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「お待ちしておりました、ベル王女。私はこの城を守る騎士団長のイワンと申します。王女の護衛を仰せつかっております。」


「ありがとうございます。フランク王国から参りましたベルと申します。どうぞよろしくお願いいたします。」


馬車からでてきたのはぽっちゃりとした肌の白い、ウエーブのかかった茶色い髪をなびかせた姫だった。お世辞にも美人とはいえないが、柔らかい空気をまとった穏やかな王女。大国からやってくる高飛車な姫を再現想像していたイワンは内心非常に驚いていたが、それを外に出すことなく、ウィルバードのまつ謁見の場へと案内するのだった。

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