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小さな小さな 大冒険!!  作者: 神乃手龍
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小さな小さな 大冒険!298

その後、俺は自分の精霊グノム=アースの能力で金属だけを地中深くから見つけ出しセーフティエリアの結界柱の基礎を用意した。

高さは100メートル幅30メートルと東の結界の半分の大きさだ。


お陰でドルオーラによる魔力の注入が少量で助かった。

と言っても完全に一から結界柱を作りだし魔力で素材を変質させ、さらにコーティングを施すとなると馬鹿げた魔力が必要だった事は言うまでもないだろう。


午前中から始めた結界の作業が夕方の6時に終わると修行を終えた3人がちょうど俺達の為に用意された小さな一軒家に戻って来た。


「はぁはぁはぁ・・・部長♪ 只今戻りました♪」

「はぁ~はぁ~はぁ~・・・龍徳様・・・お疲れ様でした。」

「お帰り・・・随分修行に熱が入ったようだな。」


2人の顔を見ると疲労の色が浮かんでいるが、目には希望が宿っている様に見えた。

「グルル・・・大した奴らだ・・・だが、吾も有意義な時間であった。」

「そうか・・・何やら得るものがあったようだな。」


「うむ。明日は驚かせてくれると思うぞ。」

「へぇ~・・・今のソーマがそこまで言う程か・・・」

「グルル・・・フッ。明日を楽しみにしておれ」


当やら3人共、限界を超えてもうひと伸びする事が出来たのか、レイナもナツもソーマも地震に満ち溢れているように感じた。

『よし・・・いよいよだな!』


小人の国に来てから既に18日が経過した。

シュッテンブルク遺跡では、流石に全員を救う事は出来ないかも知れないが、一人でも多く助ける為に戦うだけだ。


救い出した兵士達の話を纏めるとシュッテンブルク遺跡には、1万人の住民と500人の兵士。

さらに常時、10人の敵と5人の小隊長クラス、さらに2人の中隊長クラスと部隊長クラスが1人常駐しているそうだ。


ここに2人の将軍クラスがいるとなれば、正気に戻った兵士達の力も借りなければ、労働力として捕らえられた住民達を開放する事は不可能だ。


小人の国の大都市、街と村さらにレインベール遺跡にいた兵士達の数は、現在、約1万人。

その中から身体強化に特化した1000人の兵士が既にシュッテンブルク遺跡へと出立している。

本当であれば足並みを揃えたいところだが、俺達とでは能力に差があり過ぎてしまう。


大まかな作戦は既に伝えてあり、魔導無線機を部隊長クラスに渡してあるので、変更があれば、その都度指示を飛ばす事になっている。

そして、深夜・・・眠り続ける愛しの我が子を抱きしめながら俺も眠りについた。


そして、翌朝・・・

「準備は良いな!」

「「はい!!」」

「うむ。」


最後の戦いに向け動き出す俺達に小人達が次々に声を掛けて来た。

ナツは女王として当然としてもソーマも守護神として知名度が高く崇める小人迄いた。

俺とレイナは1年前の戦いを知っている住民には英雄扱いだった。


正直、ちょっとこそばゆい気持ちになったが、俺はナツの恩に報いる為にいるのだ。

それに未だ記憶が戻っていないとは言えメシアとしての役目でもある。

そして、身体強化を最大に施すと俺達はセーフティエリアを後にしたのだった。





それから20分後・・・

先発した1000人の兵士達と合流した俺達は、シュッテンブルク遺跡から5㎞地点へと辿り着いたのだった。

兵士達に再度指示を出すと俺達は、一気にシュッテンブルク遺跡へと跳躍した。


既に小人の状態でも異常な身体能力を発揮する事が出来る俺達にとっては、小人達の体感距離や速度は意味をなさない。


小人達の5㎞は、今の俺達には通常の125メートルでしかないのだ。

とは言っても少し違和感があった。

セーフティエリアからここに来るまでも思っていたが、どうやら東の結界が中途半端な状態で発動しているようだった。


魔の森の中心からシュッテンブルク遺跡までの距離は約200㎞。

となると通常で5㎞だ。

現在、ナツの最高速度も上がり最大の身体強化を施せば、最高速度180㎞。なので、5㎞程度なら時速120㎞程度で走行が可能だ。


となれば、かかったとしても3分もあれば到着すると考えていたのだが、実際に20分近くかかってしまった。

どうやら時間を40分の1にする結界が、中途半端に作用しているみたいだ。

感覚的には5分の1程度の影響を受けていると考えて良いだろう。


とは言っても実際の距離で125メートルなど僅か10秒程度。

小人の間隔なら5㎞を10秒なのだから目の前から消えた様にしか見えなかったのは間違いない。


そして、遺跡の上空から一気にレイナが光のテラエリアヒールを放った。

洗脳されている兵士は光のヒールを浴びると一瞬苦しみだすので分かり易い。

その間に俺とナツとソーマの3人で、光のヒールの影響を受けていない敵の兵士を殲滅。


周囲には大小様々なテントが点在している。

その中には数多くの住民もいたが、彼らの救出は俺達の役目ではない。

その後もレイナを護る様に地下遺跡の中へと足を踏み入れた。



こちらも良ければ読んでくださいね♪

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文字数は少ないですが、出来る限り毎日アップしていこうと思いますので宜しくお願い致します。


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