【登場人物紹介】
登場人物が多いのでご参考までに。作中用語も載せました。
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《これだけ覚えれば大丈夫! 作中用語》
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【動物人権法】
金で動物に人権を与えられる。
【動物騎士団】
動物愛護団体から救助隊になった組織だよ! 行き場の無い動物を保護し育てて人の為に役立てるよ!! 騎士団の動物は、人権が得られないよ。そんな動物たちを守るため、彼らの武器として頑張るのが“動物騎士”だよ!
(海版のお仲間に“海洋騎士団”があるよ)
【猟騎師団】
猟兵の集まりだよ。狼を巡り騎士団と良く対立するよ!!
人と自然の調和のため、増えすぎた野生動物を狩ったり、動物の駆除を行うよ。
“猟騎師”の大半は再導入された狼に家族を殺された者達で、狼狩りを行っているよ。
(海版のお仲間に“漁騎師団”があるよ)
【兄弟団】
動物大好きな大富豪達の組織だよ。金に物を言わせて世界を好き勝手に動かすよ。
“動物人権法”を作らせて、お金でペットに人権を買える世の中にしてしまったよ!
人権を買えない家のペットや、仕事上の理由で人権を得て離らない使役動物は……普通に動物なので殺されても器物損害でお終いです。
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《絵の清書はその内します 登場人物》
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【犬騎士】ロラン・ダール
動物騎士団ブレーメン支部の見習い騎士。主人公。
(犬に犬扱いしてもらうため、動く犬耳帽子を装備)
黒髪に目の色は琥珀色。金眼の獣目であることから狼に仲間として認められ育つ。
ありとあらゆる動物に格下に見られる主人公。訳あって、狼に育てられたため、犬と会話を行える。
自分自身がリーダーにはなれないが、パートナーを群れの長とすることで、その動物が持つ群れや部下を守る力を引き出せる。自分自身が危険に飛び込み、囮になることが主な任務。ブランデンブルグ州南東部の森で発見される。
【パートナー】ローランド
犬種はリトルニューファンドランド。小さくてもふもふ。
2080年代に新たに認められた犬種。
泳ぎを得意とする海難救助犬を、小型化した犬種。小さくなったことで、狭い場所でも物資を届けることが可能。
自分がリーダーとしてロランのことは下に見ているが、守らなければとも思っている。
【犬騎士】クレール・オート
ロランの相棒として組まされた少年。主人公。
どんな犬も従えさせられる天才。犬に対するリーダー能力に長けている。
(犬騎士なので髪の毛を尻尾のように出している。感情で動くよ)
父親は動物学者兼、新種作りに勤しむブリーダーだった。訳あって親元を離れ、犬騎士に。何故か風邪を引きやすい。
人として扱うべきか犬として接するべきか解らないロランの存在に悩まされている。
【パートナー】オリヴィエ
グレート・スタンダードプードル。大きくてもふもふ。泳ぎも上手い。
2110年代に新たに認められた犬種。グレート・デーンとスタンダードプードルによる新種。超大型犬。主人に忠実、水陸どちらでも働けるのが強み。その点から護衛犬として期待されている。
【猟騎師】ロジェス・ガルテン
獲物に気取られずに仕留める凄腕の猟兵少年。《無音の魔女》と呼ばれ恐れられている。
ブランデンブルグ州でロランと因縁がある。主人公達のライバル。
家族を狼に殺された事から狼を嫌い、ロランの母親(狼)を撃ち殺している。表面上は穏やかだが、生まれ持った殺害衝動を抑えるために狩りをしている危険人物。
狩りには犬鷲を連れている。
【猟犬】スキュラ
絶滅犬種の復元種。クレールの父が作り出した。
猟騎師にとって猟犬は道具であるため愛着を持たないよう、一頭一頭に名前は無い。
【猟兵】スティラ・ヴィント
自然を愛する新米の猟兵少女。狼に襲われていた自分を救ってくれたロジェスに憧れていた。猟兵になった後に彼の裏の顔を知り……彼の存在が人生最大の悩み。狩りには隼を連れている。
【ヒロイン】アルチナ・エッセ
上流階級の幼き令嬢。愛犬家。旅行中にロラン達と出会う。我が儘シスコンお嬢様。ロリ枠。
全ての犬を、人間にする(貧しい犬にも動物人権を与えること)のが夢。姉アルミダの結婚(婚約者:オロンド)を妨害しようと船旅に行く。
【パートナー】アンジェリカ
犬種はキングチワワ。かつて人気の犬種を大型化した新犬種。大きなぬいぐるみのように愛らしいが、喧嘩っ早い。アルチナの姉以外の命令を聞かない。金の力で人権を得ている人犬。
【侍女】トリヴィア・ロード
アルチナに仕える謎の多い侍女。アルチナ以外に命を救われた事で彼女に忠誠を誓う。他の人間にはあまり興味が無い?
【ブレーメン支部隊長】リナルナ・ベルタ
動物騎士団ブレーメン支部隊長。
人間の都合で処分されそうな動物を、救助アニマルとして保護している女性。引き取った動物は、パートナーの元で教育される。人格に問題のあr……個性豊かな隊員達をまとめ見守る。変装の名人。アルミダとの間に確執がある。
【ブレーメン支部副隊長】マリアジ
老人のような口調と態度の副隊長。リナルナを補助し支える怪しげな女性。魔法使いのように何でも出来るが、面倒な依頼を持ってくるのでクレールにはあまりよく思われていない。
【貴族令嬢】アルミダ・エッセ
兄弟団引き入るエッセ家の長女。アルチナの実姉。アンジェリカの元飼い主である盲目の女性。オロンドとは婚約をしている。
他に好きな人がいるようだが……? 過去のとある事件で盲導犬を亡くしている。“動物人権法”を作り出した張本人。
【新興貴族】オロンド・エルガー
エルガー社の社長にしてアルミダの婚約者。大の犬嫌いで有り、犬好きの婚約者である彼女に対しては冷たい態度を取る。
【動物騎士団団長】キャロル・デア・グローセ
ベルリン本部の長。元は猫騎士。
ロランとクレールを組ませた張本人。
動物騎士団の設立者カルルの孫娘。普段は優秀な団長だが、猫がらみの事件に対してはポンコツになる(今作は犬事件なのでまともです。続編にご期待下さい)。
【天才動物学者】フォンセ・オート
クレールの父親。数多の功績と罪業を持つ。現在は服役中。
【猟騎師団団長】ドン・ド・マイヤー
猟騎師団の団長。ロジェスの腕を買っていて、彼に様々な指令を下す。