5.異世界設定最強説の説明(名作の法則)
異世界設定の利点を述べます。
異世界転生及び異世界設定は最強である。
人間の脳は嘘がつまらなく真実が魅力的に感じるから、真実に近い物が人気が出る。
異世界設定は真実に近い存在なのだ。と書くと「お前上手く嘘をかけって言ってなかったか」と突っ込みが入ると思います。
そのご指摘はごもっともですが私が言っている嘘は枝葉の部分の嘘で幹の部分で嘘はいかんよと言っているのです。
現実社会の真実を語るのは色々問題があります。名誉棄損という法律で一般庶民のプライバシーは保護されています。例え真実を語っていたとしても30万円の
罰金は最低取られます。最近では同性愛の大学生が告白して、大学内で言いふらされて、同性愛者は自殺、言いふらした被告の学生が損害賠償で負けています。
公の政治家や企業などは告発はできますが直接経団連批判している作品にスポンサー何てつきません。メジャーな作品には成りえません。メジャー所では小林よしのり氏がやっていますが寸止めが関の山です。
核心に迫ることはできません。
伊丹十三さんはマルサの女で核心部分に触れたので殺されました。彼が自殺と報道される前に映画館のスクリーンを在日韓国人が日本刀で切り付けたり、伊丹さん本人にも傷害を受ける事件もありました。
植草一秀さんは竹中平蔵をケチョンケチョン論破して、その後品川駅で国策逮捕され、痴漢変態のレッテル張りをされ社会的に抹殺されました。
このように現実社会をダイレクトに批評するのは難しいのです。命がけと言っていいでしょう。
小説や漫画は編集者という検閲が入りますから実名批判小説などはあり得ません。
ではどうするのか?
江戸時代に仮名手本忠臣蔵という歌舞伎の演目がありました。
忠臣蔵というのは浅野内匠頭の自害を逆恨みした赤穂浪士が幕府の沙汰を無視して吉良邸に討ち入りした集団殺傷事件ですが、これをこのまま歌舞伎の題材にすると幕府(独裁武装集団)に捕まり偉いことに成るから、仮名手本忠臣蔵は江戸時代の設定を鎌倉時代に変更しました。
鎌倉幕府や北条家をいくら批判しても徳川幕府の取り締まり対象にはなりません。
そうです。異世界設定の利点はここにあります。
漫画ワンピースはユダヤ金融の核心に迫る事を異世界ファンタジーを舞台にハチャメチャに騒がしく描いています。主人公がゴムのように手が伸びるなんて子供だましの物語が受ける筈がありませんが大ヒットしたのは裏テーマが確りしていたのです。
あれだけ、有名になればユダヤ金融資本が気が付いた時には手も足も出ません。潰せば何で潰されたのか憶測が広がるからです。
鋼の錬金術師もホムンクルスなどのおどろおどろしい研究はユダヤタルムード関連の研究で、今でも臓器移植は上海でユダヤ人と中国人が協力してビジネスとして展開しています。
こんなものは異世界架空世界の出来事にしなければ雑誌に載せることは不可能です。出せても有名になる前に潰されるでしょう。一生漫画のインディーズ(同人誌)です。
裏テーマの幹がしっかりしていれば大ヒットとはいかないまでも名作に成るのは確実です。
宮崎駿さんのルパン三世カリオストロの城は興行的には失敗しましたが今でも金曜ロードショウの常連です。テーマは偽札作りです。そして震源地は欧州の小国という設定でした。
アメリカのドルはアメリカ政府が発行しているのではなく、FRBという私企業が運営していて、これを支配しているのがロックフェラーだったりロスチャイルドだったりします。
宮崎作品では彼らの罪をカリオストロ伯爵が一身に背負い冥途に旅立っています。
このように裏テーマがデカければデカいほど大衆はその作品を支持します。人間の脳みそはそういう風になっているのです。幹が騙しであれば絵がいくら綺麗でも大衆から飽きられます。
作品の幹は誠実に枝葉は嘘でも許される。これが鉄則です。