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白の間①

「知らない…


…白?」


目覚め、とある所で有名なあの台詞を言おうとしたのだが、上下左右関係なく真っ白な視界にビックリして言えなかった。

寝ていた体を起こす。床が見えないのに手の平が体重を支えているのが解る。

なんだ、これは…。


「おぉぉ、起きよった!!!!」


「!」


叫ばれて気付いた。

自分を指差す幼女に…瞬きもしていないのに、突然現れた。


「うむ、うむ!久しい客じゃ、もてなすぞ、何でも望みをいうがよい!!!!」


何がそんなに嬉しいのか、まるで子供が欲しかった誕生日プレゼントを貰ったかのように頬を赤くして笑う。満面の笑みだ。

「え…と?」

「何じゃ何じゃ、なんでも言うがよい。妾は寛大じゃ」

「えっとじゃぁ…どこの子?」


むしろここどこ。


幼女は腕を組み、ふんぞり返った。


「妾はどこの子どもでもない!

唯一無二にして全てと繋がる者


――神じゃ!!!!」



むふー。

どや顔幼女の鼻息が呆ける少年の前髪を揺らした。



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