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(第2話)プロローグ②

時間がある時に読んでくださったら嬉しいですo(≧o≦)o

『グサッ』


その音とともにお腹に激痛が走り混雑している道の真ん中に膝をつく

周りの人は邪魔そうにしてこっちを見た途端顔色を変えて駆け寄ってくる


ハアッ ハアッ ハアッ


息が上手く吸えない。


痛い 痛い 痛い 


口の中から血が溢れ出てきた。


血の鉄臭い味が口内に広がる。




激痛で息もまともに吸えないのに何故か頭は働き走馬灯の様に色々な事を思い出す。




小学生の時家族全員で祝った自分の誕生日のこと


中学生になって父さんと母さんが絶えず喧嘩をし母さんが出ていったこと


親友の優とフザケて橋でバンジージャンプをやろうとしてめちゃくちゃ怒られたこと


高校になる頃には父さんは酒に溺れ暴力を振るう様になったこと


優とゲーセンのクレーンゲームで最新型のPCをとったこと


父さんが俺を見て母さんの名前を呟き体を触ってくるようになったこと


優と受験勉強を頑張ったこと


父さんが首をつって自殺していたこと


大学に合格したこと


父さんの葬式で会った母さんが変わりはてていたこと


大学を卒業したこと


母さんが金を毎日のように要求してくること


優と海外旅行に行ったこと


入社したのがブラック企業だったこと


優が結婚したこと


母さんが失踪したこと


優の伝手でホワイト企業に再就職できたこと





今思えば色々なことがあったなぁ


俺って死ぬのかなぁ


激痛もどんどん増していき苦しい


何分たったのだろう


数分、いや数秒しか経ってないかもしれないが自分にはその数秒が永遠の何時間の様に感じた



痛い 痛い 痛い 痛い


苦しい 苦しい 苦しい 苦しい



そして目を閉じた



∇ ∇ ∇


水野博は32歳という若さでその一生を終えた




・・・そう、終えたはずだったのに!



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