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ディフェレンター  作者: 論です
2章 キマイラ編
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SS 頭が悪い

副生徒長 アスエ・カルリ視点で見るヒュウガ・サキリ。

(ヒュウガ・サキリ)は、頭が悪い。


成績は常に上位。冷静で情報処理も早く、判断力も高い。優秀そのものだろう。学園二位と言われるだけはあると思う。

けれどやっぱり、彼は頭が悪い。


事情があることは知っている。それを話せない理由も。そのせいで、彼はよく遠回りをする。

正しい道や近道を知っていても、周りを使えばもっと楽になることをわかっていても、彼は決して、それを選ばない。

遠回りして、傷付いて、損する道ばかりを、彼は選ぶ。


「もう少し、周りに頼ればいいのに......」


生徒長やその秘書だっている。私は......頼る訳にはいかないでしょうけど、相手はいくらでもいるのに。彼は頼らない。一人で背負い込む。

こういう時「可哀想」とでも思うのが普通なのだろうか、「愚か」や「哀れ」は違うと思う。どちらにせよ、私にはその感情はわからない。

もしかしたら、私にとっての彼はそれが当たり前になってるからかもしれない。

他の誰かに対してなら「可哀想」と思うのだろうか。いや、それこそ、関係ない事だ。


「もう少し、楽すればいいのに......」


彼の道は損ばかり。

でも、彼が損をしている時、他の誰かが、少し楽に前に進んでいる。

彼は、自分がその道を歩まないことで、正しい道を示している。


自己犠牲? いえ、そういう柄じゃないでしょう。強いて言うなら、先輩面でしょうか。似合いませんし伝わりませんけど。


「もう少し、自分のために生きればいいのに......」


それを出来ない彼も、そんな彼に頼る私も。


本当に、頭が悪い。

もう少し長くしても良かったけど、あんまり長く書いて本編手付けらんなかったら本末転倒だし、アスエさん本人もあまり長くは語らないタイプなので。

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