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小さな小さな 大冒険!!  作者: 神乃手龍
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小さな小さな 大冒険!243


「グルル・・・どうだ?」

「ああ・・・正直言って嫌な予感しかしないな・・・」

「吾も同感だ・・・今この状態で3日間もの・・・否、後3日と言う表現からもっと前から眠りについていたのだろうが・・・以前の陰邪石でもそうであったが、覚醒する前にその様な症状があった記憶がある。」


「そうか・・・予想で、部隊長の強さが中隊長の2~3倍・・・。そう考えると3帝の実力も2~3倍と考えていたが・・・」

「なるほどな・・・グルル・・・俺達の戦った中隊長より3帝は6~9倍以上の強さだった・・・それが予想を超える可能性が出てきたという事だな。」


「ああ・・・ここに来て大将が動けない事を取ったという事は間違いなく更なるパワーアップをさせた・・・そう言う事で間違いないだろうな。」

その会話を聞いていたレイナが声を放つ。


「部長はどれ程強くなると考えているのですか?」

「最低でも2倍・・・否・・・ナツとソーマが俺達を連れて戻って来る事位、予想している事を考えると・・・1年前のソンメルの最低でも数倍の強さは間違いないだろう。」


「あのキマイラの数倍だと!?」

龍徳の言葉に無線機越しにソーマが驚愕する声が響き渡る。


「考えれば分かる事だ・・・1年前に倒されたキマイラより弱い訳がない・・・とは言えあれは、完全に理性を失った本物の化け物だったからこそあれ程の強さだった訳だが・・・今度の敵は、理性を持ったままキマイラと同等かそれ以上であるのは間違いない。」


「グルル・・・確かに・・・以前と同じでは勝てぬが道理・・・」

「そうなると・・・攻め込んだ時点で、その強さだった大将を眠りにつかせたとなれば・・・」

「キマイラの最低でも数倍の強さ・・・そうなりますわね・・・」


「そう言う事だ・・・恐らく、完全体となった古竜によって陰邪石がパワーアップしたと言う事だろう・・・そうなると敵の凡その戦闘力も分かるが・・・」

「あのキマイラの数倍以上の強さ・・・そうなると私やナツではまだ勝てそうもありません・・・」


「そうだな・・・巨大化した魔物の状態であればレイナやナツでも倒せる可能性もあるけど人型だったとしたら厳しいだろうな・・・。」

「そうなのですか?私はてっきり巨大化した方が、厳しいのかと・・・」


「確かに巨大化した魔物の方が、圧倒的な強さだろうが、その分、俺達の魔法は当て易く、敵は俺達の動きを捉え難くなる。要するに魔力の総量が多ければ、時間が掛かる極大魔法を放ちやすいんだ。」

「確かにそうですね。人型だとどうしても接近戦になりますから・・・相手次第ですが、基本的には手離れの良い魔法しか使えないですもんね。」


「あっ・・・そう言えば以前も同じ事を言われていました・・・」

「グルル・・・確かにな・・・吾も小人相手であれば、ドラゴンの状態より龍人化した方が戦いやすいからな。」


「だろうな。確かに巨大化した魔物であれば、威力の高い魔法を連発して放てるだろうし、スピードもパワーも耐久力も・・・何もかもが桁違いだ。 だが、長距離戦闘であれば、今のナツやレイナなら最強の魔法を使う時間さえあれば、倒す事は出来るはずだ。」


「問題は人型だった場合って事ですね・・・」

「先程も言いましたが、私は中隊長クラス相手に肉弾戦のみで戦ったから分かります・・・今の私では、魔法を使えて漸く部隊長クラスを倒せるかどうか・・・」


「そうよね・・・あの敵の3倍前後の強さとなると・・・」

「グルル・・・その上の、大将格に至っては言うまでもないって事だな。」


「そう言う事だ。だが、問題は、その強さだった大将格を更にパワーアップさせている可能性があると言う事だな・・・さっきは最低でも2倍と言ったが、もし3倍の強さとなっていれば、ナツとレイナでは、長距離戦闘以外で戦うのは危険だ。」


「部隊長クラスが中隊長クラスの2~3倍で、大将クラスがさらに2~3倍だったのが、さらに3倍って言うと・・・最大27倍!?」

「とてもではありませんが、私では手に負えませんわね・・・」

「そうだな・・・だから、勝てるとしたら俺と龍聖・・・それとソーマ位だろう・・・」


「フフ♪龍聖君強いのぉ~♪」

「あれ?龍聖は、まだ起きていたのか?」

突然無線機越しに龍聖の声が聞こえて来たが、時刻は22時近い。普段であればとっくに寝ている時間である。


「クスクスクス♪ 龍聖君は眠っておりますわよ龍徳様♪」

「クスクス♪ 今のは、寝言ですよ部長♪ 大好きなパパの声が聞こえたから夢にでも出たんでしょうね♪」

「そうだったか・・・・」


一刻も早く東の結界を元に戻し、愛しの我が子に逢いたいところだが・・・

「さて・・・さっきの話に戻るが、ここから部隊長クラスが現れるとなれば、敵にバレる可能性が高くなるだろう・・・」

「そうですわね・・・なので、より一層、慎重に動こうと話していたところです。」


「まぁ~俺の方も同じだ。東の結界の周辺に魔物の反応が多過ぎる。様子を見ながらってところだが・・・大将格が目覚める前に行動に移した方が良いだろうから・・・俺は、2日後迄は出来る限り戦闘を避けようと思う。」

「グルル・・・大将が目覚めるまで3日・・・最悪3日以内に全住人を移動させるのは不可能であろうな・・・」



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