表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/69

マルコ・ジーブの正体

御待たせしました。

マルコさんはヒロインが『革命』イベントでウィリント王国から追われたところ保護し拠点を提供してくれる人だ。所謂お助けキャラ。


守ってくれて、ヒントやこれからやる事を誘導する人で決して敵ではないけど…。この人の誘導で女王になるのである意味黒幕という訳。


マルコさんはヒロインの父親の元執事で国を出た後もずっと付いて来た忠誠心が高い人だ。

だけど自分が付いてない時に命を落とし、ずっと犯人を探しヒロインを陰ながら見守っていたと言う話がファインルートにある。


ヒロインはウィリント王国の正当な王位後継者だと教え導いたのも、両親を殺したのはウィリント国王だと教え、仇を討とう!と言ったのもこの人。


だけど私は女王になんてなりたくない!この人の情報に踊らされるのは危険だ!


私は背中で冷や汗を感じつつ挨拶を返す。

「始めましてマルコ様、私はメルディと申します。ベッドの中からすみません。」

「はっは、『様』だなんて畏まらなくて大丈夫ですよ。」


「ふふ、ではマルコさんと呼ばせてください。流石に呼び捨てはちょっと…」

「そうですな、呼びやすい方で良いですよ。

メルディさん…大きくなられましたなぁ。」


さっきの『お久しぶり』をスルーしてたら向こうからきた。これは乗らないと怪しまれるなぁ。


「お久しぶりとは?」

「私は貴女のお父上と昔から親しくさせて頂いていたのですよ。貴女のお父上はとても美しく頭脳明晰で人望があり人を導く決断力もある素晴らしい方でした。


ご結婚された時も貴女様がお産まれになった時も一番に御祝いを持って駆けつけたものです。

とても…お懐かしい。」


優しく微笑む姿はまるで初孫を相対したお爺ちゃん。めっちゃヒロイン父大好きじゃん。


「そうなんですか…。ごめんなさい、私何も覚えてなくて…お兄ちゃんは知ってる?」

「ああ、知ってたぞ。」

「私もファイン殿から記憶を失ったことを聞いております。

何、記憶とは時間と共に解決されます。大丈夫ですよ。良かったら私がどんな事でも教えましょう。」


ファインは前から知ってたんだ。そういえばゲーム上でもマルコさんの事疑って無かったな。

これは口裏合わせてますねぇ。


「あと…タイミングが掴めなくて、メルディに渡しそびれてた物があるんだ。」


考えてる間にファインがポケットから小さい何かを取り出すと私の手を上向きにしてそっと置いた。


指輪?おいちょ!この指輪って今渡されんの?!

聖銀(ミスリル)で出来た透し彫りの指輪。

透し彫りの部分は獅子と月が描かれており、獅子目には紺色の宝石がはめてあった。


獅子と月の意匠はウィリント王国の元象徴であり国王を指したものでもあった。だけど今は現王が獅子と太陽に変えてたはず。

そしてヒロインは知らず持っていた『両親のお守りの指輪』で元皇太子であった父の娘であるのがバレるというベタベタなストーリーが発生する。


「こ、こ、こここれは?」

そういえば、なんでファインが持ってるの?

ファインもしかしてヒロイン父が隣国の元皇太子なの知ってたの?

「これは焼けた屋敷跡で見つけた物なんだ。

屋敷跡でマルコさんに会ってな、隠し場所に保管されていたんだ。


マルコさんに指輪をメルディに引き継いで欲しいと渡されていたんだけど…渡すタイミングを図ってて今まで俺が持ってた…ごめんな。」


「ううん、お兄ちゃんが謝ることじゃないよ。」

そっか、ファインはあの後屋敷に行ってたんだ。

知らないうちに色々してくれてたんだな。

謝るのはこっちの方だよね、ヒロインの家事情にめちゃくちゃ巻き込んでるし。


「それでな、ここからとても大事な話しがある。メルディの将来に関わることだからメルディに選んで欲しい。」


真剣な顔でファインは背筋を伸ばす。

膝の上に私の食べ終えたお盆と器があるのが微妙にシリアスを壊している。ごめんね!


私はファインを見返す。

「一つ目、俺としてはお前にもう危険な目に会って欲しくない。これはマルコさんからも提案してもらえたことなんだけど隣国ウィリントに移り住む提案だ。


マルコさんは元々ウィリント王国の人で住む場所のツテを紹介してもらえた。


二つ目、この屋敷に住む提案ももらっている。

警備はしっかりしているしいい暮らしが出来るしマルコさんが養子に引き取っても良いとも言っている。

因みに養子に引き取るのはお前だけ…俺は成人したから。その場合俺は護衛に雇ってもらえる予定だ。


三つ目はシスターからだ。教会と孤児院が燃えた上に水浸しだからエルビンス男爵に賠償して貰うようだ、教会ができる間男爵の屋敷に住むことにしたらしい…。俺は正直反対だ。シスターの近くに居たらまたメルディを危険に晒される。

それに俺は今回の事、納得した訳でもシスターを許した訳じゃない!

そもそもシスターがアイツを必要以上に煽らなければこんな騒ぎにならなかったんだ!

どうしたい?メルディ…。

俺はどんな選択肢でもお前に付いていくから!」


めちゃくちゃ怒ってるね。『アイツ』って事は襲って来た人たち知ってる人だったんだ?

それで何でエルビンス男爵が賠償するんだろ…。関係者だったとか?


まぁ、つまり三つ目は大反対って事でいいのかな?よく状況解らないけど。

それなら提案しなきゃいいのにね。


静かにマルコさんの後ろに控えているシスターを見るといつもの笑みでニコっと返された。


ファインはこう言うけど、私…何があってああなったかよく判ってないんだよね。

リュートの言葉を信じるならエルビンス男爵が私を引き取りたいと言ってたのをいつも断ってくれてたくらい?

選べと言われてもな…、多分ヒロインを考えるとウィリントに居た理由が1の選択をしたって事で良いのかな?そしたら1は無いな。


2はこのままマルコさんのお世話になるってことだよね…女王教育されそう…。無いな。


3は…というかエルビンス男爵ってあの幼児趣味の人だよね…大丈夫なの?シスターと一緒だけど、うーん…。全部危なくない?

何処選んでもアレな気がする…情報が欲しい、最善の未来はどれだ!保留!

最近PCがたびたびフリーズしてひやひやしてます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ