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エピソード1

ストーカー。

この言葉が初めて日本に認識されたのは1997年ぐらいだと思います。

この頃から各地上テレビで『ストーカー』を題材にしたドラマが放映されたりして、今ではこの単語を知らない人はどこにもいないでしょう。


しかし、ストーカーと言う言葉が存在すらしなかった1997以前の日本。

ストーカー自体存在しなかったのでしょうか?

いや。

いない訳ないですよね!

いつの時代もストーカーは存在していたのです。

そう、私は間違いなくストーカーでした!

その頃高校生だった私は自分が好きな人に対してしている事は、ただただ自分の想いが重いだけだと、思っていました。

自分の行き過ぎる行動を見ても、『うん、そこまで人の事好きになれてすごい!』などとさえ思っていました。

当時私は高校二年生。

ある登校時一つ年下の彼に一目惚れしてしまったのです。

彼の外見はまさに完璧な自分の理想そのもので…。

7つ玉を集めて願いを叶えるあるアニメがあるでしょう?

あのアニメに出てくる未来からやってきて主人公にこの世界の危機を伝える少年の風貌そっくりで、一目で恋に落ちました。

まぁ、そんな軽い感じで好きになったものの、元から恋愛気質の自分は生れつきストーカー要素があったのでしょう。

その日から猛烈アタック!

…と言う事は無いものの、毎朝彼と同じ時間の電車の同じ車両、帰りも同じ時間の同じ車両。

ん?ここまではストーカーと言う部類に分類される事は無いですよね?

どこからかストーカーでどこからか普通の恋なのか?

そして、冒頭にも書いた通りストーカーと言う概念が無かったこの時代。

そんな言葉に惑わされず自分の想いに忠実な中でのエピソード。


ストーカー行為まずその1。

軍手窃盗事件。

ある冬の事です。

私と彼は同じ駐輪場を利用していました。

偶然私の自転車の近くに彼の自転車が止まっており、私より少し遅く来る彼を一目見たくてその日も待っていました。

いつも通り一足遅く来た彼は自分がしていた軍手を無造作に自転車のカゴに入れて駅へ向かって行きました。

それはそうです。

まさか軍手が盗まれるなんて思う訳が無いのですから。

ここまで見送るのはいつもの私。

ですが、その日の私はカゴに入っていた彼の軍手をそのまま自分の鞄に突っ込んでしまったのです!

そんな物盗んで一体どうするんだ?

そんな事全く考えていません。

ただ彼の物が欲しかったのでしょう。

翌日。

いつも通り駐輪場に着いた彼はまず軍手をカゴに入れようとして、はっと何かを思い出しキョロキョロと辺りを見回してからどこにしまおうかと隠し場所を探してる彼がいました。

目の前に犯人がいるとも気付かないでそんな事をする彼を見て。

はっ!何て可愛いのだろう!

と逆に萌え萌えしている犯人⬅️きっと地獄行きですね!


こんな風に他にも彼に対してのストーカー行為?を綴って行こうと思います。

その一つ一つが白なのか黒なのかは各人で考えてくださいwww


一人の人を好きで好きで想うこと。

それは確かに素晴らしい事です。

好きと言う気持ちは人それぞれなので、ただその人の姿が見えれば、ただのその人と話ができればそれだけで良かった作者の恋愛の結末は?


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