オキザリス-色のない城-
口のよく回る男がいました。
男は良いことも、悪いことも思ったことはすぐ
口にしました。男はそんな調子ですから、
つい口に出してしまったのです。
いつもの調子で楽しげに……。
それは、この国では口にしてはいけない言葉でした。男は怒らせてはいけない人を怒らせてしまったのです。それ以来、男は怒りによって自身と自身の色を失い。今までの恨みによって、他人を傷つける言葉を口にすると身体がバラバラにばらける呪いをかけられてしまいました。
男は良いことも、悪いことも思ったことはすぐ
口にしました。男はそんな調子ですから、
つい口に出してしまったのです。
いつもの調子で楽しげに……。
それは、この国では口にしてはいけない言葉でした。男は怒らせてはいけない人を怒らせてしまったのです。それ以来、男は怒りによって自身と自身の色を失い。今までの恨みによって、他人を傷つける言葉を口にすると身体がバラバラにばらける呪いをかけられてしまいました。
第1番 「ゆっくりと苦しみをもって」
プロローグ~口の悪い男~
2018/03/06 10:48
(改)
第1話 色を知っている
2018/04/18 00:06
(改)
第2話 出会った腕は喋る
2018/05/05 00:41
(改)
第3話 閑古鳥は忘れている
2018/06/14 21:47
(改)
第4話 嫌がらせの怪物
2018/10/03 20:23
(改)
第2番 「ゆっくりと悲しさをこめて」
第5話 水の気配 揺れる炎
2019/01/23 18:31
(改)