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小さな小さな 大冒険!!  作者: 神乃手龍
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小さな小さな 大冒険!283


■龍聖VSビネガー

転移によって死の大地の試練の出口がある洞窟内へと場所を移した龍聖とビネガーだが、雲行きがおかしい。

既に悪魔の状態へと変貌を遂げたビネガーが龍聖へと猛攻を仕掛けている。ところが・・・。


「オラオラオラァ~!! どうした~チビ助~!! さっきの様に反撃してみやがれ!!」

そう言って激高しているビネガーの猛攻を躱すだけで、一切の反撃をしない龍聖の姿があった。


「パパ・・・」

『ヤバいぜ・・・龍聖の奴、親父の魔力を感じて心ここに非ずだ・・・』

『龍聖様! こうなったら目の前の敵を瞬殺致しましょう! その方が早いですわ!』


どうやら、死の大地で戦っている龍徳の魔力が膨れ上がって弾けた事を察知したようだ。

先程までは、ビネガーの攻撃を全て躱し、攻撃を返していたのだが、先程、凄まじい振動と共に龍徳の魔力が弾けた様な感覚があった。


龍聖は、この感覚を覚えている・・・

「この感じ・・・1年前も感じたもん・・・絶対パパに何かあったんだ・・・」

『龍聖君!シッカリしてよ! 敵もさっきより早くなったから前を見ないと!』


精霊が心配する通りで、今や龍聖の集中力は散漫であった。

悪魔へと変貌したビネガーは、知覚認識速度1万倍の龍聖の世界において、秒速5メートル以上で接近できる程の速さがある。


これは、物理的法則を無視した速度と言い換えて良いのかも知れない。

何故なら時速に換算すると18万㎞と言う馬鹿げた速度だからだ。

だが、精霊達によって既に、この現象は解明されている。


『龍聖君!敵は空間を削り取って来るんだよ!本当に危険だ!』

『そうだぜ龍聖!いくら龍聖王でも直撃すればダメージを喰らっちまう!シッカリしろよ!!』

そうは言っても龍聖は、まだ7歳の小学1年生なのだ。


実力だけで言うのであれば、間違いなく最強の部類に入る。

だが、メンタルだけは、そう上手くはいかない。

これは、以前龍徳が危惧した事でもあった。


「オラオラオラ~!!」

「お願いだからパパのところに行かせてよぉ~」


凶悪な腕で空間を薙ぎ払うような動きと同時に龍聖へと襲い来るビネガー。

その腕で、空間を切り取るかのように移動すると時間を飛ばしたかのように映る。


「クソガキが!だったらしゃしゃりでてくるんじゃねぇよ! 逃がす訳が姉だろうが!!」

「パパの事が終わったら直ぐ戻ってくるから~お願いします。」


異常な回復力のお陰で無限かと思うような龍聖の魔力も精霊王へと進化を遂げた4体の精霊を完全融合させた龍聖王の状態と全属性防御の多重結界。さらには常時状態回復の魔法。さらに身体強化をかけ続けている中、敵の攻撃を躱す魔法を発動させるとなると魔力が徐々にだが減っている。


「え~ん。パパに逢いたいよぉ~」

既に4日もあっていない大好きな父である龍徳の魔力が弾けた感覚にどうしようもない不安が過るのは当然の事だろう。


「隙あり!! デビルズランサー!!」

これも今までと同じ様に魔法を放つ寸前で前方の空間を削り取る様な動きの後に放った。

『やべぇ~!これは直撃するぞ!』

『ちょっと!龍聖君!シッカリしてよ!!』

『龍聖様!!許可を下さいませ!!』


主である龍聖の意見を無視して勝手に動く事を許されない精霊達に緊張の汗が流れる。


凄まじい速度のビネガーのデビルズランサーが、目の前の空間を飛ばしたように一気に龍聖の目の前に現れた。

『空間系の使いてか・・・』

『もしくは時空系の使い手ですわね・・・』

『何にしても直撃する!!』


その言葉通り無敵化と思われた龍聖にビネガーの魔法が直撃したのだった。

「あぅっ・・・」

「チッ!俺様のデビルズランサーでも突き刺さらんとは・・・」


ビネガーが驚くのも無理はない。何故なら先の戦いでイザベラが使っていた漆黒のレーザーの様な魔法の名前はデビルズレイ。その魔法の5倍の威力を持つ魔法を放ったにもかかわらず貫通どころか刺さりもしないのだ。


「だが、少しはダメージがあったようだな!」

ビネガーの言った通り大したダメージではないが、凄まじいエネルギーが衝突した事で、ゼリーの力だけでは、吸収しきれなかったのだ。


「グスン・・・痛いよぉ~え・・・パパに逢いたいだけなのに・・・」

「カァ~カッカッカ!いくら強かろうが、所詮はガキよ!一気に殺してくれる!!」

そう言って両手を広げて魔力を溜め始めた。


「グスン・・・パパに逢いたいって言ってるのに・・・」

そう龍聖が呟いた瞬間ビネガーに戦慄が走った。


「クッ・・・何だ・・・このプレッシャーは・・・だがもう遅い!!死ね~!!デビルズバスター!!」

先程よりも大きい漆黒のビームが放たれた。


流石に両腕を広げて放つ技なのか、今までの様に空間を切り裂く動作がない。

しかし、時が止まっているかの様な龍聖の空間を、秒速10メートルを超える速度で迫っていた。



こちらも良ければ読んでくださいね♪

■「そこにいる君に逢いたくて。」を新しくアップ致しましたので、宜しければご一読ください。

毎週水曜日と土曜日の朝7時に更新いたします

https://ncode.syosetu.com/n0341hc/


■「勇者撲滅! 2度目の人生はハッピーエンドで!」もアップしていますので宜しければご一読ください

https://ncode.syosetu.com/n6920gm/

火曜日と金曜日の朝7時に更新します。11月分まで予約してあります。


■「小さな小さな 大冒険!!」続編を開始しましたので、宜しければご一読下さい。

https://ncode.syosetu.com/n6880gm/

文字数は少ないですが、出来る限り毎日アップしていこうと思いますので宜しくお願い致します。


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