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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

相合傘

作者: 伊藤あまね。

私立中学で用務員をしているアキと、その恋人の作家のユズは、最近知り合ったアキと同じアパートの住人で同じく同性愛者カップルの馬越と鹿山とつるむことが増え、今日もまた四人で飲みに繰り出したのだけれど―――

「ユズー?ねえ、なんか俺しちゃった?ねえ、ちょっ…ねえ、待ってよ、ねぇ。」


 アキくんが俺の後ろで泣きそうな情けない声で問いながらついてくる。

 甘えた、その上間抜けな声をあげて俺の後ろをついてくるその様に俺の苛立ちが煽られる。

 灯りの落ちた大通りには冷たい雨が降っている。結構強い雨脚で、アキくんの途方に暮れた声が一層頼りなく響いた。

 ああ、しちゃったよ!いまの俺の状態見て判んないの?!…って、苛立ちの要因をバッサリ突きつけるように言えたらどんなにいいか。

 いま自分の中で燻ぶる不機嫌の種を突きつけるように示せるのなら、とっくにそうしている。

 ……出来ないから、そもそもの種が自分でも情けなさ過ぎて恥ずかしい。

 だから俺は子どもみたいに、不機嫌の種の存在を誇示するように、唇を尖らせて速足で歩くしかないんだ。そんなことしたって状況はなにも好転しないのに。

 それでなくても、俺は自分の胸中とやらをヒトに吐露するのが苦手なのに…アキくんなら、それぐらい解ってくれていると思ってたのに……そんな甘さが一層俺の口を強く結ばせる。ますます自分の身勝手さを露呈させられて閉口してしまう。

 後ろで俺の不機嫌の種を探ろうと問い詰めていたアキくんの声は、いつの間にか止んでいた。

 相手にしない俺に愛想でもつかせて自分の部屋への帰路についたのかと思ったけれど、じっとりとふたりの上を覆う雨雲の様な気配を漂わせながら俺の後ろに変わらずついていた。

 振り返ることなく気配でそう察知させるように。まるで堂々としたストーカーみたいだ。

 振り返ってアキくんと対峙するような意気地もないから、沈黙がどんどん雨水吸って濡れていくデニムみたいに重たくなってく。纏わりついて、息苦しい感じさえした。

 本当なら、いまごろ気分良く酔っ払いながらふたり並んで歩いて帰るつもりだった。

 明日は土曜日で、アキくんは仕事が休みだから、ウマくいけばウチに泊ってってくれるかなーなんて…ちょっと期待していたのに。泊っていってよ、なんて言わなくてもそうなってくれるんだろうな、って。

 なのに……なんでこんなヘンでイヤな気持ちがお腹の真ん中らへんでぶら下がっているような不愉快な気分でいっぱいになっているんだろう。

 ベタに楽しい週末なんてものを待ちわびていた筈なのに、全く反対の展開になっちゃうなんて……


*****


 受験シーズンが落ち着いたのもあって、最近頻繁に友人カップルの鹿山くん・馬越くんと4人でご飯を食べたり家呑みしたりってことが多い。

 家って言っても、調理担当の俺か馬越くんの家でってのが殆どなんだけど(アキくんの部屋は調理器具が揃ってないし、鹿山くんの部屋は馬越くんに曰く絶望的に汚いらしいから)。

 で、今日は誰からともなく、「たまには家じゃないとこで呑もう」って話になっていた。

 そんで、アキくん達が仕事帰りに寄れる所で夕方からってなったら駅前の居酒屋が一番妥当な場所として選ばれた。

 雨降りの冬の夕方は寒いせいか、待ち合わせのターミナルで3人を待ちながら俺はなんだかとても心細かった。

 俺以外の3人が外で仕事な上に、同じアパートに住んでいるっていうどことなくアウェイな感じがこの時既にしていたからかもしれない。

 昔からそうだ…自分が異分子な事を本能で察知して口を閉ざして気配を消してしまう癖。もがく様に相手と向き合うんじゃなくて、自分を護るためにという口実で殻に籠る。

 譬え相手が、ようやく外で遇った時に世間話を交わす程の知り合いになっていたとしても。


 仕事を終えたアキくんと鹿山くんが連れ立って待ち合わせ場所に現れたのは、職場が同じ彼らの事を考えれば特におかしなことじゃないし、寧ろ自然な事だった。世間一般から見ても、2人の事をよく知る俺の立場からしても。

 なのに…2人と落ち合って、挨拶もそこそこに店に向かったり、店に入って飲み物や料理を眺めたりしている間、俺はずっと待ち合わせの時からなんとなく抱えていた心細さに囚われたままだった。

 お腹の底が薄くひんやりするような、心から目の前の会話や料理やお酒を楽しめない落ち着かない感覚が俺の口を噤ませてしまうのにそう時間はかからなかった。

 アキくんと鹿山くんは昨日今日の職場である学校での出来事を喋っていた。知らない誰か、生徒なのか先生なのかわからない名前が出てきて、2人が笑う。

 勿論、学校の話でない話題もあったし、寧ろそっちの方が多かったんだろうと思う。

 俺が口下手なのは、アキくんは勿論、鹿山くんだってとっくに知っているから、気を使ってくれているのはちゃんと解っていた。

 解っていたから…時々不意に挟みこまれる、2人にしか解らない話題に話の先が触れた瞬間、どうしようもない孤独感が俺を包んでいた。

 4人の中でも飛びぬけて話し上手で俺と同じく料理を良くする馬越くんは仕事中で、あの場にはまだいなかった。

 ちいさな子どもじゃあるまいし、しかも初対面なんてワケじゃないのに、俺は共通の話題を持つひとりを欠いた、いつもとは少しだけ違う状況からくる孤独感を拭いきれずに途方に暮れていた。

 途方に暮れてはいたけれど、だからってただ口を噤んで俯いてはいなかった。

 話を自ら切り出す事は出来なくても、話の矛先を振られれば、ぎこちなくではあっても、どうにか笑って応える事は出来ていた筈だから。

 それでもどうしても心細さと冷たい寂しさのような感覚が消えなかったのは、彼らが、同じグラスでお酒を飲んでいたからだろうか。

 断っておくけど、俺は他人が口を付けたグラスがダメだとかそう言う潔癖な所があるワケではない。それは断言できる。

 でも、なんて言うか…所謂回し飲みっていうのは、「これ飲む?」とか、「それ、ちょうだい」とかいうやりとりがあって初めて出来る気がするんだ。勿論そうじゃない人だっているだろうし、2人はそういうタイプなんだろう。

 それはべつにかまわない事だ。個人の感覚の問題だもの。

 俺がグラスワインで、2人がビールを呑んでいたっていうのも、2人がグラスを構うことなく呑み交わしていた要因なんだろうけど…アタマではちゃんと解っていても…何でだか今日は、それが許せなかったんだ。

 自分と誰かのグラスを間違えるとか、誰のかわからないグラスでテキトーに呑んじゃうとか、家呑みじゃよくあることなのに。

 ちいさな苛立ちの種がぽつんと胸の中に生っていく。吹けば飛びそうなささやかなきっかけがたちまちに硬い殻に覆われた種になっていく。

 ぽたりぽたり、やらかい胸中の中に零れ落ちたそれらは、やがて根を張り始めた。



 店で呑み始めて2~3時間後だっただろうか。ようやく仕事を終えた馬越くんが合流した。

 その頃には既にあらかた呑みも食べもしつくしていて、その上馬越くんは一切アルコールが飲めない体質だったから、遅い夕飯を残っていたツマミやらなんやらで済ませてしまうと、後はする事がなくなってしまった。

 だから仕方なく店を出て、そのまま解散ってことになった。


「じゃあ、またー」

「今度は4人でー」


 雨は相変わらず降り続いていた。

 思っていたよりも早く冷えてくる身体を震わせながら、程良くいい感じに酔いが回っているアキくんと鹿山くんが機嫌良く言葉を交わし合うのを、唯一酒が入っていない馬越くんが苦笑しながら宥める。

 俺はそんな光景を、ぼうっと眺めていた。

 結局ずっと、心細さを拭いきる事は出来なかった。

 暑いぐらいに効いていた暖房も、出来あいの居酒屋料理も、ビールも、明るくてノリの良いアキくんと鹿山くんの会話も、俺の中のひんやりとしたそれを拭ってはくれなかった。

 それどころか冷たさは不愉快さを連れてきて、やがて俺にちいさな苛立ちの種を蒔いた。

 俺の心細さに全く気付く気配のない、眼の前で笑っていられる呑気さへの種。

 断りなくグラスを使われても平気でいられる無神経さへの種。

 ――――そんなつまらない下らない事にいつまでも囚われている情けない自分への苛立ちの種。

 吹けば飛びそうなほどちいさなちいさなそれらは、俺の中にぽつんぽつんと落ちたかと思うと、あっという間に根を張った。

 心細さを紛らわそうと呑み進めるアルコールを浴び、詰め込む様に呑み込まれていく料理を肥やしにしてぐんぐんぐんぐん根を張り、やがて芽を吹いた。

 店を出て、馬越くんと鹿山くんと別れて歩きだした頃にはもうすっかり胸の中は惨めさの花を咲かせた森になっていた。


*****


 終バスがなくなった俺を送ってく口実でアキくんが連れ立って歩いて来てくれているのはわかっていた。彼がどういうつもりでわざわざそうしてくれているのかも。

 アキくんにしてみれば、今日のさっきみたいな事なんてどうってことない事なんだろう。

 よくあることじゃん、なんで機嫌悪いのかがむしろわかんない、っていう感じの些細なことだ。普段の俺だってそう思う筈だ。

 なのに―――なんで今日に限って、こんなにも、彼と口を聞きたくないぐらいに許せないなんて思ってしまうんだろう。きっと今までにだって似たような事はあった筈なのに。

 些細な苛立ちで蒔かれた種が芽吹いてく。

 ぐるぐると俺の中に根を張って、ささやかな理性を養分にして喰い尽してく。

 たったあれだけのちいさなことすら許せないようなちっぽけなヤツに堕ちてく感覚がして、寒い。

 身体の中から体温が消えていく………種に、吸いこまれて――――

 家に続く坂道の半ばに差し掛かって俺のマンションが見え始めた頃、肩に負うようにさしていた傘を後ろに引かれた。

 不意打ちに手許が緩んで傘が転がり落ちていった。

 ちいさく弾む硬い音を立てながら遠ざかってくそれを見つめるでもなくぼんやりと顔をあげると、いつになく不愉快そうに口を歪めたアキくんが立っていた。

 アキくん、怒ってる……いつも懐っこくてやさしい表情しか見せない彼からすればすごく珍しい事だった。

 不愉快で怒っているような、それでいて泣いているようにも見えたのは、雨のせいだろうか。

 アキくんもまた、傘をささずに雨に打たれていた。


「……なんで怒ってんの?」

「…それはこっちのセリフだよ、ユズ。なんで全然口聞いてくんないんだよ。ねえ、俺、なんかした?」

「…………」

「ユズぅ…ねぇ…」


 甘えた、情けない声…いじけた子どもみたいだ…自分の事は棚に上げて、俺はアキくんの歪められた口許を見つめていた。

 彼も、酔っているんだろうか。だからこんな子ども染みた声で俺を呼ぶんだろうか。縋るように、迷子が親を探すように。

 俺が些細なつまらない事で苛立ちの種を蒔いてしまったように、アキくんもまた、俺の態度ひとつでこうもあっさりとちいさな子どもみたいになってしまったんだろうか。ちいさな、掌に納まってしまうような種の様な子どもに。


「…ごめん」

「なんでアキくんが謝んの?」

「だって、俺がなんかしたから、ユズ、怒ってて口聞いてくれないんでしょ?」

「何が悪いのかもわかんないのに謝んの?アキくん、前に俺が似たような事したら怒ったじゃん。」

「…そうだけど…だって、さ」

「だって?」

「だって…俺、何でもいいからユズに口聞いて欲しくって…」

「……なにそれ…」


 子ども染みた顔で言われた子どもな理由に、つい、俺は笑ってしまった。

 素直で率直過ぎる言葉を差し出されてしまうと、頑なに口を閉ざしているのがバカバカしく思えてきたからだ。

 元々が些細な物がきっかけだっただけに、しっかり張っていたように思えていた根っこはあっさりと拍子抜けするほど朽ち果てた。

 根っこは、アキくんと互いの濡れ鼠姿を笑っている内に溶けていってしまった。

 少しだけ笑い合って、それぞれの傘を拾った。アキくんのは畳んでしまっていたらしく、開きっぱだった俺のに一緒に入ることになった。

 再び坂をのぼりはじめながら、「で、なんなの?ユズが怒ってんの。」と、アキくんが先に口を開いた。傘はアキくんが持ってくれた。

 気まずい空気がさっきのやり取りで一層された事で蟠りがチャラになったからか、それで気持ちがスッとしたのか、アキくんがストレートに話題を振ってきた。

 直球さに俺は気圧されてしどろもどろになっていた。


「全然口聞いてくんなかったのってさ、やっぱ怒ってるからでしょ?」

「…怒ってなんか…」

「て言うか…鹿山くんたちと呑んでた時もさ、実は何気に怒ってたよね。怒ってたっていうか…機嫌悪かったっていうか。」

「それは…」

「ヤだった?今日、誘ったりしたの。…まあ、イヤだったらユズ、来るワケないもんなぁ。」

「えっ…何でそう思うの?」

「ん?だってユズ、厭々だったら具合悪くなるじゃん。」


 いつの話を掘り返して来ているんだか…俺とアキくんが出逢ったそもそものきっかけのことを彼の言葉が示してるんだというのはすぐに判った。

 そんなしょっちゅうじゃないよ…と、俺が少しムッとして反論すると、アキくんは少しおかしそうに笑って、そしてすぐに同じぐらい少しだけ哀しそうな顔をして呟いた。


「でもさー、厭々じゃない筈なのに機嫌悪いっぽいし口聞いてくんないからさぁ…もうこれは俺が原因じゃん?って思ってさー…」


 子どもみたいな、甘えた情けない声で彼は俺を呼んでいた。些細な、子どもの様な事でひとり拗ねていた俺の名前を。

 相手に背を向けられ口を閉ざされた彼の胸中をふと想像した俺は、彼が本当にちいさな迷子になってしまっていたことにようやく気付いた。

 同時に、そうしてしまったのが自分であることにも。

 苛立ちの種を蒔かれていたのは、俺ではなくて、アキくんの方だったのかもしれない――――彼の中に根付きかけていた傷みを思うと、俺は申し訳なさで泣き出したい気持ちで胸が痛んだ。

 アキくんに謝ろうと思ったけれど、どう言葉を紡いでいいかわからなかった。ありきたりな言葉だけでは彼が覚えた傷みを癒せる気がしなかったから。

 どんな言葉を言えばいいのか考えあぐねている内に黙りこんでしまっていた俺の頬に、ひんやりとした指先が触れた。

 思わず顔をあげると、アキくんが困ったようにやさしく微笑っていた。


「そんな泣きそうな顔、しないでよ。ユズを不愉快にしちゃったのは俺なんだから。」

「…なってないよ、泣きそうな顔も、アキくんの所為で不愉快になんかにも。」

「そう?じゃあ、もう機嫌は直ってるってこと?」


 微笑うアキくんの眼が次第におかしそうに細くなってくのがちょっと癪だったのと、言葉よりもより判り易くはっきりと彼に俺の機嫌が直った。

 …というか、彼の気持ちを無碍にしていた事へのお詫びの気持ちを示すために、俺は頬に触れている彼の指先を握りしめた。

 アキくんの指先に、俺が不意に触れてきた事にほんの僅かに驚いた様な表情をした隙に、俺はそっと啄むだけのキスをした。

 ほんの僅かに香ったアルコールの匂いと焼き鳥のタレの焦げた様な匂いがした。

 「冷たい。」と、俺が離れながら笑うと、今度はアキくんの方からキスをして来た。それから、「じゃあ、あっためてよ。」と、少し甘えた声で返してきた。

 快諾の代わりにもう一度俺からキスをして、それから2人ひとつの傘を分かち合うように坂の続きを上っていった。

 殆ど濡れていて傘の意味なんてないような相合傘の中で寄り添いながら、きっとアキくんには俺がなんとなく心細くなっていたことぐらいはお見通しだったんだろうなと思った。

 それがどんな事から起因してるなんて考えもよらないんだろうけれどね、やっぱり、とも。

 だけどもうそんな事は既にどうでもよかった。

 互いに蒔きあった種が茂らせた森に惑わされつつも、結局同じ所に行きつく事は出来たんだから。


「ねえねえ、シャンプーしてよ。俺も、アキくんのしてあげるからさ。」

「シャンプーって、髪洗って欲しいってこと?」

「…ダメ?」


 子どもみたいな俺の提案を、アキくんは頷く代わりにそっとキスをして答えてくれた。さっき俺が彼にした様な、触れるだけのそれを。

 悴む指先を絡ませ合って、晩冬の夜の廊下を、ふたつの足音を重ねながら歩く。

 寄り添うように、もたれ合うように歩くのはお互い少し酔っていたのかもしれない。お酒にも、自分たちの甘い感情にも、今から始まる夜にも。

 いつの間にか抜けていた森の果てで巡り合えた彼と、これから迎える夜の甘さを想いながら俺は部屋の鍵を開けた。

<終。>



アキとユズの些細な喧嘩にもならない、ユズのやきもちの話でした。

この話には続きがあり、18禁な内容になりますのでムーンライトノベルスの方に投稿しています。

よろしければそちらもお読みいただけると嬉しいです。


アキとユズの話はまだまだ続きます。

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