滅び散る終焉の刻
☆賀茂家
・安倍晴明
主人公。豊かな黒髪と鋭い蜜色の瞳を持つ男装の麗人。
陰陽道に関しては、ずば抜けた才能があり、幼い頃から鬼が見えた。
普段は冷静沈着だが、保憲に関しては負けず嫌いで泣き虫。
賀茂保憲
晴明の義兄であり、兄弟子。稀有な黄金の髪を持つ、宮中でも評判の美男。稀代の陰陽師・賀茂忠行を父に持つ。
陰陽道に関する才能が高く、忠行からも一目置かれている。年上である筈の忠行の弟子達には、尊敬のあまり「保憲様」と呼ばれることもしばしば。
冷静沈着で、如何なる時も表情を変えない。
晴明に密かに想いを寄せている。
賀茂忠行
保憲の父。
陰陽頭を勤める五十四歳。
女あさりが趣味の困った人。
渡辺寿朗
忠行の弟子。農民出身。
晴明の同期で、良き理解者。晴明の正体を知っている数少ない一人。
うは~~っが口癖。貴族らしからぬ乱暴な言葉遣いをする。
☆式神達
椿樹
保憲の式神。
赤い髪と青い瞳を持つ。
保憲と晴明を密かに見守る。
歪
保憲の式神。
群青の髪と漆黒の目を持つ。
性格と言葉遣い以外は保憲と瓜二つ。
☆その他
朱雀天皇
天皇。
銀色の髪と赤い瞳を持つ。
遊び人。
芦屋道満
常に襤褸のような着物を纏った法師。
忠行と何らかの関係があるらしい。