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謁見の場にはタリス王国の主だった人々が集まっていた。


イワンに案内されて入ってきた姫を黙って見つめている。


ウィルバードの前にたったベルは優雅にお辞儀をした。


「遠いところをよく来られた。私がウィルバードだ。」


「初めまして、ウィルバード国王陛下。フランク王国から参りましたベルともうします。精一杯お仕えいたします。」


公式の場にはほとんど立つことがなかったはずの姫だが、人々の視線に臆することなく挨拶をのべ、ウィルバードをみて微笑んだ。


ウィルバードも儀礼的な笑みをうかべる。


「まずは体を休められるがいい。歓迎の宴はもう少し落ち着かれてから行おうと思っている。これからベル姫の部屋に案内させよう。何か困ることがあればこの女官長を頼ってください。」


そう言うと片隅からグレイのワンピースをピシッと着こなす女性が進み出てきた。


「お気遣いありがとうございます。では今日はこれで失礼させていただきます。」


ベルは女官長と共に広間を後にした。

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