登場人物紹介(ネタバレ有り)
俺ことエンリク・ロックワード(22)←(17)
病弱の割に背の高いブルネットの青年。平民階級。
シモンに対する感情が初めてのものが多すぎて友情をうまく認識できなかった。最後の別れで連れていかなかったが、最初の別れで振り向いてくれなかったしお相子だなと思っている。
シモンをボンボン扱いするが、両親の財力は彼の家の方が多い。
一年でリハビリを行い、島の外に飛び出して探偵助手に収まった剛の者。合流後は二人で各地の事件を解決していた。
世話を焼かれる境遇だったが、焼く方が好き。快いと思ったものに対しリミッターが外れるのは両親譲り。
私ことシモン・グリフィス(22)←(17)
この後遅い成長期を迎えることになる金髪の青年。貴族階級。
エンリクに友情を感じていたし、最初の別れで振り返らなかったのは名残惜しかったから。
苦労を苦労と感じない気質もあって、ボンボン扱いされがちだが意外と苦労人。
職業は探偵。貴族や資産家の家で起きたお家事情に纏わる醜聞、事件を主に解決している。エンリクがいなくなった後は一人で各地の事件を解決して回ることになる。
世話を焼かれるのが好きなのは幼少期に顧みられなかった時期があったため。
好物だったマシュマロ入りのココアはもう作る人がいない。
嘘つきの友人を持ってしまったため心中の約束も島での再会も果たされなかった。
世界観
産業革命期に科学、魔術問わず様々な技術が花開き魔境と化しているイメージ。
ありとあらゆる分野でブレイクスルーが日々起きていること、貴族・資産家などの一部が技術者を抱き込み技術を独占していることなどが重なり、画一的な技術がなく公共インフラは蒸気機関を主軸に整備されている。