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解除

23、24話の「森」の部分を「雑木林」に変更しました。

そこまで深くないと思っていただけたらと思います。

「えーと、これやったの私?」本当に?マジで?

「そうだよ。

どうする?周りに人居ないけど、人来たらビックリするよ?」


肯定は私にだけど後半はリュートがファインに呆れながら聞く。すみません。

「うーん、最初は上手くいってたんだけど、惜しかったな!今度は恩恵使ってる時は静かに焦らずにな。後は目を閉めない方が良いぞ、癖になって目を閉じてないと使えなくなったら困るだろ?」


慰めるよう頭を撫でながら指導するファインにちょっと涙腺が緩くなる。

「ごめんなさい、気をつけるね。」


しゅんっとする私に優しい眼差しを向けるファインは相変わらず眩しい。精進します。

「あと解除の仕方は後にするとして、さっき獲物捕まえたって言ってたか?」

「え?あ、うん。捕まえた…気がする」


よかった〜解除できるんだ、…かなり焦った。

正直、未だに魔法はお伽話とかゲームとか漫画の創作の憧れしかない。

まさか自分が目を閉じてる間に自分が原因で景色が様変わりしている様は肝が冷えた。

どうも現実感が乏しい気がする。


しかし、何となく感覚的に『掴んだ!』って思ったから確証はないんだけど、どうなってんだろ…自意識過剰だったら恥ずかしい。

「じゃあ、サーチの成果を見に行くか、皆荷物を持っていくぞー」

「はーい」

「わかった」


ファインと双子が荷物を持って準備をし始め私はただポカーンと見ている。

「メルディ、獲物はこの先で良いのか?」

ファインが荷物を背負って氷の導火線を指さす、私はハッとして肯定した。


「た、たぶんそうだと思う!」

「曖昧だね」

「だって何となくなんだもん!この先の気がする程度なんだもん!」


本当に感覚的にこっちかな程度だ。

氷の導火線が走ってなかったら確信なんて無さそう。


「まぁまぁ行ってみれば判るから、さっと」

ファインは表面が氷で覆われた植物を剣で薙ぐ。

そこまで強くなかったみたいで簡単に氷が砕け植物があらわになった。

正直、液体窒素に漬けた植物みたいにならなくて良かった。凶悪すぎる。



氷の導火線を追ってほんの2、3分したらフゴフゴと豚が鼻を鳴らすような音が聞こえた。

鼻息が荒く時々キーキーと悲鳴みたいに鳴いている。

「お?いたか…ボアだ。」

ファインは獲物を確認すると嬉しそうに手を私達の前に出してそのまま見てるように指示をだす。


ボアと呼ばれた大きい猪に似た生き物は恐らくモンスターの部類なのだろう。

発達した鋭い牙とおでこの部分が剥げてて河童の皿みたいになってる。

現在私のせいでボアの前足と後ろ足が氷でくっついて動けない。一生懸命体を揺らして外そうとしてるけど、外れる気配はなかった。


さっきの悲鳴のような鳴き声はこれが原因だったようだ。


現在はファインがボアの前に現れた瞬間こめかみを剣の柄で横殴りすると、前後ろ足が凍ってるせいで変な体制のまま前屈みに倒れ気絶したようだった。

…一発…どんだけの力を込めたら一発で倒れるのか、強い…

私は呆然と見てたけど、リュートとリンダは当然のようでリンダは嬉しそうにボアに近付いて見ていた。


「よし、これ持ち帰るか。

メルディ、いいモノ捕らえてくれたな!おかげで楽に捕まえられた。」


呆然としてる私にファインがもう大丈夫だと手招きされ近づくと、頭をくしゃくしゃに撫でられる。

「で、後の問題は氷を解除しような。

まずはこいつの足を解除してくれ、解除と言っても恩恵の魔力を霧散させると解除になる。


見てろ。」


ファインが片手で人差し指を引く寄せるようにクイッと上げると、何もない地面から土の長細い板のような平たい岩が生えてきた。

高さは足の膝までの高さだ。

感心したように見てると「これが解除」と軽くファインが言ったあと、土塊になって崩れた。

なんとなくイメージ湧きそうな…。


「リュートは?リュートはどうしてるの?」

「僕?僕は動かすしか出来ないから集中が切れると解除になる。」

「壁が作れないってこと?」固定が出来ないと考えていいだろうか?

「そうだね、僕はファインが出すみたいな壁を作ることが出来ない。

水を集めて水の球はできても君みたいに氷には出来ないし、その大量の水も自分の手にあるうちに集中が切れると霧になって霧散するんだ。

消えないのは恩恵を行使したあとだけだね。」


同じ恩恵にも色々あるんだな。


でも、つまりどうすればいいんだろう…。

ファインは軽く言うけど、こう私の目には土が盛り上がって崩れたとしか解らないのですが…。


とりあえずボアの足元の氷を見る。魔力的な何かが見えるかも。

どうも私の恩恵はリュートと違って固定されるタイプみたい。こう…コンセントを抜く、みたいな恩恵を引き抜く感じでいいのだろうか?

ゲームの画面を思い出す、氷魔法の高度魔法で『ゼロ・フロー』という単体大ダメージの氷で全身凍らせる魔法があった。

その技は拘束で氷で凍らせたあとすぐに氷が弾けるエフェクトなのだけどアレが解除か?


意を決してボアの足元の氷を睨んで握りこぶしを作る。


よし、弾けろ!!!!


ギュッと拳を握り力んで心の中で唱えると、パーンとボアの足元の氷が弾け飛んだ。


お知らせです。

ビルダー2をやり込んでしまいストックが切れたのと、明日から県外&実家に帰って載せる暇が無いので1月3日までお休みしたいと思います。

楽しみにしてくれてる方がいらっしゃったら申し訳ありません!


1月4日からまた毎日載せられるように頑張りますので、まこと勝手ながらお待ち下さい。


皆様の来年も良い年になるよう願ってます。

ではでは!

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