66話 アルトの疑問
最近バイトばっかで忙しい。更新遅れる。
私がカザミと食事をとっていると珍しい客がやってきました。
「おやアルト、どうしたんですか?ミアは一緒じゃないんですか?」
「それ俺に言うのか?むしろお前らの方が一緒のこと多いだろ」
「私達は保護者的立場なので、ほら、親は子を見守るものでしょう?」
「この世で一番見守られたくない親だな」
アルトが呆れた様子で言います。失礼ですね。でも私は心が広いので許します。
「まあいいです。今日は何用で?」
「ちょっとロレイのことで話を聞きたくて」
「ぶっ飛ばしますよ?」
前言撤回。許しません。
「まあまあアキハ落ち着いて。それより、アルトから珍しい人物の名前が上がったことを気にすべきじゃない?」
カザミが私を鎮めるように諭します。
確かに、言われてみればロレイとアルトは面識がなかったはず...
「なんでまたロレイなんで珍妙な名前が出てきたんですか?」
「珍妙って...前回の依頼で死徒になったロレイと遭遇してな。まあそれ以前にユスケからミアの機嫌悪い理由が元パートナーの件だろうからって言われて...」
「ロレイ死徒になったんですか...そうですか、それなら納得です」
あまり聞きたくなかった話に少し後悔し、それを流すように水を飲みます。
「で、何が聞きたいんですか?いえ、逆にどこまで知ってるんですか?」
私は話を戻すようにアルトに聞きます。
「一応ミアが絶殺って呼ばれた理由とロレイが殺された件は聞いた」
「ほとんど聞いてるじゃないですか」
「俺が聞きたいのはミアとロレイがどんな感じだったのかとロレイの目的だ」
「はぁ...あまりミアの傷つくことは話したくないんですけどね...」
私は深い溜息を着きながら言います。
「まあいいです今回は特別に話してあげますよ」
「ほんとか!ありがとう!」
「今度、私のお願い聞いてくださいね」
「...俺に出来ることなら...」
「交渉成立ですね!」
意外とチョロいアルトに私は可愛い可愛い笑顔を向けた。
「悪魔かよ...」
誰が悪魔じゃ。
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「ではまず、ミアとロレイがどんな感じだったかですね。そうですね...一言で言えばこの学園で一番強くて、合わない二人でしたね」
「一番強くて...合わない?」
アルトがどういうことだ?とでも言いたげな顔で首を傾げます。
これだからバカは...
「あの二人は間違いなく当時の学園では一番のパートナーでした。ですがミアは今ほど人と接しようとしませんでした。ロレイは必死にコミュニケーション取ろうとしてましたけど...悉く無視されてましたね!」
「なんで少し嬉しそうなんだよ」
「別にそんなことありませんよー」
本当はものすごく嬉しかったですけど!
「アキハ、顔に出てるわよ...」
カザミが余計なことを言ってるような気がしますが無視します。
「とにかく、別に仲が悪いって訳じゃなかったですけど噛み合ってたってことは無かったですね」
「そうか...まあミアもロレイのことは隣人くらいとしか思ってなかったって言ってたし...そんなもんか」
「...アルトはミアのこと好きなんですか?」
「はぁ?別にそんなんじゃねぇから!」
「じゃあ嫌いなんですか?」
「いや...そういう訳じゃなくて...その、単にパートナーとして気にかけようと思っただけで...ああ、もう!お前めんどくさいなぁ!!」
アルトが顔を真っ赤にして癇癪を起こしました。
「いやぁアルトは反応が面白いのでつい」
「お前性格悪いな。知ってたけど」
いまだこちらを睨むアルトを他所に私は話を続けます。
「とまぁ、ミアとロレイに関してはこんなところです。アルトがそこまで気にすることじゃないないですよ」
私は一つ目の話を結論づけます。そして二つ目も。
「ロレイの目的についてははっきり言ってわかりません。そもそも学園にいた頃すら何を考えていたかよくわかりませんでしたからね」
「確かに、あいつの喋り方は胡散臭いしな。ヒュウガに似て」
「そうですねぇ...あの二人どこか似てますよね。詐欺師っぽいところとか」
「ほんと!あの二人絶対気が合いそうだよな!」
妙なところで意気投合したところでアルトが何か思い出したように「今日はありがとな」と言って食堂を出て行きました。
今回はちょっと短いですね。それはそうと今回はアキハ視点に挑戦してみました。
仮にも女子ということで口調は丁寧に。
次回も別キャラ視点で書いていきます。




