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小さな小さな 大冒険!!  作者: 神乃手龍
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小さな小さな 大冒険!260

「な・なんだと!?・・・何だそのオーラは!!」

「フフ・・・あんたの強さは、確かに私の予想を上回っていたわ・・・でも!私が本気を出していないのも事実よ!!」


「舐めるな小娘がぁ~!!」

「舐めないわよ!そんな汚い姿! 喰らえ!暗黒の雷!!」

レイナが魔法を唱えた瞬間。


今までの稲光ではなく周囲の景色が歪むと突如、暗闇がジュガンを襲う。

「な・何だこの魔法は!?」


スゥ~っと伸びて行く暗闇が徐々に鋭利な形へと姿を変える程に速度が上がって行く。

「クッ!」

それを見たジュガンが慌てて体を捻って躱す。


「笑止!この様な遅い魔法など喰らうか!!」

「へぇ~・・・だったら?」

魔法を躱されたのにレイナがニィ~っと笑っていると通り過ぎた暗闇が方向を変え再びジュガンへと向かって行く。


「クッ! 魔法の軌道が変わるだと!?・・・有り得ん・・・」

「この速度も躱すなんて・・・悔しいけど私より足の使い方が旨いって事ね・・・良い勉強になったわ・・・」


これは、以前龍徳が言っていた事だ。

要は、本来のステータスを全て引き出せるのであれば、レイナの方が早いのだ。

だが、人間の足では踏ん張りがきかないので、全力の速度を地面が受け止める事が出来ないのだ。


なので、魔力のコントロールと複数の魔法を同時発動できる能力が必要なのだ。

だが、凄まじい速度で、それを行うとなれば、それこそ0.005秒程の間にいくつもの魔法を使用してコントロールする必要がある。


要は、足元の大地を固め、方向転換をする度に足の傾斜に合わせて突起を作る必要がある。

さらに、常に結界を展開させているからこそ問題ないが、本来なら速度が上がれば上がる程、結界の強度を変更しなければならない。


さらに、吐いている靴も強化させる必要がある。

そうでもしないと一瞬で靴が破れてしまうのだ。

正確には、靴下もそうだし、足と靴下と靴が滑らない様に吸着させる必要もある。


だが、これだけだとやはり巨大なパワーを受け止めきれない。

だからこそ、地面に足が触れた瞬間、自分の身体を地面に吸い付けるように魔法を発動させないといけない。


地面の硬質化、変化、吸着、それと風の影響を受けない様に結界を張る。

この作業を速度が上がるほどに短時間で行わないと今のレイナのポテンシャルを引き出す事は出来ないのだ。


龍聖までとはいかないまでも今では、知覚認識速度が1000倍まで使えるレイナでも体感速度5秒の間にそこまで複雑な魔法を同時にコントロールする事は出来ない。


理由は簡単で、ただ走るだけなら問題ないが、戦闘中となれば話が違う。

相手の攻撃を防ぎ反撃しながらとなれば、弱い相手なら問題ないが、強い敵程、5秒など気の長くなる程、遅いのだ。


では、ジュガンが魔力のコントロールに優れているかと言えば話は違う。

先程も言ったが、足の形や構造がそもそも違うのだ。

さらに高速戦闘となれば獣人族は四足歩行となるからこそ厄介であった。


「ギギギ・・・何だこの闇は!!」

「さて・・・お遊びは終わりにしようかしらね・・・」

ボソッと呟くとレイナの身体から今度は漆黒のオーラが吹き荒れ、バチバチバチっと漆黒の放電現象を起こす。


「ヘルサンダー!!!」

するとジュガンの周囲にあった漆黒の闇が、何十、何百もの黒き雷へと姿を変えて襲い掛かった。

「な・・・ギャァァァァ~~!!!」


バチバチバチっといくつもの漆黒の雷がジュガンを貫くと行き場を失った力がスパークして大爆発を起こしたのだった。

「ふぅ~・・・ちょっと疲れたわね・・・」




そしてナツは・・・

既に様子を探る為の近接戦闘を終え、精霊を召喚して全力で戦うも圧倒的なパワーを誇る虎王ビアンに押されていた。


数日前に小人の国へとやって来た時には、レイナとナツの身体能力の差は、殆どなかったのだが、試練の洞窟を始め敵との戦闘による経験値が、2人に差を付け始めていた。


「はぁはぁはぁ・・・まさか獣人化の上があっただなんて・・・」


ボロボロになりながらも回復魔法で戦っていたが、やはり速度の差は高い壁となってナツを苦しめていた。

そこで、レイナ同様にテラオーラを初めて実戦で使用する。


これによって、虎王ビアンの攻撃を貰いながら魔法で攻撃をすると言った肉を切らせて骨を切る様なぶっ飛んだ方法で反撃を開始していたのだった。


「ガルルルル・・・ナターシャ姫よ・・・お主・・・死ぬのが怖くないのか!?」

「はぁはぁはぁ・・・怖いに決まっています・・・」

「どうやら、おかしくなったようだな・・・」


先程のビアンの爪の攻撃を腕をクロスさせて防いだことで、痛々しい傷が見えたが、あっと言う間に消えていく。

「こんなもの・・・ひと時の痛みに過ぎません!」

「グルル・・・なるほど・・・ただのお姫様って訳ではないと言う事か・・・良いだろう!一人の武人として殺してくれる!!」



こちらも良ければ読んでくださいね♪

■「そこにいる君に逢いたくて。」を新しくアップ致しましたので、宜しければご一読ください。

毎週水曜日と土曜日の朝7時に更新いたします

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■「小さな小さな 大冒険!!」続編を開始しましたので、宜しければご一読下さい。

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文字数は少ないですが、出来る限り毎日アップしていこうと思いますので宜しくお願い致します。


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