小さな小さな 大冒険!! 27
筆者の神龍です♪
一つの小説を書いている間に他の小説を書きたくなってしまったので、新しくアップさせて頂きました。
もし面白かったら読んでくださいね♪
毎週月曜日と木曜日の朝7時に更新します。
◆◆ ◆ ◆ ◆
SIDE:アキ
ソファーでやるのかと思ったら何故かビショビショだったらしく居間の方に布団を敷いてくれる事になった。
前回の事もあったので、ワシは布団に横たわると龍徳殿がワシの背中に手を当てて魔力を注ぎ始めた
そして、今後二度と味わいたくないと思えるほどの出来事となった。
今後、どの様な厳しい状況であっても生き残る自信が付いたとも言えるな・・・。
「ぐっ! ぐぁぁぁ~・・・グググ・・・き・・・気持ち・・・(悪い)」
寝ている状態なのに眩暈で転がってしまいそうになる程の気持ち悪さ・・・。
「最初はハルもそうだったけど・・・」
「そ・・・そうでしたか・・・じゃ~弱めに・・・」
ワシがそう言いかけた時じゃった・・・
「けど♪ ハルは持ち前の精神力で、この何倍もの魔力を注いでも我慢してたね♪」
なんと!・・・この・・・何倍もじゃと!・・・このままでは・・・ワシのメンツが!
「ハッハッハ♪ ちょ・ちょうどワシも弱過ぎるんじゃないかなぁ~と思って居ったところですわい♪」
あれ・・・?ワシ今・・・何て言った?
「あっ! やっぱり・・・ ぐおぉぉぉぉ~・・・ はぁはぁはぁ・・・」
「ん? 強過ぎちゃったかな? でも・・・ハルはもうちょっと強かったんだけど・・・」
「何を言っておられるのですかな龍徳殿! この程度、何ともありませんぞ!」
「おぉぉ~! さすがアキ♪ じゃ~行くぞ! フン!」
オエッ・・・目が回る・・・気持ちが悪い・・・もう・・・もうダメじゃ・・・
「た・・・龍徳殿! 一旦これ位で・・・さすがにハルより・・・」
ワシがまだ話していたのだが
「ん?あぁ♪ ハルはこの状態から強めて行って、1分間位魔力を注いだよ♪」
なんと!・・・これ以上ですと・・・?
「ハハハ・・だと・・・だと思っておりましたぞ! 全然弱すぎますな♪」
はて? ワシ・・・何でそんな事を・・・
「流石~♪じゃ・・・遠慮なく! フン!」
ゲロゲロゲロ~・・・・助けてくれ~・・・限界じゃ~ もうダメじゃ・・・身体が・・・限界じゃ・・・
「あれ・・・? アキ大丈夫かい?」
龍徳殿が心配して俺に話しかけてくれたようだが・・・ワシ・・・気絶しちゃった♪
「凄いな♪ 流石はアキだね♪ 了解! もっと強くだね♪」
気を失っているのに辛いって・・・意識あったらワシ・・・間違いなく“殺せ”って騒いじゃったろうな♪
そして、地獄の2分間が過ぎて行った。
「大丈夫か? アキ・・・あれ? アキ? まさか・・・気を失っているのか?」
その後、龍徳殿が気付をしてくれた事で、意識を戻したワシじゃったが・・・
「オエッ・・・ふわぁぁ~良くねたわい♪ いや~一瞬でしたな♪ 思わず眠ってしまいましたな♪」
「さすが~全然へっちゃらなんだね♪」
「も・もちろんですな♪」
「ふむ・・・アキも・・・魔力量が数千倍になっているな・・・。」
「言われてみれば・・・分かるぞ・・・分かりますぞ龍徳殿! これは・・・凄い・・・これは!凄いですぞ!」
そして、興奮するワシと一緒に離れに戻る龍徳殿の背中を見てワシはフッと考え込んだ
龍徳殿は、一体どれほどの魔力を内在しておられると言うのか・・・。
これだけの膨大な魔力を注いでおられるのに何ともないのであろうか?
「龍徳殿!」
「どうしたの?」
「その・・・龍徳殿の魔力は問題ないのですかな?」
ワシの言葉の意味が解らないのか龍徳殿がキョトンとしていた。
「魔力を注いでいるから心配しているのかい? アハハハハ♪だったら心配しなくても大丈夫だよ♪ 感覚だけど1割も使っていないと思うよ♪」
この言葉は確定的であった・・・。
今のこの状態のワシらの魔力のゆうに20倍以上ある事は間違いないのだ・・・。
ワシの前を歩く龍徳殿の背中を見て
「フハハ♪ 何とも・・・本当に規格外のお方であったか・・・。」
実際42になるワシが年下に尊敬の念を持ってみる事があろうとは思いもしなかった。
◆◆ ◆ ◆ ◆
「お待たせ~♪」
「あぁ♪ 凄いパワーアップしてるの分かるよ♪」
「本当ですわね♪」
「じゃろ~♪ 正直ワシがこれ程の魔力を持つことが出来るよとは思いもせんかったわい・・・。」
「私も負けていられないですわね♪」
「おぉ!ナツもやる気だね♪」
「ウフフ♪ 当然ですわ♪ 限界を超えて見せますわよ♪」
限界を超えるって・・・どこかのアニメみたいだな・・・。
「早く行って下さい! 次は私の番なんですからね!」
「そうですわね♪ ちょっと時間が掛かるかも知れませんので、ゆっくりしていてくださいね♪」
(こ・・・こいつ・・・イキナリ宣戦布告をブッ込んできやがった!)
「グヌヌヌヌ~」
「こらレイナ!」
するとレイナの顔を龍徳が両手で挟み込んだ
「ってく・・・お前は綺麗なんだから・・・あまり変な顔をすると勿体ないぞ?」
「は・・・ハヒィ! 分かりました・・・。」
一瞬で顔を朱に染めると頭からプシューっと湯気を拭いていた。
「じゃ~行くぞ♪ナツ!」
「はい♪」
◆◆ ◆ ◆ ◆
SIDE:ナツ
前回の時から気が付くと龍徳様を目で追っている自分に気が付いたのです・・・。
最初は・・・不思議でした。
自分でもおかしくって笑ってしまいましたわ♪
だって・・・扉がガチャって開く度に喜んでいる私がいるんですもの♪
尻尾があったらブンブンと振っていたに違いありません。
あの後も何度も私達と魔法の練習を重ね一瞬にして置き去りにされた気持ちになりました。
凄い事が起こっているとハッキリ分かりました・・・。
何故ッて?・・・フフフ♪ だって・・・レインベール城の王宮魔導士など足元にも及ばない魔法を二回目にして披露されてしまっては・・・。
最初は、嫉妬かと思ったのですが・・・どうやら違ったようです。
龍徳様が影で物凄く努力されていた事をこっそり見てしまいましたので・・・
巨人化の魔道具を頂いたので、ある時寝付けなかった私が龍徳様に会いに行った時の事です・・・。
何やらリビングで迷走しておられたので声が掛けられず、その神々しさに見惚れてしまいました。
身体の外には魔力が出ていないのですが、内在する魔力が瀑布の様な激しさだったのです。
才能だけでは、こんな事出来る訳ありません。
この時、私は自分が甘えていた事に気付かされました。
才能のある・・・否、安易な表現しか出来ませんが、天才が努力しているのです!
これが、私の進む道だと言われている気がしました。
だから・・・私は決めたのです♪
このお方に着いて行こうと♪
そして・・・何故これ程までに目で追ってしまうのか・・・これで分かるかも知れませんわ♪
それにしても・・・私って・・・かなりの負けづ嫌いだと・・・この時初めて知る事になり・・・その結果
「さてと・・・ナツはどこで魔力注入する?」
龍徳様がソファーを一生懸命拭きながら私に声を掛けて下さいました。
「それでしたらソファー・・・否、お布団でお願いしますわ♪」
「布団で良いのかい? 分かった♪・・・って! 仰向けで良いの?」
「はい♪構いませんわ♪」
「そ・そうか・・・ゴクリ・・・」
何故か私を見つめる龍徳様が恥ずかしそうにしておられました。
「何か問題がありますか?」
「嫌・・・そう言う訳じゃないんだけど・・・アハハハハ♪それにしても・・・ナツって・・・スタイルが良いよね♪」
「本当ですか♪ ウフフ♪ 何故でしょう・・・龍徳様に言われると嬉しいですわ♪」
もしかしたら・・・私を女性として見ておられるのでしょうか?
だとしたら・・・嬉しいですわ♪
やがて座りにくそうに私の横に胡坐をかいて龍徳様が座られると
「ナツ・・・手を触れたいんだけど・・・どこに手を置いていいか・・・その・・・」
「はい? でしたら私の頭とお腹で構いませんわよ?」
「良いのかい?」
「はて? 何でですの?」
「いやだって! ナツはアキの奥さんなんだからさぁ~ 俺だって人の奥さんにベタベタ触れないでしょう?」
俺がナツにその様に伝えると意を決したような表情を浮かべ俺に話しかけてきた。
「問題ありませんわ!まだお話しておりませんでしたが・・・今さらで申し訳ないのですが、私とアキは夫婦ではありませんわ」
「やっぱり?アキやハルの話し方がおかしい時があるから変だなぁ~とは思ってたんだけどね・・・。」
「そでしたか・・・お世話になっている龍徳様を騙すような事をしてしまい誠に申し訳ありません。しかし、決して騙そうとしたわけではありません!」
「クスクスクス♪ そんな事はどうでも良いよ♪ だったら肌に触れても大丈夫だよね♪」
「ホッ♪ はい♪ なので、ご安心くださいませ♪」
「フフフ♪ 了解♪ 強さはどうしようか? ハル位の強さで大丈夫かな?」
「そ・・・そうですね・・・。それでお願いしますわ。」
「分かった! じゃ~行くぞ♪」
そして、私の身体を龍徳様の魔力が通り過ぎて行きました。
なんと表現したら良いのでしょうか・・・・
「ハァ~ン♪」
全身が私の意志に反して痙攣を始めた。
頭の中が真っ白になってしまいました。
「な・・・何が・・・ンン♪ な・・・何が・・・あぁぁぁ~」
見悶えている私を心配した龍徳様が心配そうに
「大丈夫か?ナツ! 強過ぎるか?」
「アン♪ そんなに触れられると・・・ンン♪」
「ご・ゴメン・・・大丈夫か?」
「はい♪ 私はハルよりもアキよりも強くなろうと決めたの・・・だからお願い!」
色気のある瞳で龍徳を見つめると恥ずかしそうに龍徳が顔を背けていた。
(まさか・・・大人びた話し方じゃない方が、可愛いと思うとはな・・・。シッカリしろ俺!)
そんな事を龍徳が思っていた事など知る由もないナツだった。
「分かった! じゃ~強めに入れるからな!」
「はい! うぅ・・・うあぁぁ~ はぁはぁはぁ・・・くぅぅぅ~ 良い・・・身体が・・・もっと・・・もっと~」
ドレスの様な裾を太もも迄はだけさせ目のやり場に困っている龍徳の事などお構いなしだった。
「もっと・・・ちょうだい・・・もっと・・・強く・・・。」
す・すごい・・・私の身体の中に龍徳さんの魔力が溢れてる・・・。
私の身体が熱い・・・。何だか私の身体じゃないみたい・・・。
「ゴクリ・・・分かった・・・良いんだな! 行くぞハァッ!」
その刹那、先程の倍以上の魔力が私の身体に入ってきた。
「ひぃぃ・・・ンン♪ あぁぁぁ~ そんな・・・そんな・・・が・・・我慢ですわ・・・ンン♪」
身体が、ジンジンする・・・。
以前何度か経験したけれど・・・何なのでしょうか・・・?
とても心地よくって・・・気持ち良い♪
身体が勝手に動いてしまいます・・・。
狭かった私の器が龍徳様によって無理やり広げられているのがハッキリと分かる。
「凄いな・・・まだ頑張るのか・・・。」
そんな私を気遣う龍徳様の声が妙に心地よくなってしまい・・・
私の中から何かが急激に膨らみ弾け飛んだ・・・。
「あぁぁぁ~もう・・・もう・・・ダメ・・・おかしくなる・・・いぅぅ~ もうダメ~・・・ック!」
ビクビクと小刻みに痙攣すると呼吸も荒く龍徳にしな垂れた。
「なんか・・・エロいな・・・。勘違いしちまいそうだ・・・本当に大丈夫なんだよな? ナツ! ほら!大丈夫か?」
龍徳が気を失っているナツをの頬をペシペシと叩いて築かせると
「ハァ~ン♪龍徳様~♪」
ギュ~っと龍徳の上に乗っかり胸に顔を埋め始めた。
目を覚ました私の目の前に心配した龍徳様のお顔が移ると・・・変な声が出てしまいました・・・。
恥ずかしい気持ちがない訳ではなかったのですが、私の意志に反して身体が勝手に動いてしまいました。
こちらも良ければ呼んでくださいね♪
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月曜日の朝7時に更新します。来年1月分まで予約してあります。
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