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Eternal memory~永遠の記憶  作者: アンソニィ
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 永遠の約束





ユーキが目覚めて二週間。


記憶を一生懸命取り戻そうとするユーキに看護士達は暖かい目で見ていた。


しかし

ユーナはまだ目が覚めなかった。

息や、心臓は動いている。怪我を負ったのは目と足。

目は完全回復すれば見えるようになると医者は言っていた。


ユーキは毎日のようにユーナの病室に行っていた。



「ユーナ……外でお花を摘んだんだよ」


ユーキは持っていた花を花瓶に入れた。


「早く……目、覚ませよ」



ユーキはユーナの頬を優しく撫でて、病室を出ようとした。



すると


ガラ―


「まあ……ユーナちゃん、また寝たフリしたのね」


一人の看護士さんが入ってきた。


「え?」



ユーキはハッとユーナの顔を見た。


微かに笑っていた。いや、笑いをこらえている。



「ふっ……ふふ」



ユーキは唖然とした。



「ユーキ君……」

「ユーナ……」



ユーキの瞳に涙が浮かんだ。


聞きたかった声、見たかった笑顔。



「ユーナ……俺、もうユーナを危険な目にあわせない! 絶対に守るから」



小さなユーナの体を優しく、強く抱きしめた。




「うん……約束だよ」







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