表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/10

第9話 転生王子の社交界デビュー①

時間がある時に読んでくださったら嬉しいですo(≧o≦)o

今回は2200字少し手前って所で少し長めです。


みなさん、今日は何の日でしょう?


ーーーーシーンーーーー


え、わかんない?


今日は俺、ライアン=ジェームズ=ロージェントの10歳の誕生日です!


10歳の誕生日で社交界デビューをするのが決まりで、さらに一応第一王子だから国をあげてのイベントって規模なんだよなぁ。


いやぁ〜、本当によく俺10歳まで生きていられたよ。


暗殺とかじゃなくて、あの鬼畜な家庭教師陣に殺されるところだったよ。


まあ、勿論暗殺者もいたけど、あの鬼畜達と比べたらとても優しいものだと思う。


∇ ∇ ∇ 


次期騎士団長のアランとの訓練とか何回死にかけたことか...。


最初の剣術の授業とか体力をつけるためという事で、王宮の中で魔物に追いかけられるという貴重な体験をさせてもらったよ。


『ぜ、絶対死ぬわ!む、無理ィィィィィィィーー』


と王子が絶叫していてもいい笑顔で、『大丈夫です、魔術師も医術師もいますし、人間って結構頑丈ですから。この魔物だったら例え捕まったとしても精々片腕がなくなるくらいです。それも全て魔術で元通りになるのだから何の心配もいりません。』と言ってきた。


人間、危機が迫っている方が全力で取り組むし、死ぬ気で逃げるっていうのは分かったけどさぁ王子の対する扱いじゃなくない?


さらにアランは宰相と違って素で言っているというか、本当にこれが一番って感じで真剣な顔で言ってくるからたちが悪い。


その事についてアランに嫌味を言ってみたが全く嫌味だとは気づかず真面目に答えてくるものだから逆にこっちに罪悪感がわいてくる。


宰相の授業はご察しの通り『THE・鬼畜』でした。


最初の授業は何冊もの分厚い本を机におかれ、『その程度の事は基本知識ですので明日からの私の授業を受けるまでに全て暗記しておいてください。テストもやりますからね。』と言われた。


前世での大学受験よりヤバかった。


ゾル、ゲノとの暗殺術、薬草学、毒耐性の授業は精神的にも肉体的にもきつかった。


多分まともな人間だったら耐えられなかっただろう。


前世、両親の離婚や父からのDV、父の自殺、自分が刺されて死ぬ...など色々と波乱に満ちた人生だったお陰でどこか性格が歪んでいたのだろう。


そのお陰で乗り越えられた。


特に幻術の授業はヤバかった。


精神干渉という魔術があってそれはよく拷問とかにも使われるもので、実際には殴られていなくても殴られたように感じたりする。


そしてその幻術がかかっている最中はその世界は現実だと思いこんでしまう。


だからその魔術をかけられたとしても跳ね除けられるよう、また、万が一かかったとしても何回も見た光景だったらそう驚く事はないからということであらゆる状況を想定した幻術をかけられた。


自分が実際に死ぬことを体験するのはきつかった。


メイド長とのマナーの授業はスパルタだった。


挨拶やテーブルマナー、ダンス、姿勢、表情...完璧にできるまで何回も何回も永遠にやらされる。


メイド長からの合格をもらうのはとても大変だった。


王族らしいオーラや威厳はなんか俺には元々備わっているらしいから良かった。


だって『オーラをだせ』とか『威厳をだせ』と言われてもそもそも出し方とか知らないしわかんねぇーわって感じだし


よく抜き打ちでチェックをしてきて、不合格だったらまたスパルタ指導があるから普段から注意していたら自然とその状態が普通になっていって今となっては完璧だ。


魔術の授業と医術の授業はは一番安心できた授業だった。


死にかけることも2、3回くらいだったし魔術の方はたまに上からファイヤーボールが降ってくるくらいだから。


>>いや、2、3回死にかけてんだし安心じゃないだろ...


>>頭上から火のたま落ちてきてんだよ?!


うん、改めて聞くと結構やばそうだな


...自分の感覚がどれだけ麻痺してるかなんとなく感じるよ


まあでも、覚えることは大量だったけど死ぬわけではないし、課題が多い時は一日中寝るのと食事以外は課題の本を読んでいればなんとかなった





今あらためて思うが、唯一の救いは転生先のこの体は物凄くハイスペックだったことだろう


大抵の本は一度読んだら覚えられるし、魔力も強く、剣術も才能がある。


ほんと、この体じゃなかったら絶対に死んでた。



え?


シオン君はどうしたって?


俺が授業を受けているときも死にかけている時もずーっと隅にたっていたよ。


見ているのなら助けろよって何度思ったことか...




∇ ∇ ∇



そして今メイド達に絶賛着飾られ中である


かれこれ2時間くらい。


女の子は朝から準備するらしい...本当に男でよかったわ


自分で言うのもあれだが、銀髪金眼のイケメンである俺は何を着ても似合うだろう。


メイド長は白に金での刺繍で宝石が物凄くついたいかにも王子様的でド派手な奴を着せたがったが流石に恥ずかしいので遠慮させてもらった。


それで洋服は結局濃紺に銀の刺繍、そして細かい宝石が襟元や袖口に散りばめられているものにした。


イケメンはやっぱ何を着ても似合うなぁー


よし、パーティーでは女の子達に囲まれてムフフ...っじゃなくて今後の俺の人生を左右するかもしれない日だから全力で挑もう。




下にある☆をポチッと押して頂けると作者はとても喜びます。

感想、ブックマーク、評価、もらえるととても嬉しいです。

感想は全て返信させてもらいますヽ(=´▽`=)ノ

少しでも気になった方はよろしくおねがいします!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 子供の頃は、書くのが難しいから飛ばす判断はいいと思います。 [気になる点] フォートナイトしてたの!? [一言] これからも、楽しみにしてます。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ