線状に放出させたり標的を中心に垂直に出現させたりと自由自在に扱えるようになったようだ。



■ナツ

炎の大精霊 ファイ

氷の大精霊 レイン

雷の中精霊 ジル

闇の小精霊 アズ


氷の精霊が大精霊へと進化したことで、凄まじい魔法が使えるようになっていた。

以前、俺と一緒に考えた魔法“凍てつく世界”が範囲、距離、威力、発動速度共に威力が上がったのだ。


巨大化した状態で、幅200mはある壁の全面を一瞬で凍結させてしまった。

さらにこの魔法に雷に進化した事で使えるようになった“サンダーを併用する事で、凍結した範囲全てを感電させる事が可能となった。


魔法発動までの時間も短いので、強力無比な魔法になった事は間違いないだろう。

“アイスバレット”や“アイスランス“等もハルと同様に一瞬で発動できるようになっていた。


単発の威力では、“アイスブリザード”だろう。

これは、“凍てつく世界”の簡易版とも言える魔法だ。

極冷の冷気を竜巻状に放出し敵に向かって一直線に放たれる。

触れたものを一瞬で凍結させる威力には背筋が凍る思いだった。



■アキ

光の小精霊 バーボン

水の中精霊 ウォッカ

風の大精霊 ブラン

闇の大精霊 ウィス


兎に角・・・闇属性が凄い!

闇の精霊が大精霊へと進化した事で、新たに“アビス”と言う魔法が使えるようになった。

この魔法は、発動に時間が掛かるもののそれに見合うだけの威力があると思った。


最初に威力を絞った状態で使ってもらったのだが、直径1m程の穴の底が見えなかった。

嫌な予感がしたので、全員で地面の強化と結界を張らせてからアビスを唱えて貰うと直径100m深さ5mもの穴が開いてしまった。


強化していなかったら100m以上は穴が開いたのは、間違いないだろう・・・。

アキが言うには、海の底で練習していたらしいが、範囲を狭めればその分深く掘り下げる事が可能らしい。


そして、収納魔法の容量が驚く事なかれ・・・200m四方となったらしい。

東京ドームが丸ごと入るんだよ?

まるで四次元ポケットだ・・・ドラ〇もんだな・・・。



■レイナ

光の中精霊 龍王

水の大精霊 癒王

雷の大精霊 雨王

闇の小精霊 夜王


冗談で言った事だったんだが・・・本当にやるとは・・・。

雷の大精霊へと進化した事で、漫画の様に自分の身体に融合させる事が出来るのではないかと話したのだが・・・


本当にやってしまうとは・・・。

水中で水や風の精霊と融合する事がコツである事が分かっていたので、雷でも出来るのでは?と思ったのだが本当にやりやがった。


アニメほどではないが、メチャクチャ早い。

今の俺が巨大化状態で、最大限にブーストを使うと通常の10倍程にパワーが上がるのだが・・・。

レイナの速さは、それを倍は上回っているように思えた。


“精霊融合”は本来であれば、秘術とされているとアキ達が教えてくれた。

だから三人の成長が遅かった訳だが・・・それをアッサリとやってしまったレイナも天才なのだろう。


そして、単発だったサンダーは“サンダーボルト”と言う広範囲魔法へと進化したようだ。

これは、本当に驚かされた。

何故かと言うとある程度は音が鳴るのだが・・・小さかったのだ。


レベルが上がれば音が小さくなると教えて貰っていたのだが・・・

上空から数十もの雷の槍が地面に向けて落ちているのだが、本来の音の10分の1以下と言ったイメージだ。


しかも地面に落ちた雷は、生き物の様に地面を這っている。

他にも強力な魔法が使えるようになったのだが、レイナはこの魔法だけでも無敵だと思う。



■龍聖君♪

光の小精霊 マッチ

氷の中精霊 ゼリー

雷の中精霊 ソヨ

闇の中精霊 ダンゴ


思わず吹き出しちゃったよ・・・

まさか・・・全属性が進化したとは思わなかった。


元から魔力コントロールと魔力操作がずば抜けていたが・・・

もしかして・・・龍聖君・・・最強なのでは?

と思わずにはいられなかった。


龍聖君は精霊が進化したものの超級魔法と呼ばれるような魔法には興味がないようだ。

使いやすいバレットやランス、トルネードの魔法を好んで使うのだが・・・

これが、結構笑えない・・・。


度の魔法も一瞬で100発以上を作り出し、尚且つ威力が凄まじかった。

イメージで伝えるなら・・・アキ達の魔法の威力の3倍と言ったところだろうか・・・。


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