小さな小さな 大冒険!100
思いのほか人気があった小説に驚き続編を開始させて頂きます。
当初は12月頃に続編を発表しようと思っていたのですが、少しでもご愛読いただいている皆様の事を考え、文字数は少ないですが、毎日更新する事に致しました。
どうぞ、引き続きご愛読いただきます様、宜しくお願い致します。
「痛ひゃい・・・痛ひゃいです部長・・・」
「どうした?夢なのに痛いのか?」
「エヘヘ♪・・・おかしな夢ですねぇ~♪・・・エヘヘ・・・夢・・・ですよね?」
流石に額に汗が浮かび上がっている。
「目が覚めたか?」
「えっと・・・本当に夢じゃないんですか?・・・」
「ったく・・・見直すとこれだ・・・やっぱり俺の勘違いかも知れん・・・そうだな・・・これはやっぱり夢だな・・・っと言う訳でさっきの話はなかった事にしよう。」
っと意地悪そうにレイナに伝えると
「いやぁ~~!! ごめんなさぁ~い!」」
「ったく・・・」
「エヘヘ♪ 待ちます!私いつまででも待ちますから♪」
嬉しそうに頬を緩ませて微笑むレイナの頭を撫でながら
「はぁ~・・・まぁ・・・これがレイナ君らしいか~♪」
「はい♪ これが私です♪」
そのあっけらかんとしたレイナの姿に微笑みが零れてしまう。
その後、レイナの使用した結界を確認し晩ご飯の準備を済ませると龍聖を起こして一緒に食事をとるのであった。
そして、お風呂も当然毎日入る。
テントであれば寝室用、トイレ用、お風呂用と分けてセットするのだが、コテージにはお風呂が完備されているので、魔力を通すだけで準備が簡単に出来る。
シャワーも魔力を注いだ後に蛇口の調整で温度を変える事が出来る仕様だ。
トイレも普通の水洗トイレが完備されている。
流れ出た下水は地下深くに自動で放出されるので、いつでも、どこでも使える便利なものとなっていた。
中二階の様な構造で、一階建てではあるものの下がガレージとなっていて実際2階建てと変わらない。
約160平方メートルもの大きさのコテージは、階段を上るとウッドデッキが広がっていて玄関を開けると間取りの大きい5LDKの広さがある。
お風呂も立派で、3人で入れるほどの広さがあった。
トイレも2つ完備され立派な洗面台もセットされていた。
レイナにも当然、別の部屋を当てがっているのだが、朝には必ず横に寝ているので、龍徳としては、寝ぼけて変な事をしてしまわないか気が気ではなかった。
否・・・実際には、寝ぼけて何度か危ない時があったようだ。
基本的には、愛しの我が子を抱きしめ乍ら眠るのだが、お酒を飲んだ時は、発育に良くないと考え別のベッドに寝れしまう時があるのだが、そう言うタイミングでレイナが潜り込んでいる場合は最悪だった。
『むにゃむにゃ・・・龍徳さん・・・』
レイナに悪気はないのだが、必ずと言っていい程、龍徳に抱き着き身体をベタベタ触りだすのだ。
掟さえいれば理性で押さえられる欲求も眠っていれば定かではない。
気が付くと絡みつく様なキスをしてしまったり、レイナの身体に触れてしまいレイナの喘ぎ声で目が覚める事が度々あった。
『危なっ!・・・またやっちまった・・・マジで・・・勘弁してくれぇ~・・・』
乱れたレイナを見ては悶々とした日々を過ごしていた事などレイナに知られる訳にはいかない。
その為、翌日にはレイナを叱る龍徳の姿が日課となっていた。
『ムフフ♪ 何かあった事は間違いないね♪ 起きると身体がスッキリしている時があるし♪』
っと龍徳の前では反省しているが、心の中では決して諦める事がないレイナであった。
こちらも良ければ読んでくださいね♪
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