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悪役令嬢の主人公ムーブその10 お嬢様のスキャンダル!! 年齢詐称疑惑について

※デリケートな話題を含むのでとても人を選びます。

イヤな予感したら、ブラバ推奨。


特に覚えなくても平気な、キャラ設定。

ローズマリー・イエロー 黄薔薇姫  主人公 

今回は転生者ヒメコ・キバラにもなる。


異母妹ピンク  男爵令嬢系ヒドインが十八番だが

異母妹の略奪女も演じる。嫌われ者役の演技に定評がある。


アレクサンダー・レッド王子   ご都合王子。

 ローティンが大人ぶりたいのは、よく分かる。


 だがお前は日頃、肉体年齢プラス前世年齢を精神年齢を自称する大人の女じゃなかったか? と執事は訝しむ。


 「もうっ、揶揄(からか)わないでっ! (もっとカマって♡)」ってあざとさが、全く隠しきれていないぞ……。


 現代社会でも大人ぶりたい未成年を取り巻く問題は、たくさんある。


 酒やタバコ、ギャンブルを進めるのは、本の序の口で。


 ネットによる趣味の繋がりでの交流会に見せかけた接触要請。

 流行りモノへの憧れや購買欲に付け込んだ、パパ活の斡旋。

 アンケートを装った、怪しいエステや絵画販売に宗教勧誘。

 サークル活動に見せかけた、ねずみ講、マルチ詐欺。

 デートの誘いに見せかけた上記の様々な詐欺と風俗業への斡旋。

 

 アイドルデビューに見せかけた、アダルトデビューだって、あるんだよ。


 都会は怖い、悪い大人がいっぱいだ。 

 リアル未成年は、本当に気をつけて欲しい。

 

 ゆるふわ世界なナーロッパだからって、油断はできないぞ!

 

 精神年齢はさておき、肉体年齢はハイティーンなナーロッパ貴族令嬢と、どう向き合うか、これは問題だ。


 ここからは女性の年齢に関するデリケートな問題について語らせて欲しい。



◇◇◇◇

1,ドアマットヒロインの虐待の影響による、精神的肉体的未成熟問題



 「しくしく。わたくしは、公爵家の御令嬢なのに欲しがり妹に色々略奪されまくり系の黄薔薇姫、ローズマリーですわ。しくしく」


「お姉さまばっかりズルいっ!! その綺麗なペンダントもちょうだいっ」


「ああ…。ついに異母妹のピンクに、大事なお母様の形見まで奪われてしまいましたわ……」


 可哀想なことに、これ以上奪われるアイテムを所持していなかった黄薔薇姫は、ついに屋敷から追い出されてしまったんだ。


 仕方なく、トボトボと魔物の住む森を徘徊する、野生の黄薔薇姫。


 そんな彼女のもとへ、森を通行中のアレクサンダー王子の姿が……。

 おやつで釣って、ゲットだぜ!

 

 なんて、ちょうどいいタイミングなんだ。

 偶然、散策中の王子に出会えるなんて、まさに運命的だね。


 公爵夫人だった母が亡くなってからというもの、愛人だった継母が後妻となって異母妹のピンクと一緒に、黄薔薇姫を散々虐めてきたんだよ。

 

 虐げられ続けた黄薔薇姫は、使用人のように朝晩こき使われ食事もわずかな残飯のみだけだった。

 

 ガリガリの細い腕に栄養が行き届いてない身体は年齢以上に、幼く見えてしまう。


「クスクス、小さくてカワイイ女の子だね。ヨシヨシ」

「もうっ、わたくしだって立派なレディですわのよ!」


(何となくこのテンプレにはピ〇コ味があってアッチョンブリケな趣を感じる)


 この時王子二十五歳、黄薔薇姫十五歳としよう。


 この十歳差はリアルではアウトだがらイセコイではセーフ。

 おいしい状況ですらある。 

 

 だが、問題はここからだ。


 栄養不足な黄薔薇姫、王子には十歳の女の子にしか見えなかったんだ……。


 え? それで膝に乗せるか?! 

 十歳の子、膝に乗せるか?

 しかも王子が。

 

 リアルで考えると、近所の兄ちゃんが近所の小四女子を膝に乗せてたら、完全にアウトだ。


 ファンタジー的な、どっかで働いてる小さな見習い労働者みたいな世界観でも、セクハラ味を感じてしまうんだ。


 これって、どうなんですかね……。


 リアルを持ち込みたくないのに、こうなんというか事案味を感じてしまうのは、なんなんでしょうか。


 ピ〇コと先生の関係の良き風味は、先生が迫られる側で基本大人対応だったこともあるのでしょう。

 

 もし仮に先生がもっとガツガツしていたら……。

 うん。非常にけしからんね。



2,主人公ちゃんを幼女扱いしていたのに即惚れ二コマではロリ堕ち感



 黄薔薇姫と王子の関係に戻るが、この後王子が即惚れキメる流れもどうかと思うんだ。


 ナーロッパ的にアリな組み合わせで、そこにはせっかく問題がなかったというのに、非常に勿体ない。


 膝に乗せるぐらい小さな(庇護すべき)子供だと思っていた女の子との、恋愛展開の導入には、スピード感はいらないんだ。  


 迅速な対応は有難いのだが、執事的には満足度が下がってしまうので、どうかナローなバンドな間隔を置いた、ゆっくり治療でお願いしたい。


 恋愛スイッチの入るタイミングが、あまりにも即座では「コイツ、ただのロリコンでは?」疑惑が発生してしまうんだよ。


 供述内容が、好きになった人がたまたま合法ロリだったに聞こえてしまうと大変に危険なんだ。


 「本当にコイツがヒーローで良いのか?」問題が発生しないように、気をつけて!


 名前を呼ぶ流れと一緒なんだ。

 時間差攻撃ならばグッときて、効果はバツグン!


 でも即落ち二コマめいた速度では、ロリコン臭しか嗅ぎ取れない。

 ヒーロの存在が全部イケメン(但しロリコン)としか読み取れなくなってしまい、本当に困ってしまうんだ。



3,転移系キバラK子さんの日本人若作り感問題



「わたしの名前はヒメコ・キハラよっ!よろしくねっ!!」


 なぁ、お嬢ちゃん。

 何でファーストネームから名乗ったんだい?

 その異世界、苗字名前なジャパニーズスタイルのお国かも知れんぞ。


 『アラサーだけど若見え』が嬉しいのは分かるが、はっちゃけ過ぎには気を付けてくれ。


 同じぐらいの年頃に見えるらしい、十代後半男子とのラブコメ展開には、本当に気をつけるんだ!


 サバ女気取りのつもりが「わたくしはもう立派なレディなんですからねっ」プンプンって、アラサー臭が出るとキッツイんだ。

 年甲斐もなく無意味な妹キャラぶってる感じが本当にキツイんだ。


 若者と冒険したり、スローライフしてたら、気持ちまで若くなるのも分かるがね。


 お世話になってる滞在先の宿屋のキッズとボール遊びしてたら、ついマジになって翌日(あるいは翌々日)筋肉痛とか、ボードゲームで大人げない悪あがきプレイをするのも良いだろう。


 分かる分かるぞ。

 

 ただ、十代後半の粗野だけど善良なお兄ちゃんとの恋愛で、全力で妹キャラ演じられちまうと……。


 あと酒に慣れてない若い子に、アラサーちゃんが酔って絡む系の描写も、あまり多用されると、正直厳しい。

 

 セクハラ味ある気がしてしまって……。

 もう大人言うなら大人の飲み方、絡み方をしてくれよ。

 頼むから。


 君だって、飲み屋で若いつもりの年上のおっさんから、ウザ絡みされたことあるだろう……。

 

 紳士的なオジ様や気の良いおっちゃんならば良くっても、ウザ絡みのキモイおっさんは苦手だろう?


 大人には大人の飲み方があるんだよ。

 同じことを若い子にしちゃあ、ダメだろうに。


 

 年の差系は価値観の対立や年下に振り回される展開や権力逆転、いろいろ楽しめるし、事案味さえなければ(読む分なら時にはあっても)楽しめるんだが、せっかくの何でもアリな異世界なのに本当にコレは……。


 でもね。もうね。何も言わない。

 

 ①ニーズが合わなかった。

 ②そういうつもりじゃなくても、こうなっちゃった。

 ③これが面白いと思ってやっちまった。



 大人の女設定ならでは余裕と戸惑い、初々しい青年との駆け引き的なテンプレ展開を求めていたコチラとは、たまたまニーズが合わなかっただけなんだ。


 これあると思います。


 ちなみに作者は②と③だ。

 これはあかんと思ったら、どうかコッソリ教えて欲しい。



 ともあれ、創作活動は好きを貫いたら良いんだよ。

 書きたいをカタチにするのが一番。

 

 やりたくない形に作品を曲げては、楽しめなくなりそうだもんね。


 こーゆー思わぬ所で、自分が好きなティストや、ツボが分かるから、イセコイは本当に深いと思う。


 性癖の坩堝だね。

ビックリするほど滑ったまま、十話溜まったのでこれで一旦完結にします。

お付き合い頂き、本来にありがとうございました。

ネタとモチベが回復したら書きます。

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