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小さな小さな 大冒険!!  作者: 神乃手龍
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小さな小さな 大冒険!213

「まっ・・・取り敢えずコテージを出して食事をしながら作戦を練るとしようか?」

「あい♪」

「賛成です♪」

「はい♪ それが宜しいと思います♪」

「グルル・・・吾も・・・」


その後、食事を取ると自分達の現在地の把握の為に一度結界の外へと出て行き半径10㎞圏内に強敵の反応がない事を確認し終えると再び洞窟へと戻り全員で話し始めた。


「さて・・・では、話を纏める・・・」

そう言って食卓を囲みながら龍徳が話だす。


「現在地は、死の大地のこの辺りだな・・・」

そう言って以前貰った小人の国のマップを取り出し、死の大地の北西部を指さした。

「うむ・・・その辺りで間違いないであろうな。」


「でだ・・・俺としては、このまま東の結界を復活させようと思っているんだが・・・」

「東の結界・・・ですか? 何故その様な・・・その前に神の作ったとされる結界を再構築されるなど・・・まさか・・・龍徳様・・・結界を再構築する事が出来るのですか!?」


龍徳の言葉にナツが目を丸くして口元を抑えてしまう。

「ああ・・・メシアと言われてもピンと来ないが、以前から不思議だった事があったからな・・・」

「それは?」


「それは、俺もナツの封印解除の呪文で結界を通り抜ける事が出来るって事だ。」

「そう言えば・・・以前その様な事を仰られておりましたわね・・・それが何か分かったのですか?」

「ああ・・・」


そう言って少し照れ臭そうに龍徳が頭をかくと再び口を開いた。

「あのな・・・どうやら小人の国の結界を張ったのは俺らしいんだ・・・」

「「「はい!?」」」


予想外の答えにレイナ、ナツ、ソーマの三人が目を丸くする。

「まぁ~そりゃ~驚くわな・・・実際に神と話をして俺も驚いたし・・・兎も角!結界に必要な魔力がドルオーラだって事だ♪ ってな訳で!俺はこの国の結界を再構築する事が可能な訳だ♪」


「グルル・・・なるほど・・・吾は龍種としては若い個体故、神に関する情報も殆どないが、メシアの事は覚えておる・・・まさかお主そのものとは思わなんだ・・・」

「そう言えば・・・ルーが行っていたな♪ ソーマは最後のドラゴンだったって。」


「うむ・・・神からの使命は覚えておったがな・・・何せ吾が誕生してからは、殆ど神との遣り取りがなかったからな・・・」

「まっ!それは仕方がない。何にしてもだ!俺は封印の再構築が大前提だと思っているんだが・・・」


「そう言えば何で今さら結界を再構築する必要があるんですか?」

レイナの意見は尤もだ。そう言わんばかりにナツも頭を頷いて龍徳を見つめた。


「ふむ・・・簡単な話なんだが・・・ナツは気が付かなかったのか?」

「何がでしょうか?」

「そうだな・・・前回魔物と戦った時・・・何か違和感はなかったか?」


「前回・・・」

そう言ってナツが考え始める。

「ソーマもだ!・・・何か不思議な事が起こっていなかったか?」


「不思議な事!?・・・グルル・・・何だ・・・吾は思いつかんな・・・」

「申し訳ございません龍徳様・・・私も分かりません・・・どうか教えて頂けないでしょうか?」

「攻め込んできた魔物の大きさだよ・・・」


「グルル・・・魔物の大きさ? 特に変わらんと思うが・・・」

「本当にそうか? 1年前ソーマが倒した魔物も大きかったが・・・アレは、この死の大地にいた猪にアストゥーが陰邪石を仕込んで魔物化させたから大きかった・・・だが、今回は外から来たのに小さくなっていないって事だ。」


「あっ・・・そう言われて見れば・・・龍徳様達でさえ小人化しなければならなかったのでしたっけ・・・」

「そう言えばそうでしたね・・・最初は魔の森を抜ける為に小人化の魔道具を使ったんでしたっけ・・・あれ?・・・確か魔の森を抜けた後に小人化の魔道具を元に戻しても巨大化しなかったんじゃ・・・」

「ああ。それで間違いない。だから1年前に俺は元に戻る魔道具ではなく巨大化する魔道具をわざわざ作ったんだからな。」


「グルル・・・そうなると・・・まさか・・・今ならレイベールで元のサイズに戻れるという事か!?」

「正解だ。」

「それって・・・私達にとって有利なんじゃないんですか!?」

レイナの一言を聞きナツが口を開く。


「なるほど・・・だから結界を元に戻す必要があったんですね・・・」

「ふむ・・・どうやらナツは気が付いたようだね♪」

「どう言う事ですか部長~!?」


「あのなぁ~・・・この小人の国で俺達が元に戻って戦えば、間違いなく有利だ。だが、逆を返せば小人達など一溜りもないだろうな・・・」

「あっ・・・」


っとここで、レイナも事の深刻さを理解したようだ。

小人の状態でさえ近くに味方がいたら巻き込んでしまう為、極大魔法を使えないのだ。


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