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小さな小さな 大冒険!!  作者: 神乃手龍
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小さな小さな 大冒険!! 18

筆者の神龍です♪

一つの小説を書いている間に他の小説を書きたくなってしまったので、新しくアップさせて頂きました。

もし面白かったら読んでくださいね♪

毎週月曜日と木曜日の朝7時に更新します。

「俺に似ているとなると・・・一筋縄ではいかなさそうだな・・・。」

「先に行っておきますけど・・・死ぬまで諦める事は絶対にありませんからね!」


「やれやれ・・・俺が他の人と再婚したらどうするんだ?」

「ぐっ! 考えたくもありませんけど・・・それでも諦めません!最悪、愛人でもかまいません!」

するとペシッとほっぺを叩かれた。


「滅多な事を口にするもんじゃないよ! もっと自分を大切にしなさい!」

「無理です!私にとっては、部長の存在はそれ程大きいんです!」

私の言葉に頭を抱える部長も新鮮だな♪


「ちょっと・・・飲み過ぎたな・・・。その内、我慢出来なくて襲ってしまっても知らないからな!」

「私は、その内じゃなくて今日でも良いですよ? その方が嬉しいです♪」


「はぁ~・・・」

神谷部長が自分の額に手を当てて天井を見上げている。


「・・・・・その内・・・否・・・何でもない。」

「その内なんですか!気になるじゃないですか~!」


「悪い・・・まだ・・・話す訳にはいかない・・・が、時が来たら俺の秘密を教えるかもな・・・。」

「何ですか?部長の秘密って! 私は何でも受け止めますよ♪」


「かぁぁ~・・・お前はブレないな・・・。」

「当たり前じゃないですか~♪」


「やれやれ・・・今日は労いだけのつもりだったんだがな・・・レイナの服装から判断するべきだったな・・・。」

「えへへへへ♪ 今日は頑張ってみました♪ どうですか?」


「あぁ 綺麗だ・・・。清楚な服装なのに大胆でセクシーだ。 ハッキリ言って目のやり場に困る。 唇も艶やかで色っぽいし・・・理性を保つのも大変なんだぞ?」


「そんな風に見てくれていたんですか? 嬉しい~♪ だったら襲っても良いんですよ♪」

ペシッと頭を叩かれた。


「だから~!」

「フフフ♪冗談ですよ♪」

冗談じゃないんですけど・・・


「俺も男だからな!ここまで好きだと言われれば嫌な気はしない・・・。だが・・・この先どうなるか本当に分からないし・・・レイナ君と男女の関係になって中途半端な事をする訳にもいかない・・・。」


「私の気持ちが変わる事はありませんけど・・・部長は・・・持てるからなぁ~でも・・・そうなったら私の努力が足らなかっただけって事です!そうなったら!もっと自分を磨いて再度、部長にアタックしますからね♪」


「くっ! お前は・・・俺の心を揺さぶるんじゃない!」

あれ・・・? もしかして・・・もう一押しなんじゃ・・・


「揺さぶってるなんて人聞きが悪いですよ♪ 私の思いは、こんなもんじゃないんですからね~♪」

「ダメだな・・・俺も・・・レイナ・・・キスしても良いか?」


突然の部長の言葉に意味が理解できなかった。

「はい?」

聞き直したつもりの“はい”だったんだけど・・・気が付いたら唇が触れていた。


「#$%&!!」

私の全身に雷が走った。それ位のインパクト。

全身がとろける様な雰囲気に身をつつみ言葉では言い尽くせない程の幸せが私を包んでいる。


ウットリする・・・まさか・・・部長の方からキスしてくれるだなんて・・・。

何十秒・・・否、何秒だったのかも知れないけど・・・永遠ともいえる様な幸せな時間だった。


今までの恋愛経験でのキスは何だったんだろうと言わんばかりの衝撃!

これが、本当のキス・・・比較する事が愚かに思える程の圧倒的な幸福・・・。


ハッキリ言って私はメロメロだった。

部長の唇が私から離れていくのが嫌で、私は部長の身体に腕を絡ませた。


腰が抜けるって聞くけど・・・座っていなかったら絶対に倒れていた自信がある。

やがて、部長の口が離れていく・・・。


「あっ! いや!」

離れたくなくて今いる場所も忘れてしまったが、我に返った部長に止められてしまった。


「やれやれ・・・酒はやっぱりだめだな・・・自分が抑えられなくなっちまう・・・今日はここまでだな・・・これ以上は理性が抑えられそうにない・・・。」

呼吸も荒く足が地に付かない私は、座っていたにも拘わらず腰砕けになってしまった。


部長が支えていた事で漸く座れていた様で、部長が離れた瞬間ペタンと床に倒れてしまった。

「凄すぎる・・・な・なんてキスなの・・・?」

私の身体の細胞事喜んでいるのが分かる。


「クスクスクス♪ そんな風になるほど・・・良かったか♪」

クールに微笑む部長が・・・何てカッコいいんだろう~♪

目がハートって比喩されるけど・・・本当に私の目はハートになっていたと思う。



帰りは部長がタクシーで一緒に帰ってくれた。

帰りの最中、ず~っと部長の方に頭を持たれ手を繋いでいた事が夢のようだった

余りの出来事に現実感がない・・・。



次の出勤からは、神谷部長に迷惑を掛けたくなかったし失望されたくなかったので、今まで以上にガムシャラに仕事に打ち込んだ。


けど・・・気を抜くと記憶がリアルに思い出され思わずニヤけてしまう・・・。

なんだろう・・・凄い幸せ♪


◆◆ ◆ ◆ ◆



それから、1ヵ月ほどたった頃・・・

新商品の販売戦略も完璧にハマり兎に角忙しい毎日だったが、やっと時間が取れるようになっていた。

今では、龍聖も小人の三人とスッカリ仲良くなってくれ、この1ヶ月は本当に甘えさせて貰った。


俺の子供ながら覚えが早く今では魔法も使えるようになったらしい。

お陰で食事の心配もいらなかったのは、本当に助かった。

ハル達には本当に借りばかりだ・・・。


何とか恩返しをしないと・・・そんな事を思っていた俺は、以前から気にかけていたモノを小さくする魔道具の仕組みについてアキに質問した


「この魔道具の仕組みってどうなっているんだ?」

「この魔道具ですかな? この魔道具は錬金術師達によって作られたものですので、正確にはワシもわからんのですが・・・!そうじゃ!良いものがありますぞ♪」


そう言ってアキが古ぼけた書物を俺の渡してくれた。

「この書物に魔道具の事が書かれておりますので、これを呼んだ方が間違いないですな♪」


言われて書物を開いたものの何が書かれているのか全く分からない・・・。

「クスクスクス♪ アキったら・・・いくら龍徳様でも読めませんわよ♪ 良ければ私がお手伝いしましょうか?」

そう言ってナツが錬金術に関する情報を教えてくれる事となった。


錬金術に関する話は以下の通りだ・・・


□□ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □


発動に必要な魔力を貯め込む魔石が必要である。


魔石とは長い年月を通して魔力の源であるマナに触れ続ける鉱石などが変異した石の事である。


食物連鎖により偶発的に体内に取り込んでしまう魔物(動物)がいる為、倒した時に手に入る事もある。


仕組みとしては電子回路の様な物だが、それを魔法によって組み込まれている。


莫大な魔力を必要とする術式であっても魔道具を介すことで、数十分の一の力で発動する事が可能。


この仕組みは、精霊と契約する事で、簡単に魔法が使えるようになる事に着目した副産物である。


火を放つ事の出来る魔道具であれば杖などに魔石を嵌め込みファイアの魔法陣を杖に刻み付ける。

後は、魔力を注ぐだけで自動的にファイアとして発動される。


魔道具とは、複雑な難しい魔法であっても誰でも簡単に使う事の出来る仕組みである。


大賢者と呼ばれる者であれば魔道具を必要としない。


この世界に幾つもある龍脈と呼ばれる場所にはたくさんの魔石が眠っている。


その他にも魔力溜まりと呼ばれる場所も存在しその場所でも魔石が見つかる事がある。


魔石の原石は魔力を流す事で、ボンヤリと光る性質がある為、夜間帯であれば見つけやすい


魔道具を作る際の魔法陣は、魔法を発動する前の状態を数十秒間キープする事で、魔道具の対象となる物に触れている事で自然と刻み込まれる。


動力である魔石には、魔力を増幅させる“ブースト”を刻み込む。


魔石のエネルギーを魔法陣に魔力回路を刻む事で完成する。


大きさや効果の度合いによって使用する魔石の大きさが変わる。


対象が個体に影響を与える魔道具の魔石は極小でも可能。


広範囲もしくは対象となる物が多い程、大きい魔石が必要となる。


この世界で見つかった事のある最大の魔石のサイズは直径150㎝にも及び大昔の巨人族が結界に使用していた。


魔石自体に魔法陣を刻み込む事も可能だが、見た目では、何の魔法を付与したのかが分からなくなる事が多いため便利であったが、危険な事も多く二つの素材に分けられるようになった。


□□ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □


「なるほど・・・興味深い話だな・・・有難うナツ♪ これなら・・・・俺にも作れそうだな・・・。」

「へっ? 龍徳様・・・魔道具を作るおつもりなのですか?」

ナツが目を丸くして驚いている。


「うん♪ 何となくだけど作れそうな気がするんだけど・・・そんな簡単じゃないかな?」

「いえ・・・もしかしたら・・・龍徳様であれば、作れてしまうかもしれませんわね・・・。」

「でしょう♪ それには・・・魔石がひつようなんだよな・・・よし♪ 今日の夜に探しに行こう!」


「はい? 魔石をですか?」

「あれ?そんな簡単じゃないのかい?」

「それなら・・・アキの方が詳しいかと思いますわ・・・。」


そして、龍聖相手に魔法の練習をしていたアキに話を聞いたところ

小人だと難しいけど巨人である俺なら見つけられる可能性が高いと言う結論に至ったのだった。


それは、そうだよな・・・小人と俺との面積比率で言えば・・・1600倍以上違うんだから・・・労力も1600分の1って事だもんね♪ アキ達にとっては危険な小動物など関係ないし・・・それを考えると確かに小人にとっては命がけの作業なのかもしれないな・・・。



そして、夕方になってから皆を車に乗せて有名なパワースポットと呼ばれる岩がある場所に向かったのだった。

小人達は、始めた乗った車のスピードに目を開いて興奮していた。

車を走らす事1時間ほどで目的地に到着した頃にはスッカリ真っ暗になっていた。


ナツたち三人を俺の肩に乗せて有名なパワーストーンのある場所に辿り着くと三人を龍聖に預かって貰い俺は魔力を全開で放出した。

思えば元の状態で魔力を開放するのは初めての事だな・・・。


やがて、空気を震わせるようにオーラが噴き出すと広範囲に渡り魔力を放出した。

家では、あまり感じた事が無かったが、解き放った俺の魔力に触れる生物の位置や大きさが手に取るように分かった。


「なんだ・・・この感覚・・・。」

「どうしたのパパ?」

「どうかされたのですか?」


「えっ?あぁ・・勘違いかも知れないんだけど・・・俺の感覚が研ぎ澄まされているみたい・・・。昆虫や小動物の気配が・・・何でか分からんけど・・・感覚的にハッキリ分かる。」

蟻などの昆虫があちこちにいる事さえ手に取る様に分かる。


「それって・・・もしかしたら・・・」

「サーチの魔法じゃな・・・。」

「サーチって何?」


「“サーチ”とは、魔力を放出する事により探知や感知が出来る様になる魔法ですわ・・・。」

「へぇ~♪ そうなんだ・・・って!そんな事まで魔法で出来るのか? こんなに広い範囲まで分かるとは・・・本当に魔法って便利だよなぁ~・・・」


何気に言った事だったんだが、俺の言葉にハルが食いついた。

「龍徳さん?広いってどれ位迄分かってるの?」


「どれ位って・・・だいたい・・・あの大きな一本杉の辺り位じゃないかな~?」

俺が指を指した一本杉までは300m程の距離があった。


「へっ? あ・あんなところまで・・・。」

「これは、驚いたな・・・。」

2人共驚いて声を上げていたが、ナツに至っては声を失っているようだ



こちらも良ければ呼んでくださいね♪

■「新世界!俺のハチャメチャ放浪記! 記憶喪失の転生者」もアップしましたので宜しければご一読ください

https://ncode.syosetu.com/n0781fy/

月曜日の朝7時に更新します。来年1月分まで予約してあります。


■「勇者撲滅! 2度目の人生はハッピーエンドで!」もアップしましたので宜しければご一読ください

https://ncode.syosetu.com/n6920gm/

火曜日と金曜日の朝7時に更新します。来年1月分まで予約してあります。

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